ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #100 自分の体の状態の見つめ方
運動量 ● ● ● ● ●
ビデオクラスのご視聴には
プランの購入が必要です
新規メンバー登録から3日間は
無料で視聴できます
第100回は、自分の体の状態の見つめ方について。薬剤師で国際中医師でもある山田桂子さんをゲストに迎えてお話しを伺いました。疲れているのに休めない、そんな人も多いのではないでしょうか。自分の体の状態を知るために、自分にいったいどんな声掛けをするとよいのでしょう? 自分との対話力をあげるコツをお話しいただきました。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポートをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスが
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、アーユルヴェーダキッチンを、
月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際に料理のレシピについても、
お話を聞くことができるクラスです。 ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『自分の体の状態の見つめ方』について、ゆるトークします。
ゲストは、釉漢方カウンセリング代表の薬剤師、兼国際中医師でもある、山田桂子先生です。
どうぞよろしくお願い致します。 -
山田
よろしくお願いします。 -
アヤ
お願い致します。
今回からは、具体的にお話をお伺いできればなと思うんですけれども。
山田先生のお話を聞いていて、すごく自分との会話力・対話力っていうものが、 優しいなぁというふうな印象があったんです。
なので、自分の体っていったところ…、
心も体も、どういうふうに見つめているのかなっていうのと、 その見つめていくときに、どんな声かけっていうのを、 自分自身にされているのかなっていうのをお話し聞ければ嬉しいです。 -
山田
はい、分かりました。
そうですね…、私もやっぱり自分で自分への声かけの仕方って、 すごく厳しくやっていた人だったんです、もともとは。 -
アヤ
あ、そうなんですか⁈
どんな厳しさだったんですか? -
山田
そうなんです。
それこそ先週お話ししたように、
疲れたけど、やらなきゃいけないんだよっていう…。
今やらなきゃいけないことの方に、意識が向いてしまっているっていう。
やっぱり過去の私は、まぎれなくその人物だったんですよね。 -
アヤ
ちょっとムチ打っちゃうみたいな? -
山田
そうです。
もう、早くやれ!早くやれ!っていうふうに、 結構生き急いでいる感じっていうのがすごくあったんですよね。
でもやっぱり、すごくそれで体が持たなくなってきたっていう経験があって、 なんかこれはちょっと違うんじゃないかなっていうふうに思ったんですよね。
で、それってやっぱり、今までのカンセリグのお客様も同じで、 やっぱり焦れば焦るほど、急げ急げっていうふうにやればやるほど、 自分のことを厳しく叱咤激励するほど、やっぱり良くならないというか、 あんまり体調の良い方に向かないことの方が多かったんですよね。
なので、そういったこととか、あと自分の経験から見ていても、 やっぱり自分の体の声がけの仕方は、 自分がやっぱり家族とか大切な人に、どう声をかけるかっていうのが、 一番わかりやすい指標なんじゃないかなと思うんですよね。
なので例えば、疲れたとか、体がなんとなく走ってるなと思った時に、 今までだったら、いやいやそんなこと言ってる場合じゃないからって、 自分の気持ちを押し殺していたところ…、
でもはて?それが例えばお客様がそういう風に言ったとしたら、 同じことを言うだろうか?って思ったんですよね。
その時に、あ、言わないよなって思ったんです。 お客様が疲れちゃって…って言った時に、 そこで、いやいやもっと頑張ってください!なんて言ったら、鬼じゃないですか。 -
アヤ
ちょっとハッとしますよね。言われたらね(笑) -
山田
ハッとしますよね!
そう…、でも私は自分に長年やってたんだなっていうことに気付いて、 その時に、じゃあ自分は本当はどんな声をかけて欲しかったんだろうっていうことを、 自分に聞くことから始めたんですよね。
多分、ただただ優しい声をかけて欲しいわけじゃないタイミングがあったりだとか、 いろいろその時の自分によって、かけて欲しい声って本当に様々だと思うんですよね。 なので、やっぱりそれは、どんな声をかけて欲しいか、 どんな声をかけたら自分の心がふっと緩まって安心するのかっていうのは、 やっぱりその時々の自分じゃないと、きっと分からないと思うので、 やっぱり、今、かけてほしい声をまず一番にかける。
その時に自分の心がどう喜ぶのかっていうことを、いちいちチェックするっていうのは、 当初はすごくやってたんですね、私自身が。わからないので。
その積み重ねで、自分と自分とのコミュニケーションが出来上がっていくんじゃないかなと、 思います。
すごい泥臭い方法なんです。
この声をかければいいっていうよりは、 やっぱり、喜ぶ声がけの仕方って、同じお客様でもやっぱり全然違っていて、 今はこの声がけじゃなかったんだな、 この声がけの方が、この方は安心するなっていうのは全然違っていたので、 やっぱりコミュニケーションを積み重ねることで分かっていったので、 自分とのコミュニケーションって、もう、回数って大事なんじゃないかなって思います。 -
アヤ
なるほどですね。
本当、仲いいお友達とお話を深めていくかのように、 ずっと自分の中で、自分A、Bみたいなのが、ずっと対話していく感じですかね。 -
山田
そうです、そうです。 -
アヤ
なるほど。
そして、どの声がけが一番ほっと落ち着く言葉なのかとか、 この声がけをされるとちょっと勇気づけられたとか、 そういう、いちいちの反応っていったところもちゃんと、 一つ一つ受け止めていくっていうことですか? -
山田
そうですそうです。
その、小さな積み重ねで、やっぱり自分との会話力、対話力ってできていくなって思うんですが…、 ただ、今思い返してみると、一番最初にやったのって、 ただただ共感するだけだったんですね、自分に。
アドバイスをしていくとかっていうよりは…、
「疲れた。」「うん、疲れたよね」っていう感じで、
オウム返しをしながら、ただただ共感していくっていうことだけをひたすらやっていたなぁと思うので、 まず最初に、声のかけ方もちょっとわかんないなっていう時には、 ただただ共感をするっていうことだけからでも、十分コミュニケーションって取れていくんじゃないかなと思います。 -
アヤ
そうですね、なるほどですね。
共感ってすごく大事ですよね。
なんかコミュニケーションを取る時の一番最初の段階っていうふうにもね、 以前心理学で学んだことがあるんですけど。 でも本当に、自分と対話していくときは、まず共感を作る、 共感できる環境を内側に作る。 -
山田
うんうん。素敵! -
アヤ
先生がおっしゃったことですね(笑) -
山田
素敵なことば✶ -
アヤ
ただ受けただけなんですけど…、ありがとうございます^^
あ、こういう風に褒めていただけると、喜びますね♪笑 -
山田
まさにですね!笑 -
アヤ
なるほどですね!
ちょっと今、自分との対話の一部分を垣間見たような気がしました!
なるほどですね。
やっぱりそうやって、自分自身と対話をしていく中で、 やっぱり泥臭いやり方だ~というふうに先生はおっしゃったんですけれども、 やっぱりそうやって、最初赤ちゃんと会話をしていくような感じで、 単語レベルからでも、不器用ながらでも会話をしていって、 そしてそれが大人になっていくにつれて、関係性が深まっていくと、 自然と声をかけるフレーズというか、そういうものが増していくっていうような感じですかね?
なので、諦めずにというか、泥臭く自分とお話ししていくというのが、 やっぱり自分の体の状態を見つめていく、一つの方法ということになりますね。 -
山田
はい! -
アヤ
なるほどですね。
先生、自分自身を観察する方法っていうのを、 今みたいにわかりやすく講座の方でもお話しされているということなんですけど、 この『取説講座』というのもされているようなんですけれども、 これは、今みたいなことから、もうちょっと深掘っていくような形、 より実践的な形で自分との対話力というのを深めていく感じですか? -
山田
そうです。
3月から(2023年)ちょうど始まるんですけれども。
体調をとにかく道しるべにして、 自分の体の声を道しるべにして、自分と対話をしていくっていうのを、 学ぶだけではなくて、あるワークを取り入れながら、実践をしながら、 1年を通して、自分と対話をしていくっていうような講座になっています。
その題材が、季節だったり。
季節のリズムから自分を知ったりだとか、 あとは自分の胃腸の声を聞くことから、自分のリズムを知っていったりとか、 睡眠のリズムだったり、あとはもちろん、生理周期だったりとか、 いろいろ各月テーマを分けて、 自分の体調から自分を知っていくっていうような講座。
ほんとに実践ですね!
自分の体調の記録をもとにやっていくので、 特にこの養生がいいんだ!だけではなくて、 そこから自分に一番いいものをマッチさせる、知っていく。 実践しながら見つけていくっていうようなことをやっていきます。 -
アヤ
なるほどですね。
じゃあ本当、その時々に合わせた自分の取扱説明書っていうのを 年間かけて作っていって…、 そしてまた、それを実践して、そしてまた、体調が変わってきたらまた再受講して、 もう一回新しい取説を作るっていうのも、やって大丈夫なんですか?先生のところで。 -
山田
もちろんです♪
取説って本当に、更新していってなんぼだと私は思っていて、 女性の場合特に、年代によっても、自分の扱い方は変わりますし、 この前春のワークショップでもお話しましたけど、 春に心地いい自分の体調リズムと、 夏に心地いい自分の体調の扱い方ってやっぱり違うんですよね。
なので、よく私にはこの方法が合ってるっていうのを見つけたい! その一個だけ!っていうふうに、どうしてもお守りのように見つけたいかな、 と思うんですけれども…、 やっぱりすべてにおいて変化していくので、自分を観察する力をつけると、 それがお守りになるんですよね。
自分を見る力っていうのが、一番のお守りになっていくので、 そのテーマを色々変えながら、あれこれあれこれ違う視点から自分を見ていくっていうような感じですね。
取説はどんどん更新していってほしいです! -
アヤ
なるほどですね。
そのたんびたんびに、山田先生からの優しい質問がきてくれるという(笑) -
山田
第三者からの問いかけは、やっぱりちょっと道が開けるというか、 あ!こういう視点もあるんだっていうのは、 アドバイスじゃないですけど、見せられるかなと思いますので。 -
アヤ
そうですね。
やっぱり自分の中で問答するよりも、ちょっと新たな道じゃないけど、 そういうのを切り開くには、やっぱり人の力って多分に要りますね。
なんか、すごくいいですね!
1年かけて自分との向き合い方っていうのを学べるというのは、 すごく魅力的だなと思います。 -
山田
1年後に、全部が繋がる瞬間が楽しいんですよ、漢方って!
結局、春の体調を作るのは、夏とか冬とか、 他の季節の積み重ねによって、季節の体調っていうのもできるので…、 今の冬の過ごし方が今この春になって、 春の過ごし方が夏になってっていう風に、 全部が繋がっていくんですね。
その瞬間がすごくたまらないと思います♪ -
アヤ
じゃあもう皆さんも、興味がある方はぜひ、学んでもらえたらなと思っております!
貴重なお話ありがとうございました。
今日のお話はいかがでしたでしょうか?
自分自身の状態の見つめ方についてお話をお伺いしました。
1年を通して自分との対話力を上げていき、 そして、自分自身がどういうふうに声かけを行っていくのかというものは、 やはりその月日が経っていった、その先にどんどん質問の質も上がっていき、 そして自分をいたわる力というものも同時に養っていけれるような、 底力を上げてくれるような対話力というものが身につくような印象がありました。
こちらは、山田先生の取説講座でも、より具体的な実践方法について学べるようになっておりますので、 興味のある方はそちらの方もぜひチェックしてもらえたら嬉しいなと思っております!
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪