ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #117 すまいの工夫
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第117回は、すまいの工夫について。書く瞑想やジャーナリングのクラスを担当している古金谷あゆみさんをゲストに迎えて、お話しを伺いました。自分ではあまりこだわりをもっていないそうですが、あゆみさんの家を訪れた人によく言われるのは、「からだがひらく」「名前がある」「ものが少ない」という言葉。そこから考えて、家の素材や、家においてあるもののに木と真鍮が多いことに気づいたそうです。都内に住んでいたのが郊外に引っ越したことでやりたいことに変化もあったとも。すまいには自分の大好きを持ち込んでいるそうです。
古金谷あゆみさんは、スタジオ・ヨギーでヨガインストラクターをしながらスタジオ・ヨギーの広報誌『スタジオ・ヨギーのある生活』の編集や、ウェブマガジン『ヨギー・マガジン』で「わたしにかえる時間」を連載してきました。現在、yoggy airで書く瞑想のクラスを担当しています。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『すまいの工夫』についてゆるトークします。
今回のゲストはスタジオヨギーのオンラインクラス、 ヨギーエアーで『書く瞑想』という、ジャーナリングのクラスを担当している、 あゆみ先生です。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
あゆみ
よろしくお願いします。 -
アヤ
私自身も旅をするのが好きなんですけど。
やっぱり旅先…、場所が変われば流れる時間っていうものも変わったりしますよね。
やはり日々自分が住む場所・環境といったところも、 何かしらの心への影響というのがあるんじゃないかなというふうに感じています。
その中で、あゆみ先生は『ご自身の住まい』といったところに、 何か気をつけているというか、住まいに対してこだわっていることっていうのは何かありますか。 -
あゆみ
自分ではこだわっているつもりはないんですが、 前回のお話でもちょっと、文字をあまり部屋に置いていませんって言ったんですけども、 そういうふうに、うちに遊びに来てくれた人に、「こだわりがあるんだね」みたいには言われるんです。
そのキーワードを3つ考えたので、 どれを話すか、アヤさんに選んでもらってもいいですか。
遊びに来てくれた人に言われたのは、
1番、体が開く
2番、名前がある
3番、物が少ない
さぁ!(笑) -
アヤ
え~!
じゃぁ、体が開くっていう表現がちょっと気になるんで、それ聞きたいです。 どういうことですか? -
あゆみ
ねぇ、私も「体が開く」って言われて、すごいなんか嬉しくなったんですけども。
うちに遊びに来てくれた人が、「なんかこの家体が開く~」って言ってくれて。 そのままなんですけども。
呼吸がしやすいとか、なんていうのかな…、 緩くなるんですかね、っていうようなことを言ってくれて、 それでどういうところがそうかなぁっていう話をそのお友達としてて、 それで気がついたんですけど。
素材かな!ということですね。
家自体の素材と、家に置いているものの素材なんですけれども、 木とか、漆喰とか、そうですね…、木と真鍮が好きなんです♪ そういうものがちょこちょこあって、 あと、そういえばないなっていうのは、プラスチックとか化学繊維とかですね。 そういうものが少ないですね。
それも、思い起こせばですね、 小学生ぐらい…、私もまたちょっと変な人っていうところだったかもしれないんですけど(笑)
ツルツルした裏地のあるワンピースで、 新幹線に乗って買ったお弁当を食べるっていうのが、ものすごい苦手だったんです。 あと、今でもトイレのビニールのスリッパはちょっと苦手なんです。それを素足で履く感じ。 だからって履けないわけじゃないし、一応は社会に適応してるんですけど、 子供の時は、ツルツル裏地のワンピースで新幹線に乗るっていうのはすごく苦手で、 でも、お出かけだから着なくちゃいけなかったんですね。
で、それを…せめて、おにぎりを食べさせてくれと(笑) おにぎりを持っていて、いつも私だけおにぎりを食べていたりとか。
あと、幼稚園がですね、木のおもちゃばっかりだったんですね。 そういう幼稚園だったんですよね。 それはまぁ、自分が親になってから気がついたんですけど。
だから、昔からそういう…木と真鍮と布と紙とか、 そういうものが親しむというかしっくりくる。
なので、そんな風なお家作りになっているかもしれません。 -
アヤ
なるほどですね。
じゃあ本当にこう…、自然素材のものとかっていうのを、 もう自分の身の回りには、気づいたら自然素材しかなくて、 それで揃っていて… -
あゆみ
そうですね。だんだんそうなっていったっていう。
絶対買わないぞ!とかは思ってないんですけど。
例えば、洋服でも裏地があると、どんなにデザインとか色が素敵♡と思って、 これなら、これだけ大好きなら、着れるだろう!と思って買っても、 やっぱりその出番が減っていってしまうんですね、私の場合。
あ、鑑賞用かぁっていう(笑)
クローゼットにあると嬉しい気持ちにはなっていたんですけど、 でもそういう中々着ない服って、断捨離とか、お引越しとかそういう時に、 「今までありがとう」っていう風になっていくことが多くて。
それで、ふるいにかけられたのは、綿とか麻とか、そういうもので。
だから、ストッキングも本当に、年に数回にしか履かない。 っていうような感じになりました、結果的に^^ -
アヤ
なるほどですね。
ちなみにあの~…、アーユルヴェーダで体質診断っていうのがあって、 素材とかにこだわる人って、ヴァータ体質の人が多いって言うんですよね。 -
あゆみ
あぁ、そうなんですよ~
一度アーユルヴェーダのお医者さんに見ていただいたことがあって、 ヴァータとカパ、2つが強いタイプっていう感じで。
アーユルヴェーダの本で、動物に例えて診断してある本があって、 そこにペンギンって書いてあったんですね。
そのペンギン、すっごいわかると思いました! -
アヤ
どういうとこがですか? -
あゆみ
陸で、え!鳥なん?ていうような感じじゃないですか、ペンギンって。
ちょっと可愛らしい…、テクテクテクテクって動き。
だけど、ひとたび水の中に入ると、シャッて泳ぎますよね!
そういうなんか、ちょっとよく分からないところを持っている感じというか。 アンバランスというか。 なんか気にするところは気にするんだけど、 なんか全然違う面も、両方持ってるっていうような。
ペンギンはすごいだから、その本を読んで好きになりました♡ -
アヤ
そっかそっか、ペンギンも水の中に入ったら、 自分の安心できるところというか、 自分の最大能力が発揮できる場所に戻っていけれるからっていうことですかね。 -
あゆみ
そうですね。水を得たペンギン(笑) -
アヤ
水を得たペンギン(笑)
だから、あゆみ先生の場合は、その水を得たペンギンのように、 やっぱその自然素材のところ?に戻っていくと…、もう無敵!(笑) -
あゆみ
でもなんか、鼻歌とかはやっぱり、自然に行くと出やすかったり皆さんはしないですか? なんかそういう感じですね。
「体が開く」って言われて、その表現をしてくれたことで、 自分が、あ!そう言えば!っていうことに気がついて、 じゃあこれから買い物するときも、それを本当にずっと大事にできるかなって思うときに、 ちょっと助けになるなと思いますね。 -
アヤ
なるほど^^
ちなみになんですけど、お家の周りとかっていうのはどういう感じなんですか? -
あゆみ
お家の周りですか。 あの~、都会ではないです。
昔は都会に住んでたんです。 神楽坂スタジオいいなぁと思って、いっぺん神楽坂に住んでみたいと思って、 住んだこともあります。
これもなんかヨガの界隈で言うと、ちょっとダメかもしれないんですけど、 外食大好きだったんですね、その時(笑)美味しいもの大好きで♪
なので、なんかそういう都会の暮らしも楽しみましたけれども、 だんだん木があるところに引っ越してきていると思います。 -
アヤ
木があって、周りもちょっと静かな感じで、鳥の声とか聞こえたりとか? -
あゆみ
あ、そうですね!
ただ、完全に自然ではないですね。
なんていうんだろう…、やっぱり本が好きで、本屋さんがある街にいたいなっていうものもあって。 -
アヤ
じゃぁ本当に、自分の『好き』を満たしてくれるような、住まいにされてるんですね。 -
あゆみ
だんだん少しずつ^^
大好きなものに囲まれて暮らして、お家が大好きって思えるって、毎日幸せだなって思います(笑) -
アヤ
そっか^^
先ほど、都会に住んでたっておっしゃってたんですけど、 都会のど真ん中で住んでた時と、今の住まいとでは、 やっぱり自分の内側との対話力というか…、そういうものは何か変化ありました? -
あゆみ
うーん、そうですね。
やりたい!やらなきゃ!って思うことが変わるんですね。
自分の気持ちで、やりたい!やらなきゃ!って自分の中から出てきてるとは思うんですけれども、 やっぱり、都心に住んでいたときは、なんかお洋服が買いたい。こんなお洋服が欲しい!とか、 そういうことを、今とは比べ物にならないぐらいの頻度で思っていて。
逆に言うと今は、ユニフォームですかっていう感じなんですけど(笑) 着心地がいいとか、そういうことで選んでいて。 同じ服を着るっていうことも。
これが好きっていうので、そんなに取り替えなくていいなって思いますね。
でもそのときは本当に、自分の本音としてそれがしたかったんですよね。
本屋さんに行きたいとか、新しいものを見たいとか、いろいろあって。
今でもそれは好きなんですけど。
でもお家が変わってきて、そうですね。
お家に大好きを持ち込んだら、旅行に行きたい場所もちょっと変わってくるっていうか。
だったらお家がいいみたいな(笑) お家で得られない体験をしに行こうっていう風に変わって。
やっぱり都会に住んでいたときは、森とか畑とか川とか海とか、 そういうところに、もう本当にね…、充電するような感じで行きたかったですけれども。
今は逆に、人間が思いついた新しいものを見たいとかって思います。 -
アヤ
なるほど。
本当に、感性を磨いていくレベルが変わるというか、 自分が欲するものが変わっていってるっていうのも、 やっぱり住まいが変わっていくことによって得られた、 自分の一番素直にいられるところ。 -
あゆみ
私に帰る場所? -
アヤ
!私に帰る場所ですね^^ -
あゆみ
ね。
自分の意思、自分の思いのようでいて、 環境から影響を受けてるし、 行く場所が変われば発想も変わってくるなっていう。 でもじゃあもう一回都会に住みたいかなっていうと、どうかなぁ…。 行ったら行ったで楽しむでしょうけれども。 今は、ここがしっくりきているなっていう感じですね。 ということにしておこう!(笑)
そんなん言ってたのに、また都会に住んでるやんって! 私コロコロ変わるので、なるかもしれません(笑) ペンギンですからね^^
あちこち行ってみたいっていうのもあります♪ -
アヤ
ありがとうございます!
今日のお話はいかがでしたでしょうか。
心地よい住まいの作り方についてお話をお伺いしました。
都会、ちょっと郊外の方に住んでいたとしても、 やはり自分の心地よさっていたところを、常に見つけようとしている、 自分の内側に寄り添おうとする姿勢というものを垣間見たような気がします。
私たちは、環境自体をガラリと変えることができる人もいれば、 そうじゃない人もいらっしゃると思います。
そんな中で、ちょっとだけ目に触れるものを変えてみる。 そして目に触れるもので、心地がいいなって思う素材であったり、見た目の形であったり、 何か自分自身がキュンとくるような、そういうものを、 自分の身近なところに置くだけでも、 何かその心の豊かさっていったところにつながっていくような、 そういう風なインスピレーションをいただいたような気がします。
貴重なお話をありがとうございます。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪