ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #101 自然のリズムとわたしのリズム
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第101回は、自然のリズムとわたしのリズムについて。薬剤師で国際中医師でもある山田桂子さんをゲストに迎えてお話しを伺いました。四季折々の体調の変化、朝起きてから1日の変化、など、自然のリズムと自分の体調(バイオリズム)との関連についてお話ししました。変化するのが実は当たり前で、一定にしようとすることに無理があり、それがストレスになるそうです。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポートをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスが
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、アーユルヴェーダキッチンを、
月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際に料理のレシピについても、
お話を聞くことができるクラスです。 ぜひ、クラスでお会いしましょう。
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アヤ
今回は『自然のリズムと私のリズム』について、ゆるトークします。
ゲストは、釉漢方カウンセリング代表の薬剤師、兼国際中医師でもある、山田桂子先生です。
どうぞよろしくお願い致します。 -
山田
よろしくお願いします。 -
アヤ
お願い致します。
今回は、『自然のリズムと私のリズム』について、ちょっとお話をお伺いしたいんですけれども…
分かりやすいので言えば、四季折々の体調変化とか、
あとはやっぱり、1日の中での、朝目覚めてから夜寝るまでのリズム。っていったところが、
結構一般的に頭に浮かぶのかなと思うんですけど。
この『自然のリズムと私のリズム』って、具体的にどういうことなのかな?と思って…
ちょっとお話をお伺いしたいなと思います。
-
山田
はい。ありがとうございます。
でも今おっしゃっていただいたように、その自然のリズムって、四季のリズムですよね。
特にやっぱ日本は、季節が綺麗にある。
バイオリズムがしっかりとあるので、その季節季節のリズムにあった過ごし方っていうのが、
まずあるんですね。あとはやっぱり、「自分のリズム」ですよね。
1日のリズムとか、女性の場合は、1ヶ月のリズムっていうのもあるので…、
それと、どう折り合いをつけていくのかっていうのが、健やかに健康に、 心地よく生きていくには、すごく大事なポイントじゃないかなと思っています。
-
アヤ
うーん。心地よくですね♪
心地よく、いたいですよね(笑)
でもやっぱり、私もひと月の間での揺らぎとかっていうのがもちろんある中で…
どうやってそこの調和を合わせていこうかなっていうのを、毎回毎回自分と会話しながら、やり過ごしていくっていうこともあったりとかするんですけど。
なんかその…、自分が自分がってなってたら見えないことって、多くありますよね。
そんな時に、山田先生が言われている、「自然のリズム」っていったところに、ちょっと焦点をあてる、じゃないですけど、そこに意識をちょっと向けていく、ということができると、もうちょっとやんわりと、自分っていうものを捉えることができるのかなっていうふうに、感じて話を聞いていました。
その「自然のリズム」をどう感じていったらいいのか?
っていうのはありますか?
-
山田
そうですね。
「自然のリズム」の感じ方っていうのは、皆さん実は知っていらっしゃるんじゃないかなって、私は思うんですね。
例えば、春とか夏とか、梅雨の時期とかっていうのも、本当に自然をただただ見ていると…、
春は、新しい植物とかがどんどん芽生えてきてだとか、風が強くなってきてとか、あとはあったかくなりますよね。
急に気温が上がってきて、起床時間も増えていってとか。
対して、冬っていうのは、植物とかも枯れて、動物も冬眠していって、気温も低くなって寒くなって、起床時間も短くなるっていうふうに、すごくその…、季節折々のコントラストがあるじゃないですか。
その自然を見ていると、自分もそういうふうに生きていいんだ!っていうことがまず一つ、ヒントになるんですね。
一番分かりやすいので言うと、冬の養生って、ちょっと特殊なんですね、他の季節に比べて。
特に気象時間について古い書本に書かれているんですけれども。
「朝は早く起きない」っていうのが養生書に書いてあるんですね。
でもこれって、よくよく自然のリズムを見てみると、太陽が上がってくるのが遅いんですよね、冬って。
なので、早く寝て、遅く起きなさい。っていうのが、一応「冬の季節のリズム」なんです。
こうやって、自然をただただ見ていると、たくさんヒントがもらえるんですよね。
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アヤ
なるほどですね。
やっぱり太陽が昇る沈むとか、まずここがわかりやすくって、そこのリズムに体内時計を合わせていくように生活すると、自然と調和が生まれやすくなる感じ。の印象でいいですかね。
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山田
合ってます合ってます。
ただ、「自分のリズム」とそれを照らし合わせた時に、自然がそういうリズムだからといって、全く自分も同じリズムにすることはやっぱり難しいじゃないですか。
自然のリズムは、四季で変わるけれども…、
やっぱり日本人って、起床時間はまぁ大体、仕事の時間とか、お子様の学校の時間とかに合わせて、大体一定ですよね。
なかなかそこに寄り添うことは難しいじゃないですか。
でも、冬は日照時間が短いから、春になると明るくなるのが早いから、ちょっと活動時間が増えるな~っていう風に考えて、それを自分の生活のリズムの中に、少しでもその要素を取り入れていただくと、季節のリズムがマッチしやすくなるんですね。
その通りにしなくちゃ!だと、やっぱり難しくって、そこがストレスの原因になったりするんですよね。
-
アヤ
そっか、自分に鞭打ちちゃうからですね。 -
山田
なんか…、ダッシュして早く出る!みたいな感じですよね(笑)
はい、布団です!この時間です。寝る時間です!
みたいになっちゃうと、それがちょっと心地よさとは違うみたいな…。 -
アヤ
確かに確かに。
完全に時計に支配されてる感じですね。 -
山田
そうなんです。
やっぱりそこは、皆さん生活リズムも、生活環境も違うっていうのが、前提としてあって。
なので、「自分の生活リズム」と「自然のリズム」を、どう折り合いをつけていくのかっていうのが、1番大事なんです。 -
アヤ
なるほどですね。
今、お話聞いていて、そういえば私、冬になると、めちゃめちゃ寝るなって思いました。
寝れてないのかなって思ってたんですけど、そういうわけではなくて、
今の話で言えば、やっぱり「太陽のリズム」っていうのが、体に少なからず影響を与えているんだなっていう風に受け止めて…、
そうすると、「私、寝ていいんだ」みたいな、自分を甘やかしていい心っていうのが芽生えちゃいました。 -
山田
でも本当に、その通りなんですよ。
冬は1年分のエネルギーを貯めろと言われているような季節なんですよね。実は。
なのに、冬になって、全然早く起きれなくなっちゃったとか…、
休んでばっかりで本当にダメですよね。っていう風に、
体調を教えてくださる女性、男性もすごく多いんですよね。
でも私から見てると、ただただ自然のリズムに乗ってて、とても良いですね♪っていうことですよね(笑) -
アヤ
なるほど(笑) -
山田
それを、『疲れ』とか、『自分はダメだ』っていう要素にして、疾患というか…、非常の対象にすることではないと、私は思うんですよね。
自然のリズムに乗って、ただただ休養を取れっていうことを、自然が教えてくれているのに、それを『疲れ』だとか、「元気つけなくちゃ!」みたいになっちゃうのは、なんか違うっていうか…、 もっと労わっていいんだよ。って、受け入れて…、
その労わり方っていうのが、睡眠時間を長くする。といったことが、環境的に許されないとかであれば、
少し目を使う時間を少なくしようかなぁとか、じゃぁ、逆に、時間的には難しいことだけれども、胃腸を休めてみようかな、とか…、
『休み』って、いろんな取り方で取れると思うので、そんな風に『自然のリズム』と『自分の環境リズム・生態リズム』をマッチさせていくことが、大事なんじゃないかな、と思います。 -
アヤ
なるほどですね。
そうやって自分を、実験的に?
胃腸を休めようとか、ちょっと睡眠とってみようとか、今日はコレしようかな、と思っていたけど、「いやいや」とか、なんかちょっと遊び感覚で試してみたときに、いろいろな発見ができそうですね。 -
山田
ほんとに、アヤさんがおっしゃったように、実験的に自分を見る。ってすごくやっぱり大事ですね。
少し自分から離れて、第三者目線で自分を俯瞰してみると、いろんなことが、実は見えてくるんですね。
どうしても視野が狭くなっているときに見ると、疲れてどうしようどうしよう…っていう風になってしまうんですけれども、
ちょっと俯瞰してみてみる、ちょっと離れて自分を遠目で見てみると、「あ!やっぱこうしてみようかな!」とか、新しい自分の整え方っていうのが見つけやすいと思います。 -
アヤ
なるほどですね。眉間にシワが寄っていたら、それは要注意ですね。 -
山田
そう、それは要注意ですね(笑) -
アヤ
はい。ありがとうございます。
山田先生の出版されている『整理手帳』(女性限定)の中でも、今のような観察ポイントが詳細に書かれています。
気になる方は、こちらの方もぜひ、チェックしていただけると、
より『自分のリズムと自然のリズム』といったところも、調和が見えやすくなるんじゃないかな、と思います。
貴重なお話をありがとうございます。 -
山田
ありがとうございました! -
アヤ
ありがとうございます。
今日の『自然のリズムと私のリズム』についてのお話し、いかがでしたでしょうか?
遊び感覚で、休むときには休む、ということを教えてくださいました。
ワクワクしながら、実験的に…何か新しいことをはじめる、というよりは、
今までやってきたものの中で、自分が落ち着くことをあえて取り入れてみる、
そうしていくと、意外に「自然のリズム」と「わたしのリズム」がリンクして、調和が生まれやすくなるんじゃないかな、というようなヒントを得られました。
またここから詳しく、観察ポイント等深めていきたい方は、
山田先生著書の『整理手帳』をご覧になったり、これからのワークショップなどにご参加いただいて、
「自分の観察の仕方」というのを深めていただけたら、嬉しい限りです。
常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪