ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #92 子育て中の子どもとの接し方について
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第92回は、子育て中の子どもとの接し方について、ヨガインストラクターのミヅホさんにお話しを伺いました。 子どもの声の波長をとても大切にしている、というミヅホ先生。音の持つ波長が、幸福感を与えたり、不安にさせたりするということを、アーユルヴェーダの講義で学んだことをきっかけに、子どもの発する声や泣き声を注意深く聞くようになったそうです。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
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アヤ
今回は『子育て中の子どもとの接し方』についてゆるトークします。 今回のゲストは、関東のスタジオヨギーで活躍されているミズホ先生です。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
ミズホ
ミズホです。よろしくお願いします。
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アヤ
えっと…、子どもさんがお二人?いらっしゃるということで聞いていますけれども。
先ほど収録されるときに、ちらっとかわいい声が聞こえて、 すごく素敵な、のびのびと育ってるなぁっていうのを耳から拝見したんですけれども。 子どもさんと過ごす中で、ミズホ先生自身が気を付けていることっていうものはありますか? -
ミズホ
あの~…
私はですね、子どもの声の波長っていうところをすごく大切にしています。 -
アヤ
声の波長…?ってなんですか? -
ミズホ
なんていうか、私たぶん、音に対する感受性が強いタイプだと思うんですね。 視覚優位、聴覚優位…いろんな、 人それぞれ自分の得意とする分野があると思うんですけど、 私、耳の感受性がとても強いのかなぁと自分では思っていて。
昔、アーユルヴェーダの学校に行っているときに、 ある先生が、音の波長の話しをして下さって。
ドレミファソラシの『シ』の音と、シ♭(フラット)の音…半音下がった音ですよね、 その二つの違いって。
あの…白鍵のシは、人を心地よくさせる、安心感を与えるような波動が あるんですって。
で、反対に黒鍵のシ(♭)の音は、ちょっと恐怖を煽るような… ジョーズとか、怖い映画音楽とかに多用されるような音なんですって。
その、シとシ♭、隣り合わせにある音って、1秒間の振動数が確か37違うんですって。 1秒間に37振動が足りているか足りていないかで、 足りていれば幸せ・幸福感・リラックス効果を与えるのに、 足りてないだけで、私たちはちょっと不安定になるっていう、 たった37振動する・振動しないっていう話しで、私たちの情緒ってこんなに左右されて しまうんだ、っていうお話しをその先生がして下さった時に、 あ!なんか音って目に見えてるわけじゃないし、手で触れるものでもないのに、 空気の中…鼓膜を37震わせるか震わせないかだけで、 私たちはこんなにも心かき乱されちゃうんだなぁって思った印象があって。
そう思うと、子ども・赤ちゃんの泣き方も、 今、機嫌でないてるなぁとか、何ていうんですか…、 おむつで泣いてるなぁ、おっぱいで泣いてるなぁ、ただ機嫌がわるいんだなぁって、 聞き分けができる気がしたんですよね。
あ!この泣き方、主張があるよって。
この泣き方、ほんとに大人の手を探しているよっていう時と、 あ!今これはちょっと「とにかく泣きたくて泣いてるんだよー」って泣いてるっていう時。
なんかあるんですよね~、子どもって(笑)
私、子育て支援をしていて、週に1回赤ちゃんをお預かりするお仕事をさせて もらっているんですけど。
私だいたい、その赤ちゃんたちが何をしゃべっているか分かるようになってきたんです。
あぁあぁOK!OK!声出したいのね~っていう(笑)
いいよいいよ、泣きな泣きなっていう時と。
なんか、助けて~って泣いている時の、声色が全然違うってことに気付くんですよね。
そういうのを経験しながら、 例えばうちの子が、なんかただいま~って帰ってきた時の声色で、 「お!どうした?」ってなる時があって。 それの反対で、私の方が後に帰ってきた時の「お帰り」の声色もそうだし、 なんか第一声ってすごく正直に物語るから、 これはなんか話した方がいいのかな~って思ってみたりとか、 言いたくなったら言ってくるだろうから、 あんまりせせこましく帰ってきてすぐに夕飯の支度しないで、「ちょっとお茶飲もう」って 言ってみたりとかするようにして、「いいよ、こっちはいつでも話聞けるよ」っていう態度で、 挑むように…、挑むって言ったらなんか変だけど、しています。
その声の波長によって、「今そうやってカッコつけたいお年頃よね」って 思う不安な音の時もあるし、 なんかちょっと自分の心に嘘ついてごまかしている…、 本人も気づいてない感じで、自分の心を濁らせていきそうな声色の時もあるし、 そういう時は、私正直「だっせぇ」とか言っちゃったりします。子供に対してね(笑) なんかその今の言葉ださくない?って。 そこに対して、もちろん寄り添って、なぐさめるような口調で話しかける時ももちろんあるんだけど、 多分私、皆さんが思っているほど優しいお母さんじゃないです(笑)
本当、多分怖いお母さんだと思う。 -
アヤ
すごく同じ目線で子供さんと付き合っているのかなっていう風な印象があるんですけど。
大人の目線から見れば、大人社会での良しとするものとか、悪しきとするものみたいな形で、 なんかジャッジしがちだったりとかするんだけど。
今のミズホ先生のお話を聞いていると、子供さんのことを大人目線から見ながらも、 お話しする時には、子供と同じ同世代の目線で接している。 それでいながらも、素直に今感じたことっていうのを、嘘なく、そこは正直に、 言葉を交えて伝えているのかなっていう気がします。 -
ミズホ
多分自分が嘘をついている時の声色も、気づいちゃうんですね、自分で。
今ずっと子供に対して、自分じゃない言葉を話そうとしているなっていう。
なだめるように言っている時の面倒くささが、声に現れてしまっているような…、正直なの(笑)
ちょっとイラついている時の慰め方とか、それだったらちゃんと自分の声色を見ながら、 あっちとどう化学反応するかなって。 あっちの声色がそう来るなら、私もちょっと本気で出すさぁって言うよっていう。
反対に、例えばお説教している時の自分の声色が、かなぎり声になっている時って、 これ子供のことどうでもよくて、自分がちょっと大きな声出したいだけになっちゃってるなってこともあるじゃないですか。 -
アヤ
泣き叫ぶ子供のように? -
ミズホ
そうそう!そうなんです!
赤ちゃんの泣き声と同じで、俺は怒ってんだよ~みたいな声色の時もあって。
そういう時は、「なんかちょっとさっきおかしかったよね、ママ」「なんかさっきのママちょっとヒートアップしてたね」って、 「始まってたね」とか言われるんですけど。 でもなんかそうやって、自分と相手の声色って正直だなっていうところ。 私はその音の感受性が強いって自分で思ってるから、 そこでバロメーターにすることがよくあるってことですね。
で、自分も相手に伝える言葉が嘘ついてるとして、 なんか自分でしっくりこない声帯の気持ちになってたりとか、 なんかしっくりこない。
声色にのせて、変だなっていうことに気づきやすいんですよね、自分がね。
でもだから、ちょっとさっきのやつはなんか自分がテンション上がってただけだったなって思ったら、 「すみません」って言って、「さっきは、ごめんなさい」って、よく娘たちにも言う。
でもなんか本当、ママ本当…ちょっとさっきね、すごいさっきあれだったよね…って、 言われることが多い。失敗するママばかりを見せている。 -
アヤ
なんかね、すごくお互いに心で会話をしている。
なんかそんな感じが印象強いんですけれども。 -
ミズホ
濁った心のまんま、長く見ると、それが当たり前になっちゃうから。
「心が濁りそうだよ」ってことに気づいてもらえたらいいなっていうのが、 大きいかもしれないですね。子育てしてて。
その居心地の悪いところにいつまでも居て、 その居心地の悪いところから、いろんな人に接していくと、 いろんなことが巡り巡って自分のところに、その結果がやってくるね。
ヨガの知恵じゃないけれども。 巡り巡って自分のところに同じようなエネルギーで帰っていく。
それをね、分かってほしいなって思うのと、 うちの中でそういうことが分かって、 「家族」という小さな宇宙の中で安心して、物事を喋っていいんだっていうことを 経験した彼女たちが、その先々に出ていった時に、 クラスメイトの中で、そういう役割を果たせる子になってくれたらまた嬉しいなぁと思うんですよね。
声に気づいてあげたりとか、聞いてあげれたりとか、 それができる子になるためには、聞いてもらった経験とか、 安心していられる経験っていうのをたくさん持ってもらいたいなって思うから、 「ママもいっぱい失敗してきた」っていうことを…、ご覧の通り今もいっぱい失敗してる、 みたいな姿をいちいち見せつけてやっています(笑) -
アヤ
素敵ですね~、ありがとうございます!
今日のお話はいかがでしたでしょうか。
ミズホ先生の貴重な子育て体験談のお話をしていただきました。
私自身、子育てをしたことはなかったりするんですけれども。 周りの、友人の子育て話を聞いていると、 本当に一つの答えというものがないんだな、というのを目の当たりにしています。
その中で、どういったところに気をつけながら、 子どもと接しているのかといったところを、ミズホ先生にお話し聞いたんですけれども。
やはり心の奥にある、音をキャッチし続けること。 これは言葉に表れてはないんだけれども、その音の波長一つで、 その子どもが、何を思い、何を感じているのか。
そしてそれが、母親との会話の中でも、十分に生かすことができているということを 教わったような気がします。
私たち大人でさえも、機嫌がいい時の声色と、 機嫌が悪い時の声色というふうに、さまざまにありますから、 そういった言葉を超えたところの、感受性といったところを育んでいくと、 またそこでも、子どもとの接し方、大人との付き合い方といったところへと つながっていく知恵になるんじゃないかなというふうに感じました。
貴重なお話をありがとうございます。 日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪