ビデオクラス

こんにちは。
よろしくお願いします。

日常の中で、ちょこちょこ思い出す教えがあります。
それは、洋画スートラと言われる聖典の中に出てくるものになります。
なので、瞑想する際の実践法でもあるんですけれども。
否定的な想念って、心が乱された時には、肯定的な想念を作りましょう、と。 そんなプラティーパクシャ・バーヴァナと呼ばれる、肯定的な想念。
光を当ててみましょうっていうことだと思うんですよね。

物事には、暗闇と光があって、 光が当たっていれば、満月のように輝きますけれども、 光が当たってなければ何も見えない。 暗闇・ブラックなところがあります。
両方とも同じ物事、一つの出来事だったりします。
それをブラックなところを見るのでなく、 光を当てて肯定的に見てみましょうという、 日常で活かせるヨガの知恵かなぁと思っています。

実は私ですね、 子供がちっちゃかった時に、エレベーターのないところに住んでいまして、 3階に住んでたんです。
赤ちゃんも結構育ってきていて、重いし、ベビーカーもあるし、 買い物したらスーパーの袋もいくつもあるし、 3階まで上がるのが結構大変でした。
家も古くてボロボロだったので、結構苦痛だったんですよね。
大変、大変、大変…っていう思いで満たされてたんです。
3階まで上がるのが大変、荷物を持っていくのは大変、 赤ちゃんも重いしベビーカーも重いしっていう思いでいっぱいで（笑）
階段の上り下りをしてたんですけれども。
ある時4階のママとお話ししたらば、3階より4階の方が大変ですから、 大変だよねっていう、そんな言葉がけが私は出たんですけど。
驚くことに、その方はですね、「いや、全然大変じゃない」っておっしゃったんですよね。
おかげで、妊婦の時からこの4階の上り下りがあったので、 すごく足腰も丈夫になって、おかげで安産だったと。
そして、生まれた子供も、もうその子はその時3、4歳だったのかな、2、3歳だったのかな？ ちっちゃな男の子だったんですけれども、 その上り下りをするおかげで足腰も強く育って元気に育ててくれて、 むしろありがたいことがいっぱいっていうふうにおっしゃったんですよね。

結構、私の心の中では、産後のこの疲れたからだと、 疲れた心があって、日々寝不足の日々もあり、赤ちゃんのお世話に追われてて、 ボロボロな状態だったっていうのもあるんですけれども。
なんか衝撃的でした！

同じ状況、同じ境遇、むしろ私の方が楽な3階なのに、 4階の方のこの目線、この視点。
全然ヨガされる方じゃないしないんだけれども、 なんてヨガ的な方なんだろうって。 自分で気づきが起こったというか。
こんな風に物事を見る視点を変えるって言うことが、プラティーパクシャ・バーヴァナだなって。
これは、この先もずっと活かせるヨガの知恵だなって思って、 今も時に意識的になりながら、 ちょっと例えば嫌な人に出会っちゃった時に…。
あんまりないんですけれども、なんでこんな意地悪なことを言うのかなぁと思っちゃった時にとか、 何か否定的な視点で物事を見てしまった時に、 逆の視点で見てみるって言うことをあえてしてみると、 すごい細かな人だなって思ったとしても、逆で見てみればすごく正確なので、 やっぱり頼れるということにもなりますし、 なんていい加減な人なんだと思ってたとしても、 逆に言うととてもおおらかで、なんか一緒にいて楽しいなって感じられたりとか。

こんな風に物事には、暗い部分と明るい部分がありますので、 あえて暗い部分に視点を送るのっていうのではなく、 いろんなところに光を当てていけば、 人生変わっていくなという風に思っています。

ありがとうございました。