ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #114 アーユルヴェーダの意義と可能性
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第114回は、アーユルヴェーダビューティカレッジの学長 新倉亜希さんをお迎えして、アーユルヴェーダの可能性についてお話しを伺いました。社会課題として健幸長寿であるため、不安の強い時代だからこその自分らしさを確立する大切さ、医療と連携した未病ケアなど、アーユルヴェーダに無限に秘められた可能性や今後の展開についてお話しいただきました。
新倉亜希先生は、アーユルヴェーダビューティカレッジで、インドの医学大学とアーユルヴェーダ病院と連携した、本格的なスクールを経営しています。また、日本人の体質に合うハーブ栽培を沖縄でおこない、薬局や大型量販店にて販売しています。『予防医療としてのアーユルヴェーダ』を啓蒙するため、日本統合医療学会での発表や大学との連携など精力的に活動されています。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『アーユルヴェーダの可能性』について、ゆるトークします。
ゲストはアーユルヴェーダビューティーカレッジ学長の新倉亜希先生です。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
新倉亜希
はい!よろしくお願いします。 -
アヤ
これまでですね…
アーユルヴェーダの面白みって言ったところを、 先生のお言葉から紡いでいただいたんですけれども。
これから新倉先生がしていきたいこととか、 アーユルヴェーダを通して、どういう方に、 どういうふうな形で届けていきたいっていうふうにお考えでしょうか? -
新倉亜希
はい、そうですね…、ありがとうございます!
アーユルヴェーダが、日本では施術を受けるイメージに すごいフォーカスしていると思うんですけれども。
アーユルヴェーダは、日常のインフラに入っていってほしいなと思っているんです。
施術はもちろん。
プラスして、日常生活の中に入ってほしいなっていうのがあって。
まずは、今、日本ってインドと違って不安遺伝子がすごい強い国って言われてるんですよね。
だから割と不安体質が多いんですよね。
インドって結構ヴェーダのあれで、多民族国家で、 もうすでにカオスの中で生きているから、メンタリティ強いって言われてるんですけど。
そういった中でですね、やっぱり風の時代とか文化の時代…、 不安定な中で、自分自身の軸をしっかり持つ。
やっぱりそのアイデンティティをちゃんと見て、自分らしく強く生きていくっていう、 生き延びていく知恵みたいな形で、 アーユルヴェーダも使ってもらいたいなと思うんですよね。
なのでサロンだけじゃなくて、本当に日常の中でアーユルヴェーダをやっていくってことを、 すごく伝えていきたいなっていうのがありますし。
あとは、社会的に見ても今70歳定年って言われるようになってるじゃないですか。
長寿国家で70歳定年となった時に…、 やっぱり老いない体と、老いないメンタルってすごい大事かなと思ってるんですよね。
体だけが健康でもメンタルが老いてしまうと、 働く気力がなかったり生きる気力がなかったりとかすることになっちゃいますよね。
アーユルヴェーダ、健康って健やかに幸せって書いて、 『健康長寿』っていうのは「健やかな・幸せな・寿命』って考えるので、 そう考えた時に、ただただ延命してるんではなくて、 自分自身がもっと生きていたい、もっと毎日が楽しいっていう 生涯を全うするっていう意味においては、 やっぱりそういった老いないメンタル・老いない体っていうことを、 アーユルヴェーダを通してやることが大事かなと思ってますし、
世界的にも、やっぱりここから日本の最長寿国家、 どうやって生きていくのかっていうのが、世界からも見られてるわけですから、 ここアーユルヴェーダを活用することによって、 70歳定年が当たり前だよ!って、いつまでもできるよ!、 70歳こそがもう人生の一番華なんだ!っていうぐらいのね(笑)
持っていき方っていうのが、アーユルヴェーダの知恵の中にもあるわけですよね。
アーユルヴェーダって長寿の知恵って意味ですから、 いくつもやれることがあるので、 そういったものを社会科学としても伝えていきたいなって思います。
延命ではない、生き抜くモチベーションみたいなところもやっていきたいなっていうことと。
あとは、アーユルヴェーダの倫理っていうところもすごい大事かなと思ってて。
それが現代社会に足りないところっていうところもあるかなと思って。
だからよりよく生きるとか善行であるとか、 そういった哲学的な要素っていうのも、すごく伝えていきたいなと思ってますね。
あとは、アーユルヴェーダは、もともとインドではお医者さんがやるものですけど…。 もちろんインド医学の大学と連携してやってるので、 やっぱり医療の中にもしっかり入ってってほしいなっていう。
統合医療っていう目線でも、未病の人が多分現代人みんな未病だと思うんですよね。
なんかすらおかしいと思うんです。私も含めですけど。 そういった意味で、病気にさせないっていうのがアーユルヴェーダじゃないですか。
だから、病気にさせない!っていう分野と、やっぱり病気を治す!っていう生理学の分野と、 両方が今後必要かなと思っているので、 そういった意味での未病ケアみたいなところは、 日本の医療にも入っていった方がいいと思ってますし、 あとは長寿社会に生かすアーユルヴェーダの未病ケアっていうところが、 和のアーユルヴェーダとして、逆に!世界に逆輸入したいな!って考えてます。 -
アヤ
なるほど。
スモールモデルとなってですね⁈ -
新倉亜希
そうそう。
波及していけば、いいんじゃないかなというふうには思ってます。
そのためにアーユルヴェーダの本作ったり、リトリートセンター作ったりとか、 実感してもらって、変わっていくっていうロールモデルを作っていきたいなと思ってます。
だから、不安が強い時代だからこそ、 みんなが自分を取り戻して、 自分でセルフケアの方法を知って、強く生きていくための知恵みたいな感じのところを 広げていきたいなと思ってます。 -
アヤ
なるほどですね。
先生がおっしゃってたように、外側だけの健康っていったところを追い求めるのではなくて、 やはり心の底から、幸せだなぁってかみしめることができる、 そういう社会づくりっていったところにつなげていきたいっていう、 そういう思いが伝わってきました。 -
新倉亜希
そうですね。
本当に、SDGsとかグレートリステットって言ってますけど、 アーユルヴェーダはそれを5000年前からやってますからね。 -
アヤ
確かに! -
新倉亜希
改めて言うと、アーユルヴェーダをちゃんと広めていけば、 そういうことにもつながって、 自然と共に生きていく、自然の摂理と共に生きていく、 人間らしさも取り戻す、動物的意識センスも取り戻すとかね、 そういうのも全部入ってきますから。 -
アヤ
なるほど。
今のお話の中で、哲学的なところっていったところも大事だっていう風なのが、 ちょっと私の中に刺さったんですけれども、それはどういうことですかね。 -
新倉亜希
そうですね。
うちのインドのアーユルヴェーダ病院とかは、 病院なんですけど、入るとすぐに右側に『怒ってはいけない』っていうのが貼ってあるんですよね。
そこ?みたいな感じなんですけど(笑)
怒ると、食べたものがすでに全部アーマー・未消化になってしまうし、 防疫防食に走るし、あとはやっぱり皮膚疾患とかにも出てくるからかもしれないし、 エネルギーを消耗してしまうっていうのもありますよね。
本当にだから、日常のちっちゃいことから、倫理観みたいなことからも 始まっていくんですよね。
あとは良い行いをするとか…。
アーユルヴェーダもあるじゃないですか。 喜行を行うとか…、ヨガの八支則にもつながるかもしれませんけど。 そういったものもきちんと考えた、哲学的なアーユルヴェーダっていうのも伝えていくと、 やっぱり人間って…、精神・肉体・魂ですからね^^
そこもやっぱりマッサージだけではなくて、伝えていく必要があるかなと思ってますね。 -
アヤ
なるほどですね。
入り口に、怒ってはいけないって書いてあるの面白いですね(笑) -
新倉亜希
そうですね。見るとはっ!と思いますよね(笑) -
アヤ
はっ!ってなりますね(笑)
やっぱりそうやって気づきを与えてくれるシンプルな言葉でいいから、 自分が立ち戻れる場所というか、 行いに対して、ちょっとだけ振り返る瞬間っていうのが、 哲学的なところの要素として大事ということですね。 -
新倉亜希
そうですね。本当にそう思います。
生活習慣の中にアーユルヴェーダが入っていくことが大事だと思います。 毒素を知ることも大事ですしね(笑) -
アヤ
ちなみに先生の建物のところには、他にも格言みたいなものはあるんですか?張り紙… -
新倉亜希
張り紙はずっとないですけど、でもそういったものを伝える紙は置いてますね。 でも貼ってはいないです^^
修行みたいになっちゃいますから(笑)
もうちょっとリラックスした感じで♪ -
アヤ
ちなみに?
ちょっと一部紹介していただきたいんですけど…、 その紙の中にはどういう言葉が書かれてるんですか? -
新倉亜希
格言風ではないんですけど…、
逆に自分の毒に…まず気づいてほしい。
やっぱり人間忙しいから、アラートに気づくことがないんですよね。
毒があっても見落としてたりとかするんで、 自分の毒の気づき方みたいのは、かなり書いてると思いますね。
見えるものから始まり…、 見える毒だったら、下苔とか便が浮くか沈むかとかもそうですし、 下骨ついてるかとかもそうですけど。
メンタルの毒とかもあると思うんですけど、 それに気づきやすくなって、アラートがあって初めて気づきがあって、 行動変容があって体質改善につながると思ってるんですよね。
なのでこういう可視化されたもので、 あなた毒ありますよ今っていうので、あっ!て思うじゃないですか。 なので、そこをまずは強調していますね。 -
アヤ
なるほど。
じゃあかなりメンタルアーマーっていったところに関して、 すごく注力するというか。 根底から変わっていくというか、そういうのを導き出していくためには、 そこの繊細な部分までアプローチが必要ということですね。 -
新倉亜希
そうですね。
まずは軽症に、アラートに気づくということが一番最初の始まりだと思うので。 -
アヤ
ありがとうございます。
今回のお話はいかがでしたでしょうか。
アーユルヴェーダの可能性についてお話を伺いしました。
これからもさまざまな形で、アーユルヴェーダというものは広がっていくんですけれども、 その中でもやはり、医療と連携した形…、 統合医療の中に入れていきたい。
そして、ただ体だけ、肉体だけのケアではなくて、 その内側にある魂の部分といったところまで、幸せで満たされていくように、 メンタルケアといったところにも力を入れていきたい!というようなお話をお伺いしました。
アーユルヴェーダの根底にある、その哲学的な思想っていったところを大事にしながらも、 人間とは何のために生まれてきたのか、 そういうことを常に問われているような、そういうお話をお伺いすることができました。
アーユルヴェーダというものを今回のお話の中で初めて聞かれた方も、 すごく奥深い知恵ということに触れるきっかけになったんじゃないかなというふうに感じています。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪