ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #58 多様性の中で心がけていること
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第58回は、多様性の中で心がけていることについて。 お仕事で様々な国や環境の方と交流がある、 HASUNA ジュエリーの白木さんにお話しを伺いました。文化や価値観が様々な社会で仕事をしていく中で 、 白木さん自身大切にしているもの は何でしょうか。自分らしくあること、自分自身の意見を持つことなどについてトークします。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『多様性の中で生活をしていくヒント』についてお話をしていただきます。
ゲストはジュエリーブランド、HASUNAの代表、白木夏子さんです。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
白木夏子
よろしくお願いします。 -
アヤ
お仕事で様々な国や環境の方と交流があって、 HASUNAジュエリーを通して、 人や物、文化をつなぐことを積極的に取り組まれているように感じました。
文化や価値観が、様々な中で仕事をしていくと、 きっと日本人だからとか、何々の国だからとか、 いろんなものを目にすることがあったと思うんですけれども、 その多様性の中で、白木さん自身大切にしているもの、 心構え的な感じで大事にしているものというのは何でしょうか? -
白木夏子
はい、ありがとうございます。
そうですね…
私はもともとロンドンに3年ほど住んでたんですけど、 学生時代に。
その時、それ以前、私が20歳の時にロンドンに行ったので、 それまではずっと愛知県の片田舎で20年間過ごしていて、 本当に日本人しかいないというような、 その中にいたので、 突然すごい多様性のあるロンドンに放り出されて、 すごい衝撃を受けたんですよね。
こんなに、文化も宗教も、国籍も、 性別、ジェンダーとかも多様な人たちがこの世の中にいたんだ、 この世界にいたんだ!ということに、改めて気づかされて。
ロンドンって、街の人口の半分以上が当時移民でできているというか、 イギリス人以外の人たちで構成されているような街で、 もう本当にアフリカ人がたくさん住んでいるところもいれば、 インド人とかバングラディッシュの人たちとか、 チャイナタウンもあるし、もういろんな国が一つの街の中にあふれているというか、 存在しているっていう。
で、みんな民族衣装を着て歩いてるしっていうので、 結構その、愛知県の片田舎にいた私にとっては、 この民族大爆発みたいな(笑)
太陽性大爆発みたいな、それがすごいいいなと思ったし、 私自身がすごく息苦しさを感じていたことに、改めて気づいて。
みんな違ってみんないいみたいな場所に行ったことによって、 私は私でいいんだということに気づいて、 すごい居心地が良かったんですよね。
私自身が小さい時から、周りに合わせることができない、 協調性が非常に低い子供だったので、 集団行動が苦手で、 人とあまり喋りたくなくって、 どっちかといえばゲームばかりやってたみたいな。
いわゆる陰キャみたいな、本当に陰の感じの子だったんです。
で、10代になってから、 なんとなく周りに合わせていかなきゃいけない、とか。
日本では高校卒業して、短大に行って、 そこで英語の勉強をして留学したんですけど。
短大時代とかもモテることが一番の価値であるみたいな、 雑誌とかにもいっぱい書いてあるし、 モテヘアとかモテ〇〇みたいなのがいっぱいあって、 みんな同じような格好をして、ピンヒール履いて、 名古屋だから名古屋巻きって言って、髪の毛をクルクルに巻いて、 スプレーで固めて、結構コンサバティブな洋服着てみたいな感じで、 ブランドのバッグ持ってみたいな、 そういうのにすごい価値があるみたいな感じだったんですけど、
ロンドンに行ったら誰もそんなことに価値を置いていなくて、 もちろんモテるっていうのは大事かもしれないけど(笑)
私らしさって何なんだろうっていうことをすごく考えさせられたんですよね。
私って何者なんだろう? セルフアイデンティティみたいな。
この集団の中にいたら日本人、アジア人なのかもしれないけれども、 私個人の意見とか、 私個人のアイディアに関して問われるタイミングがすごく多くて、 それまでは、あんなに自分の意見とかを主張したりとか、 大学の授業とか高校の授業とかでも、 割と自分の意見を言うというよりは、詰め込み式のところがあって、 やっぱりイギリスの大学に行ったら、 自分の意見がないと「無」みたいな感じで扱われてしまうので、 自分の意見を持つこと。 意見を曖昧にしてしまうとかっていうのもなくなって。
とにかく白か黒かどっちかのスタンスを取りなさい、みたいな感じで本当に言われて。
それで自分自身を改めて再構築していったというか、 再構築するとともに自分自身を深掘っていったっていうタイミングだったんですよね。 -
アヤ
若い時にすごいですね。 -
白木夏子
うん。
で、そこからいろんな国の人と話すのがすごく楽しいなって思うようになって、 いろんな価値観があるし、宗教観とか、 文化の捉え方とか、考え方も、今まで出会ったことがなかった人たちの考え、 今まで出会ったことのない考えとかが本当に多くて、 すごい楽しいなって思うようになり、 そこから、世界、いろんな国に行って、いろんな国の人たちの考え方を聞くのにハマっちゃって、 バックパッカーで世界を一周したりとかしてて、楽しいなと思って。
その後も、一回日本に帰ってきて就職しましたけど、 やっぱりあの時の感覚が忘れられなくて、 宝石の取引っていったら本当にいろんな国に行くので、 なんていうのかな、エシカルなジュエリーを今作ろうと思って会社立ち上げたんですけど、 でもその取引の中で、いろんな国のいろんな人たち、 いろんな職人さんとかいろんなデザイナーさんとか、 いろんな国のいろんな人たちとビジネスを通じてつながって、 世界観を知ることができたら楽しいなってすごく思って。
だから、結構私にとっては、 楽しみながらやってるっていうのが大きいですね。 -
アヤ
なるほどですね。
個人をすごく尊重しているような感じが、 お話を聞いていて感じたんですけど。
人に興味を持つっていうニュアンスって近いですかね? -
白木夏子
そうですね!
人、それはありますね。
人とか、歴史とか、 学問で言うと文化人類的な分野だと思うんですけど、 この民族の人たちがどういう成り立ちでこういう思考とか文化を持つ傾向が出てきたのかとか、 そういうのを探っていくのがすごい面白いなと思っていて、 そういう探求をしたい!みたいな気持ちがありますね。 -
アヤ
なるほどですね。
私も今、あるラジオ番組で、 文化と人の成り立ちみたいなやつを聞いてるんですけど。
それは日本の歴史だったり、世界の歴史だったり、 いろんな歴史、バラエティみたいなお話し…古典ラジオですか? -
白木夏子
古典ラジオですか? -
アヤ
そうですよ!あれ大好きで♪ -
白木夏子
(笑)
ねー、あれ、面白いですよね♪ -
アヤ
めちゃめちゃ面白いですよね!
分かりやすくて!
私も歴史弱者だったので、 あの番組を聞くようになって、 「あ、だからこういう風な考え方に至るんだな」とか、 「こういう風な行動を取ってしまうんだな」とかっていうのが、 やっぱ日本人付けの私からすれば、 やっぱちょっとなかなか想像が難しかったことっていうのを、 歴史的な観点から今に至るまでっていうのを見させていただくと、 お話を聞かせていただくと、 理解ができて、わだかまりというか、自分の中のもやもやが全部晴れていくんですよね。
だからなんか、今おっしゃってくださっているように、 歴史を知るとか、その人を知るっていう意味でも、 大事な要素なように感じます。 -
白木夏子
ね^^
私も古典ラジオすごいよく聞いてて♪
本当に面白い!本当にすごいなって思いますし!
ロマンというか、 こういう背景とか知るの面白いなって、本当にありますよね♡ -
アヤ
そうですね~
ちょっと私ごとなんですけど、 仏教を習っていて。
なぜ日本における仏教っていうのが、 いろんな多様性ある形で表現されているのかっていうのが、 私にはわからなかったんですよね。
やっぱりそういう仏教の成り立ちとかっていうのを大学で勉強していく中で、 インドから中国に伝来して、 中国から日本に伝来してきてっていう風に、 すごく長い歴史を、すごく短い時間で教えていただいたんですけど。
それを聞くと、だからこういう風に日本に広がっていってるんだとか、 こういう風な表現の仕方になるんだとか、 経典はこういうのを使ってるから、ここの部分を大事にされてるんだとかっていうのが やっぱり見えてきて、 今まで仏教っていうのがちょっと私の中では異世界みたいな感じだったんですけど、 でも勉強すれば、学べば学ぶほど、知れば知るほど、 すごく身近に感じてきて。
最近では、お寺巡りをするっていうのが、私の中のブームになってきてるんですよね。
だから自分たちの身の回りの中でも、 異文化に感じるものとか、自分の生活圏外にあるものっていうのだと、 意外に頭の中から排除しがちだったりするんですけど。
やっぱり知らないっていうことを認めて、 そしてどこまでも、私知らないから教えてくださいっていう姿勢で望んでいくと、 やっぱりある瞬間にすごく仲良くなれるものがあるなって勉強を通しても感じました。
なので、それを行動に移して経験から学んでいる白木さんは、 やっぱり人と人とを繋いでくれるものを元から持ってあるのかなっていう風に思います。 -
白木夏子
でも本当に、そういう仏教一つにしても、 すごい面白いなって思うのが、 パキスタンの山奥の方、カラコルム山脈とヒマラヤ山脈がぶつかるぐらいの、 アフガニスタンと中国の国境地帯にあるところに鉱山がたくさんあって、 あの辺りって、昔やっぱり仏教がその辺りを通ってシルクロードを通って、 日本、インドから始まったのが中国に行ってっていう、 ちょうど本当にシルクロードの辺りにあたる場所で。
あの辺りで、やっぱり発掘されるというか、 昔から祀られてきたブッダの像、ブッダの姿、仏像って… 日本の仏像って目が細くてスッとした入れ立ちですけど、 パキスタンの方ってめっちゃなんかギリシャ神話の彫刻みたいな、 すごい顔がめっちゃ濃いみたいな、 インド人かギリシャ人かみたいな、 ブッダってこういう顔してたんでしたっけ?みたいな、そういうすごい濃いんですよね、顔が。 -
アヤ
目に力がありますよね?(笑) -
白木夏子
そうそう!目力がすごいやつが、ちょっと私の想像するブッダと違うみたいな。
そういう感じなんですけど。
なんでかって調べた、本で読んだら、 昔々、ローマ帝国アレキサンタ大王の時代のローマ帝国が、 遠征してきた地域で、 今もギリシャ人の末裔が住んでる場所なんですよ。
だから、他のパキスタンとかアフガニスタとかあの辺りの地域に比べても、 すごいギリシャ人っぽい顔の人が多い地域があって、 山奥の人里離れた場所なんですけど、 そこの人たちの顔でやっぱりブッダが作られてるんだなぁと思ったり。 -
アヤ
すごいですよね。
たった一つの像形なのに、国によって人柄が変わるという。 -
白木夏子
そうなんですよ。
私たちに馴染み深いお寺にあるのと違うって、すごい! -
アヤ
思わず見た目であったりとか、雰囲気だけで、 私たち心の中で決めつけたりとかしがちだったりするんだけど、 やっぱりそこのルーツとかを見てみると、 意外に面白い逸話というか、エピソードが垣間見えて、 ちょっとくすって笑えたり、すごく親近感が湧きますよね、その国に対しても。 -
白木夏子
そう、面白いですよね。
なんかすごい話が脱線してしまって申し訳ないですけど。
そういった意味でも、 多様性のあるというか、 そういうことの発見もあるから面白いなって思ってやってますね。 -
アヤ
もう本当にこのお話の中でも、 多種多様なお話が出てきたのが、 まさにそういう多様性を捉えていくという意味では、 すごく益になるお話だったんじゃないかなと思います。
ありがとうございます。
今日の知恵はいかがでしたでしょうか。
多様性の中で大事にしている心構えについてお話を伺いました。
私たちは、目の前にあるものの文化的な背景といったところ、 もしくは歴史というものを知ることによって、 相手を知るきっかけになったりします。
より深く知っていくためには、やはりその方が今まで歩まれた歴史っていったところを お話しを聞くだけでも、そして興味を持って話しを聞くだけでも心通じる何かが 得られるんじゃないかなということを、お話しを聞いて感じました。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪