ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #112 沖縄にハーブ農園のわけ
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第112回は、沖縄校もあるアーユルヴェーダビューティカレッジの学長 新倉亜希さんをお迎えして、なぜ沖縄でも学びの環境をつくることになったのか、なぜ沖縄でハーブを育てることになったのかについて聞いてみました。沖縄のぬちぐすいとアーユルヴェーダに通じるものとは? 和のアーユルヴェーダを目指しているその理由とは?
新倉亜希先生は、アーユルヴェーダビューティカレッジで、インドの医学大学とアーユルヴェーダ病院と連携した、本格的なスクールを経営しています。また、日本人の体質に合うハーブ栽培を沖縄でおこない、薬局や大型量販店にて販売しています。『予防医療としてのアーユルヴェーダ』を啓蒙するため、日本統合医療学会での発表や大学との連携など精力的に活動されています。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『沖縄のハーブ農園』について、ゆるトークします。
ゲストはアーユルヴェーダビューティーカレッジ学長の新倉亜希先生です。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
新倉亜希
はい!お願いいたします。 -
アヤ
先生の学校では、沖縄でもアーユルヴェーダの学びができるコースがあるというふうに お伺いしたんですけれども、 なんでまた沖縄の地というのを選ばれたんですか? -
新倉亜希
そうですね。
実は理由が3つありまして。
まず1つとしてですね。
アーユルヴェーダって日常のインフラになって、 それで生活習慣を変えていくことで、 自分を取り戻す的なところがあると思うんですけど。
やっぱり忙しければもちろん東京クラスでね、 毎週来てもらうとかそういうのもありだと思うんですけど。
忙しい中で、生活習慣を変えるってなかなか大変だなと思ってまして。
なので、一呼吸おいて、自分を日常から切り離したところで、 1回本当に沖縄っていう土地に来てですね。
で、全てから切り離された自分の中で、例えば… うちの学校ですと、海のそばなんですけど。
朝アーシングをしてから来てですね、 こっちでランチも一緒に…アーユルヴェーディックランチを食べたりとか、 五感でアーユルベーダをしっかり体感できるという意味においては、 一度日常を離れるってことがすごく大事かなと思って、 沖縄校でやってますね。
あと2つ目の理由は、
私、和のアーユルヴェーダというのを提唱していて、
やっぱりインド人と違うので、そのままそっくりやっても、 ちょっと私たちの思考性とか、肌質とか食事のスタイルっていうのがちょっと違うので、 身土不二っていうね、自分の先祖が食べてるものでしっかりやっていくとかっていうことを 考えた時に、和のアーユルヴェーダをできるのが、沖縄! 沖縄はまさにアーユルヴェーダの聖地なんですよね。
そういうのも、沖縄のおばぁの知恵っていうのが、医学体験になったのが アーユルヴェーダなんですよ、そもそも。 -
アヤ
あ、そうなんですか!? -
新倉亜希
そう!
本当に全く一緒で…、例えば、摂れるハーブも、 気候も一緒ですし、土壌も似てるので、 アーユルヴェーダハーブが普通に育ちますし。
あと、沖縄の方の『ぬちぐすい』っていうね、考え方だったりとか、 スピリチュアリティとか…神々をちゃんと大切にするとか、 ヒヌカンっていうね…そういう儀式があったりとか、 そういった精神性とかそういったものも、すごくアーユルヴェーダと繋がりますし。
あと沖縄の野菜ですね。
冬瓜とかゴーヤとかも、アーユルヴェーダでは処方されるものですし。 ウコンとかも…。
なので、食文化も思考性も、そして気候とか、あとはそういうカルチャー的なものと、 スピリチュアリティとか、全てアーユルヴェーディックなんですよね。
なので、非常にやりやすいですし、私たちは取り入れやすいと思ってますので、 一番身近なアーユルヴェーダと言ったら、沖縄かな!ということで沖縄でやってますね!
あと3つ目の理由が…。
アーユルヴェーダは、結構日本は薬器法が厳しいので、 向こうから持ってくるものってすごい厳しいんですよね、税関とかが。
取っていいものと、持ってきちゃいけないものだったりとか、 医薬品であったりとか、いろいろ細かいんですけれども、 私の方はその辺も考えて、一応沖縄で国産でアーユルヴェーダを取れるようにするって いうことにすると、例えばうちの生徒さんたちが、販売しやすくなったりですとか、 あとはやっぱり日本で安心安全で作って、新鮮なものを提供できたりとかすることもあってですね。
で、アーユルヴェーダ農園というものを作ってですね、皆さんにいち早く安心で、 新鮮に届けるっていう意味も含めてですね、アーユルヴェーダ農園を沖縄に作ってやってる。
この3つですかね。 -
アヤ
なるほどですね。
2つ目にあった、沖縄の文化っていうのが、 すごくアーユルヴェーディックだっていうふうなお話が印象的だったんですけれども。
そこに気づかれたっていうのは、やっぱり先生が沖縄の土地に行って、 これアーユルヴェーダじゃない!みたいな感じの出会いがきっとあったと思うんですよね。 -
新倉亜希
そうですね! -
アヤ
その出会いのきっかけというか、初めて会った時ってどんな感じだったんですか? -
新倉亜希
そうですね。
もともとどちらかというと、小さい頃から沖縄に行ってましたけれども、 アーユルヴェーダを勉強して、インドで勉強してから改めて沖縄に行った時に、 普通に道の駅とかで販売されているものが、 本当にアーユルヴェーダの…、今までインドから取り寄せたものとかが多かったりとかしましたし、 今、沖縄に12年以上住んでるんですけど。
月の半分沖縄に住んでて、月の半分東京に住んでるんですけど(笑)
話してることがアーユルヴェーディックなんですよね、そもそもが。 -
アヤ
どういうところでですか? -
新倉亜希
考え方とか、余裕があるっていうか…、
皆さん一緒に何でもuniteしてやるみたいなところもそうですし、 あと、「ぬちぐすい」って言葉があって、これは命の薬って書くんだけれども。
何でも食べるもの命の薬になるよ!っていう食べ方なんですよね。
そういった考え方だったりとか、エネルギー論とかも普通にお話しされますし、 いろんな意味でですね、非常にアーユルヴェーダそのものっていうのが沖縄ですね。 -
アヤ
あ~、なるほどですね。
先生は沖縄に住まわれて今どのくらい経つんですか? -
新倉亜希
12年くらいですかね。 -
アヤ
12年か。
やっぱりその体質的なところとかっていうのもご自身で変化を感じてますか? -
新倉亜希
それはね、まさになんですけれども!
私、カパ体質で、沖縄は割とカファが多いんですよね。
なのでちょっと糖尿病も多いんですけど(笑)
マインド的には、うちなタイムとか…、 ゆっくりしたゆっくりしたって感じですし。
なんか競ってなんとかっていう感じでもないですし、 こういう沖縄体質っていうのはカファ体質とすごく合ってて、 私的にはすごく自分がシナジーになっているという感じです。
沖縄に帰って自分を取り戻して、東京で出稼ぎするみたいな感じになってますね(笑) じゃないんですけど(笑)本当に、取り戻せる場所をサードプレスにはなってますね、私の。
でも都会疲れした人には、やっぱりヴァータ乱れてるんで、 すごく大事だと思う。1テンポ、一呼吸おける場所って意味では、 非常にアーユルヴェーディックですし。
だから実は、アーユルヴェーダホテルもリトリートセンターも作って、 本当にちゃんとインド・スリランカ行かなくても、 身近に、ほんと週末だけでも自分を取り戻しに来てほしい!という場所も作ってますし、 必要かなと思います。 -
アヤ
ちなみに沖縄のどちらですか? -
新倉亜希
北部です。
今週ですね、秋にオープンなんですけどね。 -
アヤ
秋以降ですね。 -
新倉亜希
完全にアーユルヴェーダを1~10までできる。
建物自体もアーユルヴェーダのもので作ってて、みたいな感じです! -
アヤ
へ~^^
え、建物自体がアイルベイダーってどういうことですか? -
新倉亜希
アーユルヴェーダの建築の考え方があってですね、
方角も日照量とか降雨量とか、古代遺跡とかそういうので作られてるんですけど、 それも意識した配置とかにしてますね。 -
アヤ
はぁ、すごい!こだわってますね!
そこに行けばアーユルヴェーダの生活ができるっていうことですね! -
新倉亜希
こだわっちゃいました(笑)
そうですね^^
体質別のお部屋であったりとかもしてます。 -
アヤ
じゃあドクターとかっていうのも常駐してる形になるんですか? -
新倉亜希
えっとですね、そこちょっとまだ今秋、いろいろ決めることになってるんですけど。 体質診断はできるようになってます。 -
アヤ
すごいですね。じゃあセラピストの方もいらっしゃってみたいな形ですね。
楽しいですね、その場所♪ -
新倉亜希
えぇ、ぜひぜひ♪
自分を変える旅にしてほしいなと思ってまして。
自分の人生の帰路に立った時に来てほしいなっていうのがあります、いろんな意味で。 取り戻していただきたいなって。 -
アヤ
私も福岡に住んでるので、沖縄っていうと大体1時間ちょっとぐらいで着くんですよね。 なので、結構暇があれば行くようにしてるんですけど。
やっぱりね、その土地にいるだけでゆっくりとした時間が流れていて、 先生のおっしゃる自然に寄り添っていくっていったところ。
そしてやっぱり食事を食べるとすごく元気になるし。
一泊二日であったとしても、リフレッシュできるという感覚っていうのはもう本当実感してます。
そういうところでまたアーユルヴェーダ的な生活ができるってなると、 もうちょっと私は、かなり前のめりでお伺いしたい場所だなというふうに感じてます。 -
新倉亜希
ありがとうございます^^
生活習慣を変えることがすごい大事かなと思うんでね。
みんなカオスになっちゃって乱れちゃうんでね(笑) -
アヤ
3つ目にあった、アーユルヴェーダのハーブ農園があるというふうにおっしゃってたんですけれども。
実際にそのスクールのコースの中でも沖縄に行って、 そしてそのフィールドワークでハーブ農園と触れていく カリキュラムがあるというふうにちょっと拝見したんですけれども、 何かその、フィールドワークまで取り入れようと思ったのはまたどういう思いからですか。 -
新倉亜希
そうですね。
やっぱりアーユルヴェーダって五感をすごく大切にするので、 机上の空論で終わってほしくないっていうのがありまして。
その土壌のエネルギーとかもありますし、 実際にハーブを手に取って・触って・食べて、みたいなところで、 自分がどう変わるかっていうのも実感していただきたいっていうのがありまして。
それで実際にフィールドワークを行ったりしてますね。 -
アヤ
なるほど。
ちなみに今、ハーブ農園ではどのくらいの品種のハーブを育てられてるんですか? -
新倉亜希
そうですね。
最初…随分前に沖縄入りした時に、 ハーブってそれぞれの性質があって、 その土壌っていうのも選定しなくちゃいけないんですね。
で、沖縄の全土を練り歩いてですね、ここが合ってるっていうところを、 ハーブによって分けてます、土壌も。
だから、北と南にハーブも分けて農園を持ってたりとかしてます。 今、3つ目の農園作ってるんですけど、 そこも、そこの土壌にあった…、なんか無理やり栽培するんじゃなくて、 本当にそれに最適化されたものが生えるっていうことがすごく大事で。
野草と薬草みたいな感じもあるので、やっぱりその一番最適化したものをということで 選んでやってますね。 -
アヤ
へー!すごいですね!
なるほどですね。
農園を作っていくときは、その土地の農家さんにも協力していただいて? -
新倉亜希
もちろんそうですね。
私、地域活性みたいのも、ちょっとお仕事でやってるんですけど。
もちろん持ち合っているところもありますし、 私も畑には入りますけど、毎日いるわけではないので、 やっぱりプロにちゃんときちんとお願いして、管理してもらっています。
うちの商品、本当に病院に下ろしたりとか、 病院・薬局さんに下ろしたりとかもしてますので、 品質管理もすごく大事でしょうし。
なので、そういう意味では、地域全体が アーユルヴェーディックになっていくことがすごく大事かなと思ってまして。
なので、アーユルヴェーダのことをちゃんと説明した上で、 ただただ育てるっていうのではなくて、 アーユルヴェーダを理解してもらって、それを協業していくという形を取ってます。 -
アヤ
なるほどですね。
そういう地域の方の協力っていったところも、 やっぱりはもともとの文化がある沖縄だからこそ、 それだけ広がることができてるっていう現状もあるんでしょうね。
すごく理解をしていただいて、協力してもらっているっていうのが、また素晴らしいことだなと思って。 -
新倉亜希
そうですね。
私がこの土地欲しいな~と思ったところに立ってたら、 おじいちゃんがやってきて…、煙が立ってたらしいんですよね(笑)
それで、「あなたいらっしゃい」って言われて、 「あなたなんでそこ立ってんの」って言われて、 「いやぁ、この土地だとこういうのが生えて、私こういう仕事してるけど、 絶対こういうことをやったらすごくここの土地に…」みたいなこと言ったら、 「いや、あなたが立ってたとき、煙が立ってたの。呼んだんだよ」とかおじいちゃんに言われて、 それで、絶対買えないっていうところだったんですけど、こういう話を言われて。
ある意味エネルギー的なものもあるのかなみたいな。
別に私自分が煙見えるわけでもなんでもないんですけど、 その方は普通「占い」って言われて有名だったところらしいんですが、 煙が立ってたって言われました(笑) -
アヤ
面白い(笑)
やっぱりそれだけ、情熱が表に出ちゃってたんですね^^
面白いですね~
まだまだお話聞きたいところではあるんですけれども、 一旦ここで終わらせていただきます。
今回のお話はいかがでしたでしょうか。
沖縄でのアーユルヴェーダについてお話をお伺いしました。
先生は、様々な観点から沖縄の地を選ばれていて、 そして、その土地の方たちと協力して、アーユルヴェーダというものを 五感を通して学んでいくという活動も取り入れているということが、 今回のお話で分かりました。
私たちの自然なあるべき姿といったところを、 この沖縄の地で取り戻していくということも頭の中に置いて、 そして、これから養生していくための土地として活用していただけるように、 皆様に来ていただく施設というものもたくさん作られているということです。
私自身もその農園にもお伺いしたいですし、 リトリート施設といったところにもお伺いしたいなというふうに個人的に感じました。
皆さんはいかがでしたでしょうか。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪