ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #107 イシュタヨガの魅力について
運動量 ● ● ● ● ●
ビデオクラスのご視聴には
プランの購入が必要です
新規メンバー登録から3日間は
無料で視聴できます
第107回は、イシュタヨガについて、ヨガインストラクターのミユキさんにお話しを伺いました。イシュタヨガとは個々のバランスを大切にしているヨガで、名前の元は、ヨーガスートラにある言葉「自分自身の学びを深めていくこと」「個人個人の」「自分と共鳴する道とつながることができる」にあり、インテグレイテッド・サイエンス・オブ・ハタ、タントラ&アーユルヴェーダの頭文字をとり、ISHTAと表記されます。yoggy airでもクラスがありますが、なんといってもリアルに先生が指導するスタジオのほうがその魅力を体感できるそう。それは…?
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポートをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、アーユルヴェーダキッチンを、
月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際に料理のレシピについても、
お話を聞くことができるクラスです。 ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『イシュタヨガ』についてゆるトークします。
ゲストは関東のスタジオヨギーなどで活躍されている、ミユキ先生です。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
ミユキ
ミユキです。よろしくお願いします。 -
アヤ
お願いいたします。
お初にお目にかかりますが(笑)
お互いSNS等でフォローし合っていて… -
ミユキ
そう、しかも私、ヨギーエアーで何回か受けさせていただいています! -
アヤ
本当ですか!恐縮です。
ありがとうございます!
ご夫婦で参加していただいて。
仲睦まじいメッセージを…、本当にほっこりしました。
ありがとうございます。
今日はどうぞよろしくお願いいたします。 -
ミユキ
よろしくお願いします! -
アヤ
今回なんですけれども、 ヨギーエアの方でも、クラスをされている『イシュタヨガ』についての お話を、お伺いしたいなと思っています。
こちらのイシュタヨガというのは、どういうものになりますか? -
ミユキ
個々のバランスを取り戻すのを、すごく大切にしているヨガです。
『ヨガスートラ』というヨガの教科書みたいな教典があるんですけれども、 その中の、この一節をイシュタヨガの言葉を取っていて、 イシュタヨガの名前の元になっているんですけれども、
Svadhyayat ishta devata samprayagah
スヴァリアーヤ イシュタデヴァータ サムプラヨーガハ
スヴァリヤーヤというのが、自分自身を学び深めていくこと、として
イシュタデヴァータというのが、イシュタというそのヨガの流派の名前なんですけれども、 イシュタというのが、個々の、個人個人のという意味です。
デヴァータというのが、「神様」と訳されること多いんですけれども、 ここでは、「自分と共鳴する道」というふうに捉えています。
「自分と共鳴する道」と、サムプラヨーガハ「つながることができる」。
自分自身を学び深めることを通して、 自分自身と魂に共鳴する道とつながっていくことができる。
だから、他の誰でもなく、まずは自分とつながっていく。
学び深めていくことを大事にしましょうね!ということが、 その流派の名前の語源になっているんですね。
なので、私たちは、すごく周りに意識を向けがちなんだけれども、
そうではなくて、まずは自分とつながりましょう!
私たちは個性があるから、自分の個性を大事にしながら、
自分の進んでいく道を見つけていきましょう!ということが大事になります。 -
アヤ
なるほどですね。 -
ミユキ
そして、もう一個あって。
多分アヤ先生が、私に声をかけてくれた理由かなと思うんですけれども。
インテグレイテッドサイエンス イズ オブ ハタ タントラ アンド アーユルヴェーダ
っていう、その英語の頭文字を取って『イシュタ』というふうにしてるんですね。
何かというと・・・
ハタっていうのが「バランスを作り出していく・体を整えていくヨガの練習」
そして、タントラっていうのが「この世界にある、生けとし生けるものの命を大事にしていくようなヨガ哲学」
そして、インドの生命科学である「アーユルヴェーダ」
その3つを統合した科学ですよ!っていう意味で、イシュタっていうふうにしてます。
なので、私たち結構ヨガをしていくと、意外と、 アーサナ・体をつかうことばっかりに意識を向けがちになっていくことが多いと思うんですけれども、 そうではなくて、そのタントラ哲学だったりとか、 生活全てに関わってくるアーユルヴェーダだったりとか、 それに、ちゃんと意識を向けて、しっかりとそこも学んでいきましょう!っていうことが、 すごく私には大事だなと思っていて…。
なのでイシュタヨガで、未だに学び続けてます。 -
アヤ
そうなんですね。
私的には、アーユルヴェーダの学びも、結構継続的にされていて、 そういうブラッシュアップされていく中で、ミユキ先生にとって、 自分の生活の中で、共鳴することというか、 あ!これはちょっと素敵だなって感じたものとかっていうのは、何かありますか? -
ミユキ
一番思うのが…、
さっき、『イシュタ』って、個々のバランスを取り戻すためのヨガですって、 言ったんだけれど、
アーユルヴェーダもすごくそれが大事にされていると思うんですよね。
一人一人の個性に合わせて、そこに元の状態に戻していきましょう、 というところがすごく素敵だなと思っていて、
意外と、現代社会だったりとか、西洋医学みたいなところだと、 みんな同じ感じに整えていきましょう!みたいなね。
同じことを頑張りましょう!
ここは目標だから、ここまで!みたいなことを 思っちゃったりするんだけれども、
そうじゃなくて、一人一人の本来の状態が、一番バランスが取れていて、 それが自分にとって一番いい状態、それをちゃんと見ていく、 そこに戻っていくということが、一番アーユルヴェーダでもヨガでもすごく 素敵なところだなと思います。 -
アヤ
そうですね。
じゃあその実際に、イシュタヨガのクラス構成みたいなものがあると思うんですけど…。
特徴的だなと思ったのが、クラスの最後に、瞑想の時間があったりするんですよね。
ちょっとその、クラス構成みたいなものとかも、お話していただけると嬉しいです。 -
ミユキ
基本的に、瞑想のためのヨガだと思うんですよ。
瞑想のために、体を動かしたり呼吸をしたりとかしてるんですけれども、 ヨガをされている方は、結構ご存知の方が多いと思うんですけれども、 アラマハーサヨガナンダさんという、あるヨギーの自初伝という本を書いた方が、 その方の考え方が、イシュタヨガが実はベースなんですね。
イシュタヨガの創始者の方が、その人のところで勉強されて…。
クリアヨガっていうヨガなんですけれども、
呼吸と瞑想を一緒にしていくようなヨガがベースにあるんですよ。
そこへ向けて、体を整えたり呼吸をしたりとかしてるんですね。
その瞑想の時間は、できるだけちゃんとやるようにと思ってます。
なので、結構古いタイプのヨガっていうか…、
古いタントラ哲学の考え方をベースにしていると思うんですよね。
瞑想の中で、マントラを心の中で唱えていくとか、 そういうことも、結構古い、昔からのやり方だと思うんですけれども、 そこに向かって練習をする。 -
アヤ
なるほどですね。
クラスの中とかでも、クリアヨガっていう一つの浄化法というか…、 そういうものがあったりとかするんですが、 呼吸とともに体を動かして…とか、 まるで瞑想的な感じで、自分自身と向き合っていく時間っていうのを、 すごく大事にしているっていうふうに捉えて、大丈夫ですか? -
ミユキ
そうですね。
なので意外と、フローで動いてるんだけれども、 キープ時間を取っちゃったりとかしてて、
その中で、この中で、体の状態・呼吸の状態をちゃんと見ましょう。
その中で、もし自分に必要な習性があるんだったら、 自分の個々の状態に合わせて、そこを整えていきましょう!というふうにクラスを作っています。 -
アヤ
面白いですね。 -
ミユキ
意外と私、細かくインストラクションをしてるんですけれども、 つま先の向きとか、骨盤の調整とか、 骨盤から下はこうだけれども上半身はこうですよ、とかいう言葉も、 結構細かく言ったりしてるんですけれども、 それは、一人ひとりにとって完璧なアーサナって、違うと思うんですよね。
筋力も柔軟性も違うから、その中でじゃぁ、
どうやったら自分にとって一番バランスが取れているのかというところを、 見つけていきたい。
そうやってバランスが見つかっていければ、
すごく安定した状態で心地よい状態が作られれば、 自分の内側に意識が向きやすいから、 そうすれば、瞑想的にこの瞬間瞬間を過ごしていけるんじゃないかなと思います。 -
アヤ
いいですね。余白があるような印象ですね。 -
ミユキ
そうですね。
なのでよく、他の流派の先生のクラスを受けてた人が、 イシュタの先生のクラスに出ると、私に限らずですね。
キープが長くてきついって言われることが多いです(笑)
まだ喋ってる、みたいな。
まだ呼吸するの、みたいな。 -
アヤ
でもそれは、自分自身の対話力を高めていくための、余白の時間。 だからとても大事!ということですね。
その時には体のアライメントとか、もちろん気をつけた方がいいと思うんだけど、 アライメントを重視するというよりは、知識で形作ろうというよりは、 もっと内側の深い場所から味わっていく。
その味わいを、自分なりのテイストにして、 ここの感じだと気持ちいいな、とか居心地がいいな、とかっていうのを、 見つけ出していくための時間っていうふうにも、なっていきますよね? -
ミユキ
そうですね。
その味わって見つけていくためのガイドを、 最初にしっかりとする。
形をちゃんと整えて、一人一人の状態に合わせた形を整えて、 その中でさらに、奥深くに自分に感じていくとか、 向き合っていく時間が取れるといいなと思います。 -
アヤ
いいですね。
なんかすごく、対面で受けたらもっと味わいが深そうな印象がありましたね。 -
ミユキ
イシュタは対面が絶対いいです!
エアーではなかなかね…。
イシュタヨガで私が、あぁこれって、すごくいいなぁと思ったのが、
前にヨギーマガジンでも書いたんですけれども、
『スポッティング』っていう言葉があるんですよね。
普通は『アジャスト』って言います。
アジャスト、調整するって言いますけれども。
イシュタヨガでは、スポッティングって言うんですよね。
何かというと、そこにピンポイントで、スポットライトを当てるように、 ピタッと修正するって意味もあるんですけれども、 それだけじゃなくって、その人その人、一人一人にスポットライトを当てるように、 あなたが主役です!と。
なので、その自分自身に、ちゃんと意識を向けて修正していくっていう時間が、 スポッティングなんですよね。
結構イシュタヨガのクラスでは、対面ではほとんどインストラクターは、 ポーズを取らないで、ずっと生徒さんの間を動き回っていて、 ずっとスポッティングをしている感じがありますね。
なので、その人が辛そうだったり、もっとイケそうだなと思ったら、 そこでちょっとだけ、手助けする。スポッティングする。
なので、多分その人が気づかなかったところまで、 ほんのちょっとだけ触るだけでも、意外とそこに意識が向くだけで、 変わってくることって結構あると思うんですよね。 -
アヤ
ちょっと具体的に、どういうところにスポッティングをしていくんですか?
対面とかだと。 -
ミユキ
あ、でもね、普通にヨガのクラスでアジャストしているのと同じですよ。
同じだけれども、すごく細かく見ているのかな、と思いますね。
細か~く見ている。
インストラクターがポーズを取らない分、すごくよく見れると思うんですよね。
なのでぜひ、お近くにイシュタヨガをしているクラスがあったら、ぜひ! 受けてみてもらいたいです^^ -
アヤ
そうですね。
せっかくご存知の方もいらっしゃると思うんですけれども、 まだ対面は未経験です、という方は、 ぜひ受けていただいて、 その味わいを体験するっていうのでもまた、 受け止め方が変わっていく可能性がありますよね。 -
ミユキ
あとは、よく、エアーとかでやっていると、
たぶん皆さんお仕事とか、家事の合間とかの忙しい時間でされているから、 シャバーザナーの時とか、瞑想で抜けちゃわないといけない方も、 結構いらっしゃると思うんですよね。
でも、ヨガの大事なとこそこだから、って私は思っていて…
もう、受けられる方はぜひ最後まで!って思いますね。
それまでの30分なり、45分なり、60分なりの時間を組み立てて、 整えていっているので、ぜひ…、
特にイシュタヨガの瞑想って、他ではあまりしない瞑想なのかなと思うので。 -
アヤ
それはどういうところで? -
ミユキ
あんまりマントラとか、イメージとか音声?心の中で唱えるみたいなことをしながらやる 瞑想って、そんなに普通のクラスではやらないと思うんですよね。
そういう瞑想を、ぜひ味わってもらえたらなと思います。 -
アヤ
なるほどですね。分かりました。
本当にクラスの最初から、もうその、瞑想をするというか、 自分と向き合っていくための、モード作りっていうのに意識をして、 そして最後の、その瞑想の時間の時に、 自分自身とちゃんと対話をする時間というのを設けるような、クラス構成なんですね。 -
ミユキ
そうですね。 -
アヤ
すごく細かい配慮が行き届いているのが伝わってきました。 -
ミユキ
それが実践できているのかどうかはまだちょっとわからないけれども、 そこを目指してやっています。 -
アヤ
なるほどですね。深いです。
今回はイシュタヨガについてミユキ先生にお話を伺いました。
今日のお話はいかがでしたでしょうか。
イシュタヨガは、ヨギーエアーの方でもクラスが開催されておりますし、 また、近隣の、関東にお住まいの方は、近隣のスタジオ等で、 ミユキ先生もイシュタヨガのクラスをされていたりとかしますので、 ぜひ対面も味わっていただけると、この良さというものが身に染みてわかってくるんじゃないかなと思っています。
私もぜひ受けたいなと思いました。
チェックしておきます。
ありがとうございます。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに。