ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #20 ドーシャ(体質)の違う家族の食事、どうしてる?(17分49秒)
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第20回は、「家族の食事」について。年齢や性別、またライフスタイルによって異なる体質(ドーシャ)に合った食事をつくりわけるのはなかなかたいへんです。アーユルヴェーダ料理研究家の水野先生はどうされているのでしょうか。家族の食事について聞いてみました。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポートをしているシチさんです。
シチです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスが
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、4月から新しくアーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンというクラスがスタートします。楽しみですね♪
こちらは、月3回月曜日の夜19:30より
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話を聞くことができますよ。
-
アヤ
今回は肝臓養生についてお話しします。
今回のゲストはアーユルヴェーダ料理研究家の水野かおり先生です。
水野先生、宜しくお願い致します。 -
水野
よろしくお願いします。 -
アヤ
今回はクラス内で生徒さんから質問を預かりましたので、 それを先生に聞いてみたいと思います。
質問内容が、ドーシャが違う家族の食事を作り分けるのは大変ですが、 先生はどうされていますか?という内容です。 -
水野
はい、ありがとうございます。
このお悩み、私も結構相談されることが多いです。 -
アヤ
あ~、そうですよね。 -
水野
やっぱり家族の健康を預かっているお母さんだからこそ 持つ悩みだと思うんですよね。お母さんか奥さんか。
そこに意識が向いてるからこそ持つ悩みだと思うんですよね。逆にいうとすごい嬉しいです。
皆さんやっぱり気を使っておられるんだなってわかるので。
アーユルヴェーダによると、その人のドーシャを助けてくれるものを 食べるのが一番いいんですけれども、 やっぱり家族で何人もいたりすると、特に旦那さん、女性がメインだと思うんですけどこちらは。 旦那さんとドーシャが全然違う場合ってかなりあると思うんですよね。
子供はどっちも持っていたりとかして、もしくはどっちよりかみたいな感じかと思うんですけど。
自分とパートナーがかなり食の思考だったりドーシャが違う場合に どうしたらいいかっていうのは一番大きな悩みなんじゃないかと思うんですが。
私はドーシャがピッタバータが優勢になりやすいんですけれども、 私の主人はカパドーシャが体は優勢になりやすいですね。
マインドはちょっと違うんですけれども、 ちょっと太りやすい。 肉体労働をしているので体力の補給みたいなのも 私とは全然違うレベルで必要だったりして。
例えばアーユルヴェーダっていうことよりも、私はほとんど動くこともない日もあったりするじゃないですか。
パソコンずっと触っていたりとか、家でずっと何かやっていたりとか。
そうすると体力をほとんど使わないので、やっぱり塩の量が少なくてちょうどいい。 薄味で良いみたいな。
外で肉体労働してきてしっかり汗もかいて筋肉使ってっていう方には、薄味は物足りないですね。
もちろん私はお野菜だけなんですけど、主人はそれじゃ物足りないですね。
一時期やっぱりベジタリアンになってほしいと思って、 野菜しか作らない時期があったりしたんですけど、 だんだん彼が食卓でつまんなさそうにしてたんですよ。
なので、これじゃだめだと思って。このままじゃ夫婦の危機が増えると思って。
二人で幸せになりたい為に良い食事をしてほしいと思っていただけなのに、 肉はだめだってアプローチをしてしまうと、 最初の幸せになりたいって目的を逆に邪魔してしまうなと思って。
一回そこは捨てたんですよ。
私はずっとベジタリアンですけれども、 なので二人で食べるときは二人で食べられる煮物とか。
主人がいるときは和食が多いんですけれども。
煮物とか炒め物とかを野菜だけで作っておいて、 主人の分はプラス魚とか肉とか卵とか作ってあげるようにしていました。
なので、アーユルヴェーダはまずドーシャに合わせて食べ物選んでくださいとも言ってるんですが、 この人のアグニと体力にも合わせてくださいとも言っているので、 ドーシャだけ見ようとするのではなく、 その人がどんな体力の使い方をしていて、 どのくらいのアグニの強さがあるのかっていうのも考えてほしいですね。
それでもうちは私はあんまり体力を使わない、彼はすごい体力を使うってはっきりしてるんですが。
二人ともそんなに体力使わないとか、でも体質が違うとかでどうしたらいいかって時は、 こういう時はいさぎよく、 季節のもの! -
アヤ
お野菜とかも? -
水野
季節の料理、季節の食材を使った料理にされる方がいい。
そんなに悩まないと思いますね。
季節によってもドーシャが変わっていったり影響を受けたりするので、
まずは自分のドーシャってこともあるけれども、 季節のドーシャに合わせていくっていう必要も出てくるので、 季節のものを二人のために、家族のためにってやっていれば良いと思います。
けれども私は辛い物がだめ。
たとえばね…、
相手はすごく辛い物ほしいっていう場合であれば何品か作って、一品をすごく辛い物。 -
アヤ
あ~なるほど、相手が好ましいもの? -
水野
そうそうそう。
一品はもう薄味の物とか。ていうふうにして、
これ、あなたたくさん食べてね、みたいな感じにする手もあるかなと思います。 -
アヤ
例えばパートナーのお話は今すごく参考になって、
やはりドーシャだけではなくて季節のことであったり、その活動量とかですね。
そういったところでアグニ・消化力ですね。 って言ったところまで考えてみてあげるっていうのはすごく参考になりました。
別の方も似たような質問を持ってる方がいらっしゃってて、
その方は子供さんの食とかもちょっと気にされてたんですよね。
そういう子、同じようなドーシャを持っているであろう子供なんだけど、
今のお話聞くと、その体力とかその活動量とかに合わせていくっていうのも頭に入れておきながら、 食事を提供した方がいいのかなって思ったんですけど。
子供さんとかの場合はどういう風な工夫をしていったらいいとかっていうのはありますか? -
水野
基本は同じですけれども、
子供は年齢のステージがあるので、どの年代かっていうことも頭に入れなくてはいけなんですが。
例えば幼稚園前までであれば大人と同じものは食べれませんので、
その子だけのご飯を作ってあげる必要はあります。 -
アヤ
例えばどういう感じですか? -
水野
例えば味が自然な甘みを基調にしたご飯。 -
アヤ
なるほど。 -
水野
塩とか味付けとかもほとんど無い。
柔らかくて消化しやすい暖かいもの。
離乳食っていっちゃうとすごいステップがあってですね。
いろいろと込み入ったお話になっちゃうんですが。
幼稚園前までとかっていう風にすると、
アーユルヴェーダっていうのは、6歳くらいまでは、塩も取らない方がいいって言ったりするぐらいですね。
脳がすごく繊細なのでまだ強い刺激を入れない方がいいよって風に言ってて、
だからジャンクフードや添加物っていうのは脳に信号がいってしまうので。ソフトドリンクとかもですね。
子供の脳にはかなり刺激が強い、ということもあるので、そういうところを気を付けて、
普段手作りして塩の量も…、
例えばカレーならカレーというか、薄味のカレーみたいな感じで、
スープでもいいんですけど、作って子供用に取り分けて大人の方には、 プラスアルファ塩とか胡椒とか炒めたにんにくとか入れたりして味付けを濃くして足す。
ていうのが一番簡単かなと思います。
同じコロッケはパテみたいなのを作るときに、 生地は作っておいて、子供用には本当薄味の物を取り分けて、 大人には塩胡椒ショウガみたいな感じで作ったりとかするのがいいと思います。
子供の胃腸っていうのはとても柔らかいので、
やっぱりお母さんが守ってあげる必要があると思いますね。
子供の時期っていうのはね、幼稚園までであったとしても5年間くらいですね。
あとはもう給食とか始ってしまいますので、できることをしていくのがよろしいんじゃないかなと思います。
で、もうちょっと大きくなって、部活も始まりましたっていう風になったら、 どんな部活かにもよりますけど、 やっぱり体力使う部活ならそれに見合ったご飯を出してあげなくちゃいけないですね。
ただし、やっぱりお肉がアーユルヴェーダではかなり消化が重いですよっていう風に言っていてですね。
小さい時から肉をたくさん多く出しすぎてしまうと、 女の子の場合だと生理が少し重くなってしまったりしてしまうこともあるので、 ほどほどにしていただくのがいいかなと思います。
基本はやっぱり、作りたての手作りの愛情がこもった、
柔らかく温かいご飯っていうのが基本になって、
かつ、季節に合っているもの、かつ、体質や体力に合っているものというふうになるので。
お子さんの場合も、そういう風におっしゃって聞かれる方っていうのはもしかしたら、 お子さんの体調が少し心配なところがある方なのかもしれないですが、 そういう場合はまた別の話になってきてしまうので。
特定の心配があるんだったら、それは別で聞いていただけると もうちょっとアドバイスできるかと思いますが、今日は一般的なアドバイスになりました。 -
アヤ
それでも五感を正しく使うっていう、前回のお話があったんですけれども、 そういうものとかなり関連しているんだなとわかりました。
特に子供さんになってくるとその五感ていうのはさえわたっているから、 やはりお母さんであったり、親御さんですね。っていったところが頭の中に入れて、 味付けにも意識していく、 要は自然に近い味のものを提供していくっていう心構えを持つっていうだけでも、 随分と違うのかなっていう印象を受けました。
すごく勉強になります。 -
水野
よかったです。
やっぱり野菜とかもですね、バラエティをもって調理して使ってほしいなって思います。
いつもいつも玉ねぎ・じゃがいも・人参・大根ではなくて、季節のいんげんとか。
大手のスーパーに行ってしまうと、それしかないみたいなところがあったりするんですけど、 あと小松菜!みたいな。
それじゃちょっとね、こだわりのあるスーパーとか自然食材屋さんとかだと、 やっぱり季節にしかない野菜とかがあったりすると思うので。
そういうのを積極的に取ってですね、栄養のバランスを取っていってほしいと思います。 -
アヤ
わかりました。
より自然に、季節季節に出てきている自然の恵っていったところをいただくっていうのが、 体が求めていくっていうことですね。 -
水野
そうなんですよ。
例えばですと、なぜゴーヤが夏にできるのかっていうのも、 やっぱり自然の生物でそこにあるからですよね。
ゴーヤの苦味っていうのは、ピッタをすごく整えてくれる効能があるんですけど。
夏はみんなピッタが上がっていくので、 その苦いゴーヤを食べてピッタを下げてねっていうことなんですね。 -
アヤ
よくできてますね。 -
水野
そうなんですよ。 -
アヤ
お野菜って。 -
水野
自然は私たちに必要なものを、心置きなく与えてくれている存在なので、私たちも大事にしていきたいですね。 -
アヤ
はい、わかりました。ありがとうございます。
今日の知恵はいかがでしたでしょうか?
今回は質問をいただきました、お食事について先生にお伺いしました。
ドーシャが違う家族であったとしても、季節のお野菜、 そして自然からの恵みをありがたくいただくっていうことを教わったような気がしています。
そしてその体力であったり消化力であったり、
そういうものに合わせて食事を選んでいくっていうのは、
私たちが毎日やっていることでもありますでしょうし、
またちょっと意識をして作ってみるっていうことで、
また新しい知恵っていうのが生まれるんじゃないかなというふうにも、お話を聞いて感じました。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、 次回もお楽しみにしてください♪