ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #115 インスピレーションの育み方
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第115回は、インスピレーションの育み方について。書く瞑想やジャーナリングのクラスを担当している古金谷あゆみさんをゲストに迎えて、お話しを伺いました。実は、幼いころからピンとくるタイプではなかったというあゆみさん。書くことで自分の本音に気づきはじめたそうです。やがて望むことを書くようになり、それがインスピレーションを受け取る練習になっていったそうです。
古金谷あゆみさんは、スタジオ・ヨギーでヨガインストラクターをしながらスタジオ・ヨギーの広報誌『スタジオ・ヨギーのある生活』の編集や、ウェブマガジン『ヨギー・マガジン』で「わたしにかえる時間」を連載してきました。現在、yoggy airで書く瞑想のクラスを担当しています。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『インスピレーションの育み方』についてゆるトークします。
今回のゲストはスタジオヨギーのオンラインクラス、 ヨギーエアーで『書く瞑想』という、ジャーナリングのクラスを担当している、 あゆみ先生です。
あゆみ先生は、幼い頃から書くことが好きで、 スタジオヨギーで、ヨガインストラクターをしながら、 長年スタジオの広報紙『スタジオヨギーのある生活』の編集や、 ウェブマガジン『ヨギーマガジン』で、「私に帰る時間」を連載されていました。
今日お話を聞けることを楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
あゆみ
こんにちは。よろしくお願いします^^ -
アヤ
もう先生のクラス参加されている方も多くいらっしゃるんじゃないかなと思うんですけれども、 書く瞑想「ジャーナリング」というものを通して、 あゆみ先生が、自分自身と向き合うことの大切さというものを、 そのクラスの中でも伝えられていると思います。
実際にですね…、書くことによって、 先生自身がどういう風なインスピレーションっていうものを育んできたのか、 そこら辺をちょっとお話伺いたいなと思います。 -
あゆみ
育まれてきたって言うと…、
そんなことできてるかなっていう感じもするんですけど。
そういうふうに、いろんなことがピンと来なかった子どもだったので、 だから書いていたのかな~というふうに、今では思うんですね。
でも書いていたおかげで、自分の本音に気づきやすくなるっていうようなことがあったので、 そう言われたらインスピレーションっていうのはどういうことなんだろう?みたいなのを 追いかけてきて、やっとちょっとずつ、こういうことかぁってなってきたような気がします。
小学生の時に、リボンっていう漫画の雑誌のブログで、日記を書き始めたんですよね。
それで、そこから…そうですね、毎日ではないんですけども、 何十年と、ずっと書くことがやめられなくて。
ある時、やめよう!と思ったんです。 -
アヤ
なんでですか? -
あゆみ
こんなにたまったノート…、私に何かあったらどうなるんだろう。
誰か読むよねっていう。 -
アヤ
確かに。
ちなみに、その時点で何冊くらい書き記していたんですか? -
あゆみ
それを思ったのが、5年ぐらい前なんですけど。
いや~どうでしょうね。
何冊って数えたことなかったけど、でも毎日ではないから、 段ボール1箱以内には収まっていると思います。 -
アヤ
(笑)それはちょっと立ち止まりますね。 -
あゆみ
これがずっとあるっていうことが、自分にとって重くなってきたんですよね。
で、ある時に、行ってみたかったホテルの部屋をとって、 そこに、キャリーケースに全部詰め込んで、 捨てる前に、一泊二日で全部読もうってやってみたんですね。
そしたら、一泊二日でギリギリぐらいの分量があったんですけど。 こんなに何を書いてるんだろうと…、そこまで。 子供の時からずっと。
一体何を書いてるのかな?っていう問いを立てて、読んでいったんですね。
そしたら、『生き方』について書いてる。
だからヨガとかにも興味があったんだなと思うんですけど。
こういう時はこう考えたらよかったとか。こうしたいとか。 そういうことが書いてあって。
そんな生き方を書いてる間に、生きたらいいやんって思ったんですね。
だから、じゃあもうこれで書くのはやめよう!と。
で、やろうかな~どうしようかな~って思ってたけど、 やってなかったのがヨガだったんですね、その時点で。 なので、書くのをやめてヨガを始めました。 -
アヤ
それは、どのくらい前ぐらいの話ですか? -
あゆみ
2005年か4年かな…。 -
アヤ
じゃぁすごく大きな転機になってるんですね。 -
あゆみ
そうですね。
それで、じゃあこれで捨てよう!って思ったんですけど、結局ガレージにあります(笑) -
アヤ
いやいや大事ですよね(笑) -
あゆみ
でも、箱を開けると『何があっても読まないで捨ててください』という紙が入っています(笑) -
アヤ
禁止されると意外に見たくなるんですね^^ -
あゆみ
そうやって書くのをやめて、ヨガを始めたら…、 2、3年我慢できたんですけど、書くことを。
ヨガのノートをね、ティーチャーズトレーニングとかそういうので、 勉強したらいろいろ書きますよね。
それがもうだんだんノートになっていくんですよ、日記に。 で、なんかもう戻ってしまって。
そんなことがあって…、 一番大きく気づいたのは…あれですね。
一体自分は何を書いているのかっていうのを、 1回止まって問いを立てて読み返してみたら、 自分がどういう方向に行きたがっているのか分かったので、 行動に移したっていうこと。
で、それが分かってからは…、 いっぱいダラダラ書いてもいいんですけど、 問いがあって、振り返ると気づくことが多いっていう。
そのサイクルが出来上がっていって、で、それが、 何年かしたらジャーナリングって呼ばれてるらしい…とか。 それ私やってた!と思って、そこからジャーナリングとか、 モーニングページとかブレインランプとか…、 いろいろ書いて心の中を書き出してスッキリするっていう。
アプローチはいろいろあるんですけれども、そういう本を読んで、 自分がやってきたことと重なって、 名前がついてまた別の角度から見てみたら、 よりサイクルの要点が分かるようになって、クラスになった感じなんですね。
今言っててそう思いました♪ -
アヤ
じゃあ、今のお話から受けた印象とかっていうのが、 自分の癖とか思考癖とか、行動癖とかそういうのを、 一旦ちょっと立ち止まって見る道具として書くこと『ジャーナリング』っていうのを あてているっていう風に受け止めていいですか。 -
あゆみ
そうですね。
いろんなメニューで書いていると思うんですけど、 そのメニューが大きいっていう感じですね。 -
アヤ
メニューっていうのは、どういう…? -
あゆみ
立ち止まって、自分の癖に気づくっていうメニューもあれば、 ごちゃごちゃしてるので、とりあえず全部出すっていうメニューもあったり…。
あとこれはちょっと恥ずかしいけれど、インスピレーションっていう話だとぴったりなのは、 自分にとっては大失恋、世間にとってはあるあるっていう失恋の後に、 もうなんか嘘をつくとかつかれるとかは嫌だなぁって心底思ったことがあったんですよ。
心が綺麗な人がいいってすごく思って。
本当に恥ずかしいんですけど、例えばこういう時はこういうことを言ってくれるとか、書き出したんです。 -
アヤ
えっと、それは、自分の中で自分と対話してくれる優しい人?がいるってことですね? -
あゆみ
そう!妄想(笑)
心が綺麗な人を妄想したんです。
そう、それで…それを書いたことをしばらく忘れてたんですけど。
ある時、今の夫ですけれど、そういうセリフが出てきた時に、 あ!これ書いたことある!ってびっくりして、 心が完璧に綺麗な彼だとは言いませんが、 そういう風に、言葉が先に合図を送ってきて、 そして、なんていうのかな…
そっちに連れて行ってくれるっていうような体験は、 この何十年もの間に色々ありますね。
一番恥ずかしいのをお出ししてみました(笑) -
アヤ
クラスでは聞けないですね(笑)
そういう自分を、見つめていく時間っていうのを作ること、 そして、自分のこうなりたいという、一つの理想を引き寄せていくような形での、 使い方であったりとか。 大きなテーマっていうものが、年間であったりとか、非単位かもしれないけれども、 テーマがあって、そこに寄り添っていくような形で、 自分で考察して書いてみる。
で、とりあえず書き記したら、なんとなくその内側で、 考えていることとか、感じていることとか、やっぱり私はこういうことがしたかったんだとか、 なんかそういうことに気づきやすくなる!ということなんですね。 -
あゆみ
気づきやすくなります。小さいことから。
小さいことに気づきやすくなると、そういう直感からインスピレーションって…、 インスピレーションがなんか私にとって大きな感じがするんですけど、 なんかそういうのも、練習になったかなっていう感じはしました。 -
アヤ
確かに確かに。
なんかその…、お話聞いてると、
やっぱりヨガの中でも、心をコントロールするっていうことを練習したりとかするけれども、 日々形にならない分、流れがちなものなのかなっていうふうにも思ってるんですよね。
なので、流れがちで、しかも形に現れないから、忘れるのも早い。
だからこそ、なんか一回それを表して、ものにして形にして表して、 そしてそれをもう一回客観的に分析する手助けをしてくれているっていうのが、 ジャーナリングの中の大きな意味合いなのかなっていうふうにも感じました。 -
あゆみ
あぁ~、そうですね。
目に見えますからね、字はね。
もう一人の自分を作って、自分を見ていくっていう意味では、 ヨガのアーサナもそうだし、目をつぶってしばらく心を見るっていう瞑想もそうだし、 ジャーナリングもそうだしって、同じだと思うんですけど。
私の場合はなんだか…、言葉が好きなので。 言葉っていう目に見える形で紙に残って見えるっていうのが、あっていたかなって思います。 -
アヤ
なるほどですね。
この書く瞑想…、そのジャーナリングのクラスなんですけど、 そのクラスって、今どういうふうな感じでやられているのかなぁと思って。
受けたことある人もいらっしゃると思うんですけれども、 でもこれからこういうことをすると、確かに心の整理整頓というのがつきやすいよねっていうふうに、 今、直感的に思われた方もいらっしゃると思うんですよね。
なので、そういう方に向けてですね、ちょっとどんなクラスの感じで進められているのかを教えてください。 -
あゆみ
その書く瞑想っていうのは、内観法の一つだと私は思っていて。
その書いて内観する方法の中に、さっき言ったようなジャーナリング、 モーニングページ、ブレインダーアップといろいろあるんですけれども。
ジャーナリングっていうクラスでは、3つのステップを取っていて。
まず、呼吸とか体に意識を向ける時間があります。
なので、クラスによっては簡単なアーサナを一つすることもあるし、 クラスによっては呼吸法だけ、ということもあるんですけど。 何かそういう風に体にもっていく。
で、その状態で、私から1~3つぐらいのお題を質問します、皆さんに。
で、その質問を聞いて、はっと浮かんできた言葉を、 授業中継のような…聞き取り・書き取りのようなつもりで、 手を止めずに動かし続けて、ぜーんぶ書いていくんですね。 -
アヤ
その時はジャッジはせずに、思いつくままに自由に書くみたいな? -
あゆみ
そうそうそうそう。
書くことないなーと思ったら、「書くことないなー」って書く(笑)
普段は言っちゃいけないと思っているようなことも、出てきたら書くんですね。
そういうふうに時間を決めて、だいたい5分が多いんですけれど、 5分間手を動かし続けるっていうような形で、心の中を紙の上に写しとって、 その後、振り返りの時間がありますね。
・体や呼吸に意識を向ける。
・手を止めずに書く。
・振り返る。
っていう3つの流れで、クラスはしています。 -
アヤ
それを自分の生活の一部として取り入れられている方もいらっしゃいますか? -
あゆみ
書いてみました♪って言ってくださる方は、いらっしゃいますね。
クラスではお題があって、私が質問を用意しますけど、 質問によっては、その日の自分に合わない質問だと、 なかなか言葉が出てこなかったり。 で、どうして出てこないんだろうということを書いてもらってもいいですし。
クラスの後に、ぼちぼちペースなんですけど…、
インスタグラムに、その質問をアップしていたりしますので、 それを見て、書いてくださっている方もいますね。 -
アヤ
なるほどですね。そっかそっか。
じゃぁ本当に自分の、ありのままっていうのがふさわしいのかわからないけれども、 その瞬間瞬間に出てくる言葉に、素直に向き合っていくための時間を共有しているようなクラス っていう風にも言えますね。 -
あゆみ
本当ですね。
だから、オンラインでよかったなぁって思ってます。
自分の部屋とかベッドで寝転がったまま書いていただいてもいいですし。
やっぱりこう…自分が何も出てこないなという時に、 サッとか、書く音が聞こえたりしたら、 ちょっとね…、何がそんなに出てくる⁈ この質問で…とか。 また外側に意識が向きやすいんですけど、 オンラインでみなさんでミュートで画面オフで書いていただいていると、 多分それはないと思うんですよね。
書けなくても全然構わない。
今日はそうなんだっていうことで、 書けなかったです~っていうコメントもチャットに入れてくださいって、 お伝えしてるんですけど。 -
アヤ
そっかそっか。
そういう時もあるよっていうふうに、自分も気づけることができるし、 できるできないだけでジャッジするだけではなくて、 もっと大事な要素に目が向けられるように、クラスが進められていくんですね。 -
あゆみ
あぁ、なんかそんなふうに言っていただいてありがとう^^ -
アヤ
いやいや、今の話からそう感じました^^ -
あゆみ
そしてクラスの話をすると、 言葉がやっぱり、戻っていくなって思いました(笑)
クラスモードになって、今ちょっと関西弁に帰ってきた、みたいな。
言葉の方が自分を先に表してるんですよね。
自分で関西弁にしようとか、こういうふうに書こうとか思わなくても、 先に言葉がそういう自分を表現してくれるので、 それを読み取っていくと色々気づくっていう感じですね。 -
アヤ
なるほどですね。
ありがとうございます!
今日のお話はいかがでしたでしょうか?
ジャーナリングをすることによって、 インスピレーションをどのように育んできたのか。 あゆみ先生のお話を聞きました。
防塞されてしまいそうな心の癖というものが、 私たちの中には、毎日のように流れてくるんですけれども。
いったん、その流れというものを、 目に見える形で表していくことによって、 自分自身の豊かさ、そして自分自身の癖、 そしてこれから自分がしていきたいこと、などなど。
そういう目に見えない願望であったりとか、 自分自身との付き合い方というものを、 垣間見る時間というものを、お話の中から伺い知ることができました。
私自身も、書くこと自体はあまりしてなかったんですけれども、 今回のお話を聞いて、書くことによって、 より自分の深い場所とつながることができるのであれば、 そういう自分自身の豊かさに気づくきっかけが、 その中にはたくさんあるんじゃないかなというふうにも感じます。
これからちょっとチャレンジしてみようかなと思います。
貴重なお話しをありがとうございました。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪