ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #111 出逢い、学校設立、経営まで
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第111回は、アーユルヴェーダビューティカレッジの学長 新倉亜希さんをお迎えして、アーユルヴェーダとの出逢って学校を立ち上げるまでのお話しを伺いました。体調を崩していろいろな病院を尋ね歩いてもなかなか治らなかったとき、アーユルヴェーダのクリニックに駆け込み、「あなたは仕事しているけど生活をしていない」と告げられ、自然の摂理に沿う生活へとがらりと変えていったそうです。それは外資系金融に勤めていたキャリアからの一大転身でした。
新倉亜希先生は、アーユルヴェーダビューティカレッジで、インドの医学大学とアーユルヴェーダ病院と連携した、本格的なスクールを経営しています。また、日本人の体質に合うハーブ栽培を沖縄でおこない、薬局や大型量販店にて販売しています。『予防医療としてのアーユルヴェーダ』を啓蒙するため、日本統合医療学会での発表や大学との連携など精力的に活動されています。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『アーユルヴェーダとの出会い』について、ゆるトークします。
ゲストはアーユルヴェーダビューティーカレッジ学長の新倉亜希先生です。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
新倉亜希
お願いいたします。 -
アヤ
今回、新倉先生初めてご出演していただくということで、 皆様に簡単にですね、プロフィールをご紹介したいなと思っております。
新倉先生のご紹介をします。
アーユルヴェーダビューティーカレッジでは、 インドの医学大学とアーユルヴェーダ病院と連携した、 本格的なスクールを経営しています。
また、日本人の体質に合うハーブ栽培を、日本の沖縄でされており、 薬局や大型量販店にて販売されています。
商品を実際に目にした方もいらっしゃると思いますし、 実際にスクールに通われていた方も、中にいらっしゃるんじゃないかなと思っております。
そんな新倉先生のお話を、今日はお聞きしたいなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
新倉亜希
はい、よろしくお願いします! -
アヤ
私がいつも気になっていることなんですけれども、 先生は、アーユルヴェーダとはどういうふうにして出会われたんですか? -
新倉亜希
アーユルヴェーダと出会ったのはですね、
あの…わたし…、燃え尽き症候群になってですね。
それが、まず最初の入り口だったんですね。
そこからですね、西洋医学とかいろいろ通ったんですけれども、
なかなかメニエールっていって、目眩の病気なんですけど、 治らなくて。
で、1回キャリアも、もう一旦置いて、自分を取り戻したいと思って、 ちょっと海外の山奥に入るんですよね。
海外の山奥に入山しまして、テレビもないよね。
もうまさに修行ですね。
そこで出会ったのが、アーユルヴェーダの本当にちっちゃなクリニックで、 そこのドクターにかかってですね、 「なんか私こういう病気で、なかなか治らないんですけれども、どうしましょう」って 相談したらですね、 あなた、まず「You not sick」から始まって、 「あなた病気じゃないわ」っていうのから始まって、 その当時すごくいっぱい薬飲んでたんですけど、 「You not sick」って言われて、
まず言われたのが「動物的本能を取り戻しなさい」って言われまして、 生活スタイルから変える…。
「あなた仕事してるけど、生活してない」って言われまして、
それで結局それって何なんだろう?と思ったら…、
自然の摂理に従って生きてないから、頭でっかちになって、 体と頭が分離してた生活してたんですよね。
そこで何か薬を処方するわけではなくて、本当に猿の山が近くにあったんですけど、 「まず野生的な猿の声で起きなさい」と。 「虫のが鳴いたら寝なさい」って言われたんですよね。
すごいシンプルなんですけど。 五感で分かりやすくて。
ここに生えてるものを食べなさいっていうことで、 本当に今考えると要は、マズローの欲求じゃないですけど、 人間のボトムにある、この生理的欲求って言うんですかね…。
人間の本来の機能っていう…例えば、ちゃんと食事をするとか、 ちゃんと寝るとか、ちゃんとそういった生理的欲求が満たされてなかったために、 そういう病気になったっていうのが分かってですね。
そこからですね。
ちゃんと食事とかライフスタイルとかハーブとか…、 そういったことをちゃんと取り入れていくっていうね。
動物的な本能を取り戻すってことがすごい大事なんだなっていうのに、気づきましてですね。 そこからちょっとアーユルヴェーダに入っていく感じになりますね。 -
アヤ
そうなんですね~
ちなみに海外の山っていうのはどちらの山だったんですか? -
新倉亜希
最初はですね、バリ島っていうところに行ったんですよ。
今はそこないんですけど。
当時はそこに、本当にひっそりとやってる、 インドの先生がやってるアーユルヴェーダのところがあってですね。 -
アヤ
へ~、よく見つけられましたね! -
新倉亜希
そうですね。
とにかく、アイデンティティロスにもなってましたし、 自分肯定感も低くなってたんで、なんかもう誰にも会わないでっていう…。
入山したかったんですよね(笑)
あと、大きな気づきは…。
そこで初めて体質診断してもらったんですよね。
その時に、「あなた何体質よ?」って言われて。
それがカパだったんですけど…、 そうすると私がやってる仕事っていうのが全く合ってなかったんですよね。 -
アヤ
その前の仕事っていうのは、どういう体質の人向けだったんですか? -
新倉亜希
どっちかっていうと、火の体質の方が向いているみたいで…。 -
アヤ
あ~!なるほど! -
新倉亜希
海外のアメリカの証券会社だったので、前に前にっていう…、 なんかこう自分を自分をっていう方だったんですけど、 結構日本ではほら、謙虚が美徳とか、あんまり自分が自分がって言わないじゃないですか。
なんですけど、やっぱり言わないとの能力がないみたいに思われてしまうから、 無理にすごい出してたっていうのもあって。
カパ体質ってそういう体質じゃないので、そういう意味でもちょっと自分を見失ってしまったっていう。
で、今は、カパ体質にあった仕事をしてるんで、すごいとても幸せなんですけど。 -
アヤ
本当ですね。
本当学校の先生っていうだけでも、本当当ってますよね。知識が豊富だし♪ -
新倉亜希
いえいえ、ありがとうございます^^ -
アヤ
じゃあちょっと、いきなり、時代背景的には飛んでしまうんですけれども。
そういう経験があってですね…、 アーユルヴェーダの学校を設立しようというふうに思い立ったと思うんですけれども。 何が原動力になって学校まで設立しようというふうに思ったんでしょうか? -
新倉亜希
そうですね。
やっぱりあの、自分自身のアイデンティティがなくなったっていうのがすごい一番大きく気づいたところで。 やっぱり『自分らしさ』っていうのを大切にしないと。
アーユルヴェーダの考え方って、『健康』は健やかに幸せって書くんですよね。
だから、最初にこの『ハッピー』が前提なんですよね。
嫌なことあったら下痢するとか、嫌なことあったら生理止まるとかあるじゃないですか。 アーユルヴェーダって三位一体…、肉体・精神・魂のバランスなんですけど、 その精神とか魂のところを見てないと、そこがハッピーじゃないと、 絶対に肉体って影響するんですよね。
というところでやっぱり、自分っていうのがセルフセンターにないと、 どうしても健康になることって難しいんですよね。
結構日本って、そういうところある。
皆さん仮面かぶってね、なんか頑張っちゃうみたいな、 認められる自分を演じちゃうみたいなところとがあると思うんですよね。
マイナーラインになっちゃって、みんなに合わせるみたいな。
調和力っていうところでもあると思うんですけど、 ちょっと自分らしさを失っちゃったりとかすると思うので。
そういった意味では、もうちょっと皆さんが、 こういう自分のアイデンティティみたいなものを取り戻せる体質を知るっていうのは、 すごい大事だなと思いましたし…。
あとは、人間らしさを取り戻すには、自然の摂理に従う生き方を投資しなきゃいけないんじゃないかって 思ったんですよね。
みんな満員電車で、分刻みで、バタバタバータで生きてると思うんですけど(笑) -
アヤ
バタバタバータ(笑) -
新倉亜希
そう(笑)
なので、やっぱりね…そこを取り戻すっていう意味では、大事かな!と思ってですね。
あともうひとつは、インドで7年間勉強したんですけど、 日本に帰ってくると、やっぱり和のアーユルヴェーダが必要かなと思ったんですよね。 -
アヤ
それはどうしてですか? -
新倉亜希
やっぱりその…、
向こうでは、インド人がアーユルヴェーダ食を出してくれるから、 毎日食べたりとかできますけど。
家帰ってきて、じゃああのスパイスばっかりのアーユルヴェーダ食だと、 家族が食べないとかで、自分だけやろうとするとちょっと難しかったりとか…。 特別な日にアーユルヴェーダをやっても、 あまり体質改善につながらないなと思ったんですよね。
やっぱりアーユルヴェーダって日常なので、 日常のインフラに入っていくようなアーユルヴェーダをしなきゃいけないと考えたら、 インド人と体質も違いますし、皮膚の状態も違うし、 食文化も違いますので、そのまま持ってくるんじゃなくて、 私たちの遺伝的にあったものっていうことをやらなきゃいけないと思って、 アーユルヴェーダ農園を作ったり、和のアーユルヴェーダっていうのをやってみたりとか、 そういうのを10年くらい前からやってます。 -
アヤ
すごい!
着々と、私たちの健康のために検査されているっていうのが…、 もう本当に今のお話からもお伺いすることができるなぁというふうに感じました! -
新倉亜希
ありがとうございます! -
アヤ
そういうたくさんの思いが詰まっているアーユルヴェーダの学校なんですけれども。 先生はどういう内容の講義をされたりとかされるんですか? -
新倉亜希
そうですね。
うちの学校ではですね、まず3つのフィールドというか、ターゲットがありまして。
一つとしては、まずアーユルヴェーダって自分が健康にならなくちゃいけないので、 自分に活かすアーユルヴェーダっていうのがありますね。
それは、理論で学ぶだけでも机上の空論で、自分のためにはならないので、 毎日の習慣の中でどうアーユルヴェーダをするかということとか。
あとはまず自分を内観する、ということにフォーカスしたような授業ですね。
まず自分を知って、本当に毎日の中に取り入れられるアーユルヴェーダっていうのをやるのが、 一つのコースでまず最初にやっていくこと。
そのあとに、自分も変わったから、それを啓蒙していきたいっていうね。
セラピスト養成コースというのがあって、 実践的に人にマッサージするような方法のクラスも出てきたりとかして。
最後はやっぱりこのアーユルヴェーダの素晴らしさって、 社会に広めていかなきゃいけないとなると、 やっぱり企業されて、皆さんが世に出していくことが大事だと思うんですよね。
その方が広がりがあるので、独立開業コースっていうのをやらせていただいたりとかしてますね。
ただ、独立開業は、単にアーユルヴェーダを普及したい!というだけではなくて、 今、結構皆さんのマインドが、今のいるところでしか仕事ができないと思っちゃってる方も結構いらっしゃると思うんですけど、 自分の体質を知ると、働き方っていっぱいあって、稼ぎ方もいっぱいあるので、 今のところだけだと思わないでね!って思って欲しくてですね。
もっといろんな働き方がいっぱいあるので、それが自分らしさに繋がっていくので。
そういうのも伝えながら、生き方改革みたいなところも含んだ独立開業というコースもやってますね。 -
アヤ
すごいですね!
なかなかね、その知識を得ただけでは、 開業に至っていくまで、思いがあったとしても、 行動に移していくまでってすごくこう…力がいることだったりとかするんですけど。
そういったところまでメンタル的なサポートも含めてしてくださるというのは、 本当にこう、卒業生にとってみればありがたいなっていうふうに、 なんかこう我がことのようにちょっと感じてしまいました^^ -
新倉亜希
あとやっぱり、経営学も…、 アーユルヴェーダでゴッドハンドになったとしても、 開業のノウハウというところが少し足りなかったりすると、 どっかでセラピストで働くのは大変ですけど、 ご自身で経営するところが難しかったりもするので、 経営学っていうのも結構ガッツリやってます。
バイナンスとかマーケティングとか事業戦略とか、 かなりがっつり一年間経営学もやらせていただいて…、 アーユルヴェーダと経営学両方学ぶっていうことをやってます。 -
アヤ
すごい!力強いですね!
それはやっぱり前職の経験とかっていうのも、 かなり活きてる感じがするんですけれども、どうですかね。 -
新倉亜希
そうですね、金融系っていうところもありますし。
あとはやっぱりMBAっていうのを一応ちょっと取ってますので、 そういう計画っていうところで、ガッツリ^^ -
アヤ
すごいですね~
いろんな人に活動していただきたいなっていうのが。
やっぱりなんか、超絶現実的な形で、体現できるのかなというふうに感じました。
ありがとうございます。
今回のお話はいかがでしたでしょうか。
先生のアーユルヴェーダとの出会いから、 起業に至っていくまでのお話を今回お伺いしました。
長年にわたるご自身との向き合い方で、 こういうことが必要なんじゃないか、 こういうことをサポートすれば、みんながハッピーになるんじゃないかということを いつも心のどこかに置いて、そして行動されているということをお伺いすることができました。
アーユルヴェーダを知りたいなという方、
そして継続的に学んでいきたい方、
そしてそこから独立開業をしていきたいなという風に…、 独立開業して世の中のために役立っていきたいと思っている方、
そういう方を真摯にサポートしてくださるスクールというものを、 今も精力的に運営されているということですので、 とても私自身興味を持つことができました。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪