ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #55 産後の過ごし方について
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第55回は、産後の過ごし方について。 産後、自分の体の変化や、心の変化に戸惑ったり揺れたりする女性は多いです。そんなたいへんな時期をどのように乗り越えたらよいのか、マタニティヨガや助産院でヨガを教えているヨガインストラクターのヒロコさんに聞いてみました。妊娠期に関わらず、それまで体験してこなかった何かに向き合うときにも参考になるお話しです。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『産後にの過ごし方』についてゆるトークします。
ゲストはヒロコ先生です。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
ヒロコ
よろしくお願いします。 -
アヤ
女性にとって出産は人生の大きな転機の一つだと思います。
出産に至るまで、女性の体や心の変化って、どのようなふうに変化するのか、 私自身経験したことがないので教えていただけると嬉しいなと思います。 -
ヒロコ
妊娠してから初めて、 自分の体のことを知る方っていうのもすごく多いと思うんですよね。
女性でありながら、 自分の女性性であったり、女性っていうことについて深く考えたことがない。
私自身もそうだったんですけれども、 特に今ジェンダーの問題とかもあって、 より女性性、男性性が求められるとともに、 その性差をなくすっていうこともあると思うんですよ。
その中で、自分が女性の体を持って、 どういうふうに自分自身の体が年を重ねていくのかっていうことについて、 問題が起きてから知るっていう人っていうのがすごく多いと思ってるんですね。
で、そんな中で、妊娠してから初めて自分の体に起きていることに すごく興味を持って、クラスに来られる方っていうのもとっても多いなって印象です。
一つ思うのは、 妊娠出産ってすごくホルモンの変わるときで、 自分の体や心でありながら、 全く知らない自分の側面を見ていくような形。
感情であれば、まるでジェットコースターのように、ってよく表現されるぐらい、 感情が大きな波をもって変わっていく時期でもあるんですね。
ある瞬間は、子供を身ごもったことの多幸感・万能感みたいなのをすごく味わって、 その次の瞬間には、これから起きる未知の世界に対しての不安が訪れたり、 またその次には、感謝であったり、気持ちが柔らかい方向に行って、 そしてまた悲しみや苦しみの側面を見るっていうこと、 体の状態も自分であまりコントロールがきかなくなる妊婦さんも多い中で、 感情もどんどん色を変えていくということを体験する方がすごく多いように思ってます。 -
アヤ
なるほどですね。
じゃぁそういう出産に至るまでの間にも、 感情や体といったところの変化に、 常に向き合っていきながらだと思うんですけど、 いざ出産をした後といったところは、 多分その延長線上にもあるのかなと個人的には感じてしまいます。
実際にですね、 出産をした後の過ごし方なんですけれども、 ヒロコ先生の経験の中からですね、 こういうふうに過ごしていくと、ちょっと揺れ動く心であったり、 揺れ動く体というのが楽になったよ、というのがあれば教えてください。 -
ヒロコ
分からないことって、人って不安になったりするんですよね。
未知なるものに恐れを抱く。
だから、産む前、妊娠中であったり、妊娠する前であってもいいんだけれども、 もっと自分の体のこと、妊娠して子供を産むっていうことが、 自分の体の中でどういうことが起きるのかっていうことを、 必要以上に知る必要はないけれども、 一般的な知識として知っていたり、 周りにそういう方がいたら積極的に関わっていく。
当事者意識を持って子供たちに触れ合ってみたりっていうのも、 必要だと思いますし。
それだけ自分の心とか体が変化する中で、 完璧主義をちょっと捨てていくっていうのも一つかなって思っています。 -
アヤ
完璧主義をなくすってどういうことですか? -
ヒロコ
体が思うように動かないっていうことであったり、 自分の思い描いていたように、 すべての物事がいくわけではないということを、 妊娠中・産後って色濃く感じる時期なんじゃないかと思うんですね。
今ってすごくスピード社会で、 自分が欲しい情報ってすぐ、もうちっちゃなスマートフォンから得ることもできるし、 今日オーダーしたものが明日届く、そんな時代の中に生きてるけれども。
命を扱っていくこの時期っていうのは、 その命っていうのは時間をかけないと生まれてこないし、 生まれてきた命も時間をかけてどんどん育っていくわけじゃないですか。
だからそのスピード… 今までそのスピード感に慣れた方は、待つこととか忍耐っていうことを もしかして知ることがあるかもしれない。
完璧に全部をやっていこうとすると、生まれたばっかりの赤ちゃんを 抱えた自分が、すぐに完璧なお母さんになれるわけではないなって思っていて。
誰もが「お母さん」が初めてっていう瞬間があって、 生まれてきた赤ちゃんも赤ちゃんの初日があるわけじゃないですか。
だから2人で、初めて同士の2人が、 自分と赤ちゃん2人だけで歩めるそのストーリーを、 1日目から進んでいくのに、 最初から思い描いていたようなことができなくても、 自分自身が分からないことがあって混乱したとしても、 もうそれでいいんだよって。
そこから始めればいい。
できない自分とか、ヘルプが必要な自分っていうのを、 共有してあげる。
自分自身から助けてほしいって言えたりとか、 知らないことがあること、できないことがあることっていうのを、 自分の中で許せるっていうスペースっていうのを、 心の中に持てたらいいのかなって思います。 -
アヤ
そうですね。
なかなか今この時期っていうのもあるし、 核家族化っていうのが進んでいるがゆえに、 人の力を借りること、 人の手助けを借りることっていうのが、 やっぱりちょっと難しいなって感じる人もいると思うんですよね。
そういう場合っていうのは、 やはり病院の関係者の方であったりとか、 ちょっとこう自分の身近なお友達とかっていったところに、 ヘルプの手を差し伸べるっていう事とかでも同じことになりますかね。 -
ヒロコ
そうですね~
今やっぱりこういう時代だからこそ、 オンラインのヨガのクラスとかお茶会みたいなものとか、 助産師さんの情報もたくさん流れていて、 そこでの集いとかも、調べればきっと出てくるものがたくさん、 前より選べるようになっていると思うので、 つながりの中に入っていくって一つだなって思っています。
分からないこと、ヘルプを頼みたいときに、 家族だけとか限定している人だけではなくて、 そこの壁を打ち破って、つながりの中に自分から入っていって、 ヨガをしてみたりっていうのは、 オンラインとかでも今はできるのかなと思っていて、 積極的に関わり合えたりしたらいいのかななんて思います。 -
アヤ
そうですね。
子育て今まさに最中にいる方っていったところも、 何かこう思うものがあるんじゃないかなっていう風に思います。
私自身もですね、子育てをしたことがない身ではあるんですけれども、 やはり子供を持たれている友人とかっていったところに、 積極的に声をかけたいなというふうに思えるお話でした。
ありがとうございます。 -
ヒロコ
ありがとうございます。 -
アヤ
今日のお話はいかがでしたでしょうか。
産後の過ごし方について、お話をいただきました。
女性の体の変化、そして心の揺らぎといったところは、 特に妊娠・出産、そして産後の変化という特別な期間ではあるんですけれども、 起きやすいというお話でした。
その時に、やはり人と人とのつながりといったところが、 私たちの心や体といったところを癒してくれる一つのきっかけになるということも、 ヒロコ先生のお話から知ることができました。
貴重なお話をありがとうございます。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪