ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #73 自己観察力について
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第73回は、自己観察力について。 ヨガやアーユルヴェーダの聖典「ヴェーダ」では、一番の治療法は自分を知ること、とあります。ヨガを始めたころと今では、自己観察力に変化はあるのでしょうか。ヨガインストラクターのカコさんにお話しを聞いてみました。カコさんは、自分に対する認識が違っていたということに気づいたそうです。本当の自分は何か、エゴとは何か、興味深いお話しを聞くことができました。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポートをしているシチさんです。
シチです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスが
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる アーユルヴェーダキッチンを、月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話し、そして実際のレシピについてのお話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は、『観察力』についてゆるトークします。
ゲストはカコ先生です。どうぞよろしくお願いいたします。 -
カコ
よろしくお願いします。 -
アヤ
ヨガとかアーユルヴェーダの思想で、ヴェーダ思想いうのがあります。
その中で一番の治療方法というものは、 「自分を知ること」っていう風に言われています。
ヨガとかアーユルヴェーダを始めたりとかしていくと、 やっぱり自己観察っていうことをする時間が多くなってくるんですけれども、 カコ先生は、ヨガを始めたばっかりの頃と現時点での、 観察力っていうので何か変化したことはありますか? -
カコ
そうですね。
ものすごく変わったなと思います。
ヨガを始める前とかで、すごく自分っていうものに対する認識が そもそも違っていたなーっていうのが、今思うとね。
それはもう、ヨガのいろんなその概念とか哲学的な、 そういう勉強も役に立ちましたし、瞑想も役に立ったんですけど。
もともとなんか、私すごい劣等感の塊で(笑) -
アヤ
全然今感じないです! -
カコ
自分のことをすごく過小評価するっていうか、 自己否定ばかりしてたんですよね。 しれがとっても苦しかった。
ヨガを始めた時は苦しかったんですけど、 だんだん自分を見るっていう事…
本当の自分って何なんですか?っていうようなことをね、 ヨガの中で色々教えていただいたりしながら、 ヨガの練習を続けていく中で気がついたことがあって、 よく、エゴが強いといけないんですよ、エゴを手放しましょう、 みたいなことは一般的にも言うじゃないですか。 お坊さんじゃなくても。
私は昔、エゴが強い人っていうのは、私が私がみたいな人だと思ってたんですね。
そういう人は確かに、いろんなとこで衝突するし、 いろんなエゴが強いみたいな、 なんかそういうのとは自分は真逆だって勝手に思ってて。 だから、自分はエゴが強いわけじゃない!と思ってたんですね。
でも、ヨガの教えをいろいろこう勉強したり紐解いたりしていく中で、 自分の中で自分のエゴがどんだけ強いのかっていうのに気がつきました。
私が私がっていうのもエゴなんですけど、 私なんて、っていうのもエゴなんですよ。
私なんてそんなことできるわけない、とか。
自分の過去の経験とか作られた過去の記憶とか、 その時の感情とか、本質じゃない部分で作られている、 外側の自分を自分だって思ってるから、 そこから逃れられないっていう。
そこから自分が解放されない限りは、苦しい状態が続いてたんですけど、 それがエゴなんだ!って気がついたわけですよね。
自分ってすごいエゴが強かったんだなって。
私の頭の中、私でいっぱいだったんだなって気が付いて、 何年も何年もかかったんですけど、ちょっとずつ手放せるようになっていって。 今思うと、あの頃すごくがんじがらめに自分が縛られてた感じが すごくするんですよね。
自分じゃないものを自分だって思ってたなって、 今ももちろんそんな完全に分かったかどうかわからないんですけど、 その頃に比べれば、だいぶそういうものじゃない自分に近づこうとしてるっていうか、 そういうところに意識をつなげることができるようになっているかなって いうふうには思っています。 -
アヤ
じゃぁ、やっぱり今の方が生きやすい感じっていうのは… -
カコ
もう全然違う!ものすごい楽になりました! -
アヤ
全然!すごいですね^^
やっぱそうなっていくまでに、なんか特効薬とかね、 薬を飲めば治るとかそういうものではないお話だったんですけど、 やっぱり時間をかけてゆっくりゆっくり傷を癒していくような形で 向き合っていくこと、 やっぱり早道というか、自分をちゃんと守りながら知っていくていうことに… -
カコ
そうですね。
昔のその心の傷みたいなものって、 自分で絆創膏を貼っちゃって、そのままにしてるんですよね。
その絆創膏の上からしか見てないから、 本当の傷口が見えないようにして普段ごまかしてるところが、 剥がさなくちゃいけないから痛い時があったりするんだけども、 自然に剥がれるんですよ。
その自然に剥がれる感覚は、 やっぱり内側から癒えてくる感じ。
その感じが自然と、ベールを剥ぐように剥がしてくれたりして、 で、そうするとどんどん楽になる気がします。
だから、時間かけていいんだろうなって私は思ってるんですけど。
なんかこれ付ければすぐすぐ治るよ!みたいなそういうのじゃなくって、 自分の自然な治癒力で癒えていくじゃないですか。
その自分を信じていいんじゃないかって思いますね。 -
アヤ
なるほどですね~。
なんかこう…なんだろう?
私も、昔ですね、今カコ先生が言ってくださったように、 自分が自分がってなってた。
そこにがんじがらめになってた時に、 先生のお話だったりとか、人が手助けしてくれる瞬間もあったんですよね。
さっき言ってた、絆創膏をペリッて剥がしてくれるっていうのが、 人をきっかけにしてあったりとかした瞬間もあって。
なんだろう…この快適な感じっていうのを幾度となく味わっていくと、 やっぱりなんか今度は、剥がしていく方向に執着が生まれてしまって、 私ってほんと偏るなって思いながら自分を見たりとかしてました(笑)
けっして悪いことばかりではなくてね、 いいことの方がむしろ多いような気はします。
なんかこうやって笑いながら、自分のお話ができる、 自分の失敗談であったり、苦しかったこととかっていうのを、 笑顔で笑いながら喋ることができる、この客観的な目っていうのが、 きっとヨガとかアーユルヴェーダを実践していったそのずっと先にある姿にも なってくるんじゃないかなって、淡く思い描いてますけどどうでしょうかね? -
カコ
ほんとにその通りだと思います。
だんだん自分が変わっていく、楽になっていくとか、 本当に解決できてない自分の心の中で解決できてない過去の思い出って、 そんなに笑いながら話せないんですよ。そういうのがあったらね。
それを話そうと思うとまだそっから感情が湧いて出てくるみたいな、 そして考えてしまうっていうことが起きるんで、 私、許せなかった人のことをしゃべるだけでムカムカしてくるみたいなこととか、 すごい昔泣かされて悲しかったことが解決されてなかったら、 その話をし始めたら泣き始めるとか、あるんですよ。 子供とかでも。
なんかそういう事って、大人だったら、それを絆創膏はって、 ギュウって心の奥に押し込めて、みんな表面だけ笑って生きてるんですけど、 それって疲れるんですよね、苦しいんですよね。
けど、それが本当に笑って客観的に話せる状態になっているということは、 そのことをもう手放せてるんで、 そうすると、笑顔が自然になるっていうか、普通に笑える、 普通に笑って生きられるって言うか、必要がなくなっていくかなって思いますね。 -
アヤ
そうですね。
だからやっぱりこの特効薬はなく、もうじっくりじっくり自然に癒えていくのを、 ヨガや瞑想とかで待っていくっていう感じですかね。 -
カコ
そうですね。
急ぐ必要はないですよね。 -
アヤ
急ぐとまたね、私みたいに痛い目見ますからね。
またその話に没入していく感じになっちゃいますからね(笑)
今日のお話はいかがでしたでしょうか?
自分を知ることを「自己観察力」について、 カコ先生にお話をお伺いしました。
私たち大人になってくると、知恵を使って、 その絆創膏を貼ったりとかすることをしてしまうんですけれども、 その絆創膏の奥にある傷っていったところに目を向けていくために、 ヨガや瞑想の実践を長年続けられているということでした。
今はすごく素敵な軽やかな笑顔でお話をしてくださったんですけれども、 その姿からも、今の方が自分にとってすごくいいものだっていう風に、 自信もって言ってくださったその姿に、また私も元気をいただいた次第で ございます。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪