ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #38 お香はどんなときに使う?
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第37回は、「お香はどんなときに使う?」について
どういうときにお香を焚くのか? お香はどんな点がよいのか、などについて、日常的にお香を使っているヨガインストラクターのリーさんにお話しを伺いました。インドでの儀式のお話しや、ご自身のブランドのお香についてもお話ししてくださいました。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポートをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスが
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、4月から新しくアーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンというクラスがスタートします。楽しみですね♪
こちらは、月3回月曜日の夜19:30より
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話を聞くことができますよ。
-
アヤ
今回は『お香』についてゆるトークします。
ゲストはリー先生です。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
リー
よろしくお願いします。 -
アヤ
リー先生は、素敵な香りのお香を焚いているのが印象的なんですけれども、 どういう時にお香を焚いていますか? -
リー
ありがとうございます。
毎日、朝も夜も自分の心をピースに戻すためにお香を使っているんですけれども。
お香を使うだけじゃなくって大好きで作ってます。
作ってますって言っても私が作ってるわけではなくて、 日本に少ない天然香料のお香を探して、淡路島に行き着き、 そこで昔から大事に、天然の香料を大切にしている職人さんと出会って、 彼らのおかげで「マニマニ」っていうお香を今皆さんに届けております。 -
アヤ
私も一使用者です^^ -
リー
嬉しいです! -
アヤ
すごく香りが柔らかいですよね。 -
リー
ありがとうございます。
やっぱり天然の香りに触れると、秘めた薬効効果って言ったらいいのかな。
薬のね、力をダイレクトに受け取っていくことができる。
実はね、コロナ前にインドに行った時に、 お正月の時にそこにいらっしゃるお坊さんから呼ばれて、 これから医学の初めとも言われる儀式を行うから参加してって言われて。
嬉しくて参加させてもらったら、 真ん中に火が焚かれていて、 その日にいろんな儀式をしながら、 最後に香木をその火の中にくべていったのね。
それを見て、やっぱりお香のルーツっていうのは、 人の心身を癒すためにあるものだったのかなぁって、なんか考え深く。
またね、その神事って、今までたくさんインド行ってるけど、 受けることがなかったのに、こうやってお香を作って、 この神事に携われて、すごい嬉しいなぁと思ったことを思い出しました。 -
アヤ
そうなんですね。
儀式に使われる香木っていうのは、結構そのまんまの香木、木のまんま入れるんですか? -
リー
うん、そうだったよ。
多分なかなか出会わない儀式じゃないかなって思います。 -
アヤ
そうですね。
それはどういうお祈りをされてたとかってあるんですか? -
リー
お正月だったので、1年の始まりで、 私たちみんなの地球に住むもの、 宇宙も含めて、みんなハッピーで健康に。
私がね、淡路島の方に…
淡路島は鉱木が初めてたどり着いた島でもあって、 7割ほどは淡路島でお線香って製造されていてね。
でもその中でも天然香料を守っている方は稀有なんだけれども。
で、その方にお会いした時にね、 「お香はね、神様と私たちと神様の食べ物だし、見えるもの見えないもの、 それぞれに癒しの力を与えていくんだよ」って、 「命の力を高めていくんだよ」っていう風に教えてもらいました。
実際に使っていても、自分もだし、 周りの場の空気が変わるのも感じない? -
アヤ
うん、変わりますね。
なんかすごく軽くなる印象があります。 -
リー
そうなのよね~
すごいよね。
だから、何も知らないで、その部屋に入った人も、 その時の状態によって、香りっていうのはデリケートでもあるから、 気をつけなきゃいけないところもあるけれども、 その場のエネルギーの変化を感じ取りやすいですね。 面白いね。
匂いっていうところは、まだまだ肉体の中でも研究が深まっているところなんだけども。 鼻の奥から脳の方にもね、体全体にダイレクトに伝わっていく部分ですよね。 -
アヤ
それはやっぱりセロトニンとかとも関係するんですか? -
リー
直接セロトニンと関係すると結びつけるのは強引かなと思うんだけれど(笑)
セロトニンというよりも、いい香りを嗅ごうとすると、 鼻の奥の方を使います。
ヨガでは片鼻ずつの呼吸をするとき、 鼻の奥の方を知らずに使っているんだけどね。
そこから頭蓋骨を包んで、背骨も包んでいる硬膜っていうところに影響を与えるのね。 だから、柔らかくなるの。 脳と背骨、その周りが柔らかくなるって言ってもいいかな。
いい香りを嗅いでいくとね。 これだけでも自分の中心から緩んでいく感覚が、いい香りに秘められている。
さらにそのいい香りが、自然界の植物たちの力、 それらの持っている薬効効果を、匂いから受け取るっていう方法も大事にされてるのね。 -
アヤ
なるほどですね~
じゃあもう本当に、ヨガをやるとき瞑想するときにも、 その天然香料のお香を焚くいくと、 本当内側の深い場所から緩んでいく感じ、っていうのが広がってくるんですね。 -
リー
そうなの。
インドにもたくさん天然香料は日本よりももしかしたらあって、 ただインドのものは、真ん中に竹串がついていて、 その竹串の香りを消すように香料がもっと強いの。
で、基本的には外でというか、うちも外も暖かい国だしね、 開け放って香りを楽しんだりするのでそれでいいんだけど。
日本だとお部屋の中で焚きたい時にちょっと強くって、 それで、天然香料の日本人のスタイルのために、 洗練させてきたお香を探し求めたんだけど、 悲しいことに戦後ほとんどのものがケミカルのものを混ぜられちゃって。
で、作っちゃったの(笑) -
アヤ
深いですね。
体への作用とかも考えていくと、 やはりそこまで突き詰めて作っていくっていうのは、 さすがリー先生だなって思いました。 -
リー
そんなことないんだけどね。
本当に、自分が静かに心地よくなるためのもの。
知っていくとさ、人類の英知でもあると思ったのよ、植物の力を。 そんな風に香りに託して、 植物の力をいただくもので珍重すべきものだけどね。
だからその知恵をちゃんと受け継いで渡したいと思いました。 -
アヤ
ありがとうございます。
その恩恵にあやかってます。
ありがとうございます。
今日の知恵はいかがでしたでしょうか?
お香について、深いお話をお伺いしました。
お香といえども、私たちの潜在意識といったところまで、 繊細に働きかけてくれる、お薬のようなものというのが、 私の中ではとても印象的でした。
自分たちが、日頃使っていくもの、どんな香りを嗅いでいくのか、 どんな環境にいるのか、というのを改めて考えさせられたお話でした。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪