ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #122 ファスティングと瞑想
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第122回は、ファスティングと瞑想の関係について、ヨガインストラクターで、スタジオ・ヨギーのエグゼクティブディレクターのキミ先生にお話しを伺いました。ファスティングのきっかけは、腸がきれいになることで心がきれいになると聞いたことだったが、やっていくうちに、瞑想的な時間を過ごすことに魅力を感じ始めたそうです。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『ファスティングと瞑想』についてゆるトークします。
今回のゲストは、スタジオヨギーのヨガインストラクター、キミ先生です。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
キミ
よろしくお願いいたします。 -
アヤ
キミ先生はファスティングを始めたきっかけっていうのも、マインドリセット…、 マインドに働きかけるということが心に留まって始めた、 ということをおっしゃっていたんですけれども。
ファスティングと瞑想の関係について、今どういうふうな感じで受け止められてますか? -
キミ
実は、最初に始めたときは、 マインドのことをあまりよく知らずに始めたというか…。
このファスティングに関して、心のことは全く期待してなかったんですよね。
とにかく腸がきれいになるから、心がきれいになる、みたいな話を聞いて。
瞑想が深まるということは、言われたわけではなかったんですけど。 やってみたら…、なんて瞑想的な時間を過ごすプログラムなんだろうっていうことに、 感動したんですよね。
例えば…、 ルーティーンで瞑想するわけじゃないですか。
私の場合は、まず朝瞑想する。 で、瞑想し終えてから日常に入っていって、 日常に入っているうちに、その瞑想的な境地からは、 自分が遠ざかっているのはすごい自覚していて。
めっちゃ…日常だなぁっていう感じなんですよね。 なんですけど、そのファスティングをしていたときに、 はじめて2日目に感じたのが、 いつも瞑想から出ると、日常的な自分モードになるのに、 自分が瞑想をずっと続けているような感覚で、日常を過ごせているなっていうのが、 すごく衝撃的だったんですよね!
説明が難しいんですけど。
言い換えると、瞑想がうまくいっているときの自分が、 日常もずっと続いている、みたいな感じって言ったらいいんですかね。
なので、例えば…、何か一つのことにしか集中していないし、 同時に…、例えば誰かと対話していて、 普段だったら、自分の感情が動いたりするじゃないですか。 こういうこと話したな、これはこういうことなのかなって自分で考えたり、 それが嬉しいときもあれば、これはどうなんだろうって疑問に思って、 もやもやするとか。 それの繰り返しで、自分の気分というのはアップダウンする。 それが日常だとすると。
ファスティング中は、そのアップダウンが、ずっと平坦な感じなんですよね。
誰と話しても、どんな会話になっても、多少のアップダウンがあったとしても、 全然!普段と比べると雲泥の差というか。
もし数値に例えるのであれば、10分の1って言ったら大げさなのかな…。 でも10分の1ぐらいにすごく減って、心が滑らかというか、なだらかというか、 ゾーンに入り続けているのが毎日っていう感覚。 それがすごく衝撃的だったんですよね。 -
アヤ
そういうときって、時間の感覚とかっていうのはどんなふうになったんですか? -
キミ
時間の感覚も、なんかね…、超えてる感じって言ったらいいんですかね。
んー、なんかね、普段と明らかに時間の経ち方が違うから。 それもなんていうか、あっという間というのとも、長いのとも違うんですよね。 異次元の時間の刻み方みたいな感じ。
でもそれって瞑想的に言うと、 例えば…瞑想が深まっている時の状態の意識を、 変性意識っていう風に、心理学的にはよんでいて。
そういう時っていうのは、時間の感覚を感じなくなったりとか、 時間が消えたりとか、普段とは違う時間感覚になったりするって言われてるんですね。 その中の一つの傾向としてね。
そういう意味では、何かその普段とは違う時間、 異次元時間が日常の中に並行して、進行しているみたいな感覚なので、 その非日常感が、すごく衝撃的だったんですよね。 -
アヤ
それは… 充実しているというか?
言葉に起こすのが難しいんですけど。 -
キミ
でそういう感じ。充実している。
単純な言葉だと、そうですね。 -
アヤ
それがずっと…半永久的というか、その間ずっと続いているような感じ? -
キミ
続いている続いている。
なので、時間を有意義に使えるので、 ある意味時間がたっぷりあるように感じるから、 自分が例えば貯めていた仕事に取り組む時も、 これをやってもまだ時間がある、だからもっとできる!みたいな感じで、 たくさん仕事に取り組むことができて。
でもだからといって、何ていうのかな…、 それだけの仕事をしていても、時間が長く感じないし…という。
ちょっと時間の話をすると沼っちゃいますね(笑) -
アヤ
ちょっとね、講義の中で聞けるようなすごい深い話になっていっていますね(笑)
本当に、瞑想的な生活ができるというのも、 味わってみたいな!と思う人も、中にはいるんじゃないかなって思いますね♪
私自身も、ファスティングを1回だけしかしたことないんですけど。
その時には、おっしゃっているような感じ…。
一つ一つの動作もすごく丁寧だし、心の置き方というのも、 今この瞬間に止めることができて。 私の感覚的なものは、丁寧さに身を完全に浸すような、 そういう感じっていうのが、結構ファスティング中あったんですよね。
普段だったら、ちょっとここの手順を省いていいかな、とか…。 例えば料理とかでも、下ごしらえをしないとか、 そういう端折る部分いっぱいあったりとかするんだけれども。 でもあえて、そこのめんどくさいところに取り掛かってみる。 そして、それ一つ一つを味わってみるっていうことが、すごく当たり前にできる、 ナチュラルに取り組めるっていうのが結構衝撃的でした。
なので、それをキミ先生の今の言葉を借りて言えば、 もしかしたら…、瞑想的な生活というか、瞑想的な意識で生活を送るっていうのと、 次元は違うかもしれないけれども、でもそこにちょっと近い形、 近い感覚というのがあるんじゃないかなっていうふうにも思いました。
ちょっと私の体験なので恐縮なんですけど。 -
キミ
アヤさんがおっしゃってる体験って、 リテーション・インテンシブコースって…6日間の瞑想のコースを、 インスティテュートでやらせていただく中で、一つの課題があって。
『瞑想的に日常を過ごす』っていう課題で。
やっぱり、人によって瞑想的な過ごし方って違うんですよね。
「この方は、日常をすごく瞑想的な感じで過ごされたな、いい課題されたな」っていう方のような、 コメントだなって思いました! -
アヤ
あ、ありがとうございます! -
キミ
すごいな!って、恐縮ですけれども、思いました。 -
アヤ
ファスティングをやってみるからこそ、 自分の頭で考えることを超えた経験っていうのも、 もちろんやりやすくなるし、 逆に言えば、その瞑想を、日頃から深めてあられる方には、 またその相乗効果で、何か新たな気づきというか、 そこの部分に身を浸せるのかなっていう感じがしたんですけど、そんな感じですかね? -
キミ
そうですね。
普段瞑想されている方は、その違いには気づきやすいと思いますし、 普段されていない方も、今までプログラムに参加されたことがあって、 ピラティスの先生とか…、やっぱりその時に感じた心の穏やかさとか、 すごく心地よかった感覚が忘れられなくてもう1回参加してくださったりとかはしていました。
あと、面白いのが。
リピーターの方の特徴…、私も結局自分で何回もリピートしてるから、 私もそのリピーターの一員だと思うと、 みんな食いしん坊っていうのが意外なことかもしれないです^^
みんな食いしん坊だから、ファスティングが無理!じゃなくて、 食いしん坊だからこそ、ファスティングすると、その後の食事がめちゃめちゃ美味しく、 ありがたく、すごく身体に染み込んでくる感覚が味わえる✶
新しい食いしん坊の世界って言ったらいいですかね♪
なので、ファスティングをした結果、じゃあ今までとどう変わって、 食事に興味がなくなるかっていうと、 それを目指しているファスティングなのではなくて、 あくまで、自分を抑えつけずに、本来の自分でいかに過ごすかっていうための ファスティングって言ったらいいですか。
例えば、冥想的には、一つに集中して、 別のことを考えたら集中対象に戻るっていうのが、一つの冥想の在り方だとすると、 誰もが自分の人生の中で、自分の軸っていうものを持っていたりとか、 あるいは、これをやりたいっていうことがみんなあるわけじゃないですか。
あるけど、どこかでつまずくことが起きたりするわけじゃないですか。
なんかこう面倒くさくなっちゃうとか、飽きちゃうとか、 誰かになんか言われたとかで、ちょっとこう寄り道したくなっちゃう。 寄り道しているうちに、自分の軸とか、自分はこれをしたかったっていうのを忘れちゃうことって 多いと思うんですよね。
だけど、不思議とこのファスティングをすると、その冥想的っていう意味としては、 自分の軸に戻る!っていう感覚が、容易にできるんですよね!
邪魔を感じない、追い風よりは向かい風に乗れる!みたいな感じ。 そういう意味での、『人生が冥想的になっていく』っていうことも言える。
だから、食いしん坊さんだったら、やっぱり食いしん坊さんが自分の軸だから、 ただその食いしん坊さんなりに、なんか今までよりももっと食事がありがたくなるから、 もっと喜びが増えるとか、なんかそんな感覚かなって思ったりします。 -
アヤ
なるほどですね。
その喜びを、また味わい尽くしていくための一つの手段にもなるってことですね!
ありがとうございます。
今日のお話はいかがでしたでしょうか。
ファスティングと冥想の関係についてお話をお伺いしました。
最後におっしゃってくださってたように、 自分軸っていうものに立ち戻り、自分の喜びに満たされるところに身を置いていく。 何かそういうものを、後押ししてくれるようなものっていうのが、 ファスティングにはあるんじゃないか、というふうな印象を受けました。
また、冥想のプログラムも、キミ先生が実際にされていたりとかしますので、 そちらと合わせて、ご自身の体験として積み重ねていくと、 また、このファスティングの味わい方、そして冥想の味わい方、 そして人生の軸っていったところについても、 より自分の在り方、そのものについて喜び満たされる時間、 そして経験っていうものが現れやすくなるんじゃないでしょうか。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪