日々プラナヤーマを実践してニューヨークに暮らすことは、私の最も好きなプラクティス 1/2
ジェニファー・プティ インタビュー
ヨガに出会ったきっかけは? インストラクターになる前はなにをしていたの? どうして女性や骨盤底にフォーカスしたヨガクラスをしているの? など、12個の質問を聞いてみました。
はい、そうです。私の父、私、私の息子はニューヨークホスピタルで生まれた、3世代のニューヨーカーです。
2.ニューヨークの好きなところを教えてください。ふだん、どんなふうに過ごしていますか?
人種の多様さです。見ることやすることがたくさんあって、寝ることのない街の便利さが好きです。
私の自宅のロフトスタジオがニューヨークの中でも好きな場所で、光と安らぎに満ち、この街のエネルギッシュなバイブレーションからの避難場所です。
グランドセントラル駅は私の好きな建物であり、ハイラインはなかでも新しい好きな場所です。
アート、ミュージック、カルチャーはとても豊かでエキサイティング。このビックアップルはとてもたくさんの経験ができるところです。
香港で1年間、コンテンポラリーアートギャラリーで働きながら暮らしていたとき、毎朝仕事前に一般レベルのハイキングをしていました。そこで多くのハイキング仲間と知り合い、ハイキングのチームに加わりマックルホースという100kmのコースを歩いたことがあります。寝ずに30時間歩き続けて達成する過酷なものでした。
坂道を下る時に絶えずかかるストレスから腰を骨折していたのに気づいたのは、それから1、2年後でした。理学療法を終える頃に、私の理学療法士が痛み予防と腰のメインテナンスのためにヨガをすることを勧めました。それがきっかけでヨガを始めて、ずっと続けています。
4.ヨガでも特に、女性の生徒たちやセラピューテックヨガにフォーカスしているのはなぜでしょうか?
腰の怪我から回復し、さらに素晴らしい恩恵を得た結果、セラピューティックのツールとしてヨガを用いるようになりました。
また、自分の妊娠期間中や産後の回復にアーサナを用いました。妊娠期間中、産後の回復のためにヨガを実践したことにより、妊娠中の女性たち、そしてその他の女性の問題(骨盤底、ホルモン、不妊症、閉経前の問題、更年期障害など)にフォーカスしたくなったのです。
女性たちを教える中で、一般のヨガクラスがいかにポーズなどにフォーカスしているかが分かってきました。
骨盤や骨盤底は脊柱を支える基盤であり、脚を支え、生きるのに必要な臓器を保つ役割をしています。コアの強さと柔軟性は両方とも、健康であるために必要不可欠です。
自分の体についての知識を持てば持つほど、私たちは身体、感情、精神の面においてさらに強くなれるでしょう。ヨガで人間の体を5層(パンチャコーシャ)でみる場合、守られているという感覚の一番の基本となるものは、具現化された身体の中で心が安らかであること。このことによって、より深い層にあるヨガ、つまり便宜上に身体的実践をサポートする意識層を探求することができます。
※パンチャコーシャとは、ヨガでは生命が5つの鞘(層)で構成されているという考え方。一番外側から順に内側に向かって、目に見える肉体をさす「食物鞘」、エネルギーとつながる「生気鞘」、心や感覚をつかさどる「意思鞘」、判断や理性をつかさどる「理智鞘」、内なる喜びが存在する「歓喜鞘」となっている。
6.女性が、日常生活で大切にしてほしいと思うことはありますか?
意識を向上させる能力・・・体を癒し、強め、より深く経験するために完全に存在することのために身体をワークすること。全ての女性がセフルケアとしてヨガの呼吸をプラクティスして欲しいと願っています。
7.ジェニファーさんのヨガの流派は、アイアンガースタイルでしょうか?それとも、アヌサラヨガを含めて様々なヨガをベースにしたオリジナルでしょうか?
私が教えるヨガのスタイルは主に、クリシュナマチャリアの一派の中で唯一女性の生徒であったインドラ・デヴィの生徒であり、Liv-INg Yogaのジャスミン・リィーブから教わったものです。
また、アイヤンガーの講師であり、解剖学者のジェニー・カプラーにも学び、彼女は私の体に対する知識に深く影響を与えた人です。
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取材協力 モレトン久美/編集 七戸 綾子