ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #93 育児中に支えになったヨガの教えについて
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第93回は、育児中に支えになったヨガの教えについて、ヨガインストラクターのミヅホさんにお話しを伺いました。 「この教えが真理なのかどうか、身をもって体験しなさい」というヨガの教えがあり、一番解せなかったのは「マーヤ=この世は幻」という教え。この世のすべてはあなたの心の映し鏡だ、というもの。世の中には起きてほしくないこともたくさんあるのに?と不思議に思っていたそうです。子育ての中でそんなヨガの教えをどう生かしていったのでしょうか。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
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アヤ
今回は『育児中に学んだヨガの教え』についてゆるトークします。 今回のゲストは、関東のスタジオヨギーで活躍されているミヅホ先生です。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
ミヅホ
お願いいたします。 -
アヤ
「育児中に心の支えになったヨガの教え」というのは、なにかありますか? -
ミヅホ
えっと…、 ヨガの教えってすごく面白いなって思ってるんですけど。
その教えが真理かどうか、あなたの身をもって体験しなさい!みたいに言うじゃないですか。 これが真実なのか…、真理なのかどうかは、あなただけに聞かせてくださいって、言ってくれるのが、 面白いなって思っていて。
私一番解せなかったのが、マーヤっていう「この世は幻だよ」っていう、概念があって。 この世に見えているものは、そっくりそのままあなたの心を映したものだからっていう…、 そんな馬鹿な!って思いませんでしたか?(笑)
私、そんな馬鹿な!って思って。
だってこの世の中には起きてほしくないことたくさん起こるし、それが私の心の映し鏡って、どういう意味⁉って、 永らく私の研究テーマなんですけれども。
でもやっぱり、これやだな、この人嫌だなって思ったときに、この人の嫌なところって、 私の中の嫌なところかもしれないって思った時があったんですよね。
前の前にもちょっとお話ししたんですけれども、 私って結構すごくブラックな人間なので(笑)
本当嫌なヤツなので、アイツ嫌な奴って思った人って、そっくりそのまま私の中に 居座っている私を、外に見ているかもって…。
確かにそう言われてみればそうかもしれないって思ったり。
例えば、戦争の話しとかを聞いた時に、この戦争が起こっているってことが、 私の心の映し鏡って、どういう意味⁇って。
もし、戦争を嫌なものって思っているのであれば、嫌なものってどういう意味?ってすごく、ずっと悩んでいるんですね。
で、でも確かに私の中にも小さな争いっていうか、あの人より少し勝っていたいなとか、あの人より上手く生きたいなとか、 やっぱり小さなこと、小さな出来事の中にひとつひとつ…、勝りたいって思いだとか、人と比べたり、拭えどぬぐえど、やっぱり 私の内側からやってきて、なんか少し得をすれば安心するし、損してれば自分の心はわがままになるんだけれども。
その心が、私の中にある限り、外のことを責められないなって、思ったんですよね。
で、そうした時に、最初にもお話ししたんですけれども…、
私そういうヤツになりたくない!って…、できれば私の心はとてもわがままなんだけど、 この世の中を悪いものに見たくない、良いものとして捉えたい、私の目の前に起こることが 悪いことでも、それを優しく見れる手立てはないかしら、って探していったときに、 私の内側から出すものは、優しいものに、とにかく整えてみよう!って思ったんですね。
外側・遠い世界の出来事をあぁだこうだと塗り替えられるわけではないし、 誰かの心を真っ黒から真っ白にしてあげられるわけでもない。 だって、自分のこともできないから。
でも、その…自分じゃないところは私は動かせないけど、 私は自分のことは少し面倒を見てあげられるかもしれないから、 「私」という世界が、できるだけ幸せであるようにしてあげようって思って。
ちょっとさっきもお話ししてたんですけど。
子供がそれぞれの社会に出ていく前に、彼女の中が整って、 安心して、彼女が彼女でいられたら、外でいろいろ戦えるかも、 どんなことに出会っても、くじけないでいられるかもしれないなって思ったら、 まずは、自分の心が居心地いいことをまず守ろう!っていうふうにしてます。
それが単純に、「非暴力」にもすごくつながると思うんですけど。 今思い出しました!
日本語の妙でですね、子育てって、多分してあげることがたくさんあると思うんですよ。
おむつ替えてあげる、お風呂入れてあげる、ご飯食べさせてあげるって…、 してあげる、してあげるって、あげてばっかりだと、ギブギブギブで、 なんか私がすり減ってっていっちゃう。
けど、日本語の妙で、同じ事柄でも「させていただく」の精神で、 ご飯作らせていただく、お風呂入れさせていただく、おむつ取り換えさせていただくって、 なんか「させていただく」「テイク」できるんですよね。 なんかしてあげる、自分の内側から出していくんじゃなくて、 させていただくって言い方変えてあげるだけで、なんかもらえる気になる。
ギブしてたものがテイク、テイクさせていただくって…、
なんかそういうゲームを始めてみた…、ゲームにしたんですよ。
あぁ~、お風呂入れなきゃいけない!あー、めんどくさい!って思ってたのを、 あー、今日もお風呂入れさせていただく^^みたいな(笑)
変換ゲーム!スタート!って思って、『させていただくゲーム』をしていったら、 なんかすごく自分が豊かになっていくような気がして。
してあげていた日常は、すさんでいく、すさんでいくって言ったら極端になんだけど、 なんかこう…すり減っていく、疲れていく、あれもこれも、 私ってなんて忙しいんだ、こんなに頑張ってるのにってイライラしていく、 育児生活から、あれさせていただく、これさせていただく、おっぱいあげさせていただく、 おむつ替えさせていただくって、いただきます!って言いながらやるだけなのに、 同じことしかやってないのに、豊かになっていっちゃうんですよね✶
これは本当に日本語の妙で、すごいお話だなって思うんですけど。
本当…だから、同じことやってても、目の前の景色が変わっていく。
心の写し鏡のところにまた戻ってきましたが(笑)
してあげるから、させていただくに変換ゲームしただけで、 私の心は、そのように満たされて、もらって・もらって・いただいて・いただいてっていうのに、 なっていったなってすごく思うので。 なんか本当、ゲーム!ゲームです!これは。
してあげる、してあげる、おっと違った!させていただいてるんだった、みたいな(笑) ゲームにしたら、すごく…、わー、今日もコイン何個ゲットだぜ!みたいな! なんか、自分がチャリンチャリンチャリンチャリンと、 すごい豊かになっていくなって。
なんか本当これは、やってみてください!ぜひ皆さん♪
してあげてるって思った、あ!私ったらまたもううっかり…してあげちゃってたって思って、 させていただくんだったって、変換しながら生きてみると、 あらら、私ったら♡って。 なんて豊かなんでしょうって、本当思えたから^^
ヨガの、「心は写し鏡です」っていうところの概念を大切にしています。
だからなんかもし、目の前に嫌なことが見えていたら、 私の心ちょっと嫌なものを見るモードになってるって、「カチャン」とその色眼鏡を外してですね、 させていただく眼鏡をかけて、見てみると、もしかしたらこの世に対して、 何か一つできることが見つかるかもしれないしって、すごいよく考えて。
あ、でも私ホント、ヨガを始めて都合のいい女になったと言っているんですよね。 -
アヤ
(笑)都合のいい女? -
ミヅホ
そう、ヨガを勉強して、いろんな哲学を学んで、教えを学んで、 そしてまた自分で哲学していったら、都合よく考えられちゃう女になって。
都合のいい女と私は自分のことを呼んでるんですよ(笑) -
アヤ
本当になんか見る世界観っていうのがですね、広がりますよね。 -
ミヅホ
不思議ですよね。 -
アヤ
不思議ですよね、これは。
ヨガの教えの中ではやっぱり、その心をいかにコントロールしていくのか、 それこそミヅホ先生が言ってくださったように、 一つの物事っていうのをどの眼鏡をかけて見ていくのかによって、 物事の受け止め方は変わっていきますよっていうのが、結構いろいろ言われていて、 じゃあその色眼鏡っていうのを、どういうふうに育てていくかじゃないけど、 新しく新調するのか、元々持っていた色眼鏡を、 いかに磨いて使っていくのかって言った方が適切ですかね。
っていうふうに、お宝を発見するような、そういう感覚でマーヤの世界観っていったところも 見ていくと、本当に子育てってすごく大変っていうふうに、周りの友人からも聞きますので、 そういう苦しいな苦しいな…一人で抱え込みすぎてるなっていう時だからこそ、 今みたいな「してあげる」ところから「させていただく」ゲームに切り替えていくとか。
それも一つの色眼鏡の変え方だと思うし、
またそこから別の色眼鏡でオリジナルの色眼鏡っていったところが見つかればですね、 そういうゲームに切り替えていくっていうのも、 ヨガの教え、心をいかにコントロールしていくのか、 その苦しみが訪れたら、どうやってそれと向き合い、 自分の糧にしていくのかっていったところで、知恵を転換していくと、 またそこに豊かさっていうものが見えてきそうな気がしますね。
貴重なお話をありがとうございます。 -
ミヅホ
ありがとうございました。 -
アヤ
今日のお話はいかがでしたでしょうか。
育児中に心の支えになったヨガの教えについて、ミヅホ先生にお話を伺いました。
誰しもですね、心の中にいろんなモヤモヤを抱えることがあると思います。
そのモヤモヤのところを「マーヤ」というふうにヨガの中では言います。 そのマーヤといったところと、どういうふうに付き合っていくのかというのを、 ミズホ先生の実践の中でですね、より具体的にお話をしてくださいました。
なかなか私たちはですね、日常の中で過ごしていくと忙殺されがちな、 心の流れではあるんだけれども、一旦ですね足を止めてみて、 そして、どの色眼鏡をつけて物事を見ようとするのかというふうに、 モデルチェンジをしていくこと、というものを今回のお話の中で教わったような気がします。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪