ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #124 季節の養生について
運動量 ● ● ● ● ●
ビデオクラスのご視聴には
プランの購入が必要です
新規メンバー登録から3日間は
無料で視聴できます
第124回は、季節の養生について。yoggy airのワークショップでもシリーズで開催しているアーユルヴェーダの季節の養生について、全体的な要点をお話しいただきました。春はカファが悪化する時期、梅雨はヴァータが乱れやすく、夏はピッタが強くなり、秋はピッタを維持もしくはヴァーダ・カファの傾向になり”浄化の季節”と言われ、冬は意外と年間を通じて消化力、免疫力、体力が回復する時期だそうです。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『季節の養生』についてゆるトークします。
ゲストは、アーユルヴェーダセラピストの梅村静代先生です。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
梅村静代
よろしくお願いいたします。 -
アヤ
日本は、四季折々だというふうに言われている、 本当に豊かな国なんですけれども。
そういう豊かな国だからこそ、体調も、そして心の状態も、 管理がなかなか繊細になってくるのかな、というふうに感じています。
ですので今回は、季節の養生法について、 簡潔に先生にお話ししていただけたらうれしいなと思っております。
お願いします。 -
梅村静代
季節の養生法ということですが、 本当におっしゃる通り、日本は四季があるので、 ドーシャの動きというのも、一つの気候しかないところと比べると、 激しめというか…。
それに対応していくためには食事・生活、 いろいろ季節によって変えていくというのが、 健康と幸せを維持していく秘訣にもなりますので。 季節の養生を知っておくというのは、大事なことにはなりますね、確かに。
日本はずっと四季で巡ってますので、 そもそものところを言うとですね、 私たちも自然の一部だし、宇宙の一部だし、 だからこそ自然の動物とかがどういうふうに暮らしているのか、 というのをよくよく観察していると、 今私たちがどうすべきかというのが、 結構よく、そこから見て取れるというか、分かるところはあると思うんですね。 -
アヤ
どんな風にですか? -
梅村静代
例えば…、鳥の過ごし方。
水鳥、湖とか池が近くにあるんですけど。 そういうところでも、鳥がどういうふうに過ごしているか。 自然に干からびないように…一生懸命干からびないようにしているんですよ。 今、鳥たちって。
で、朝の早い時間に行くと、羽を乾かしているんですよね。 だけど、昼間にそういうことしている鳥っていなくて、 昼間は本当に必ず水辺にいたりとか。 冬になると、逆に日光に当たるために、日差しの強い時間に、 ずっと日差しのところに必ずいるんですよ。
今、鳥を思い出したので、鳥が出てきましたけど(笑)
鳥ってよく観察していると、教えてくれますよ、いろいろ♪ -
アヤ
そうなんですね(笑)面白いですね♪
一般的に知っている人で言えば、クマの冬眠とかですかね。 -
梅村静代
そうです!
クマもそうだし、虫たちも…
流れでいうと、啓蟄(けいちつ)って言って、 虫が出てくるという暦の季節がありますよね。
啓蟄っていう時期になってくると、 本当に湖の周りも虫がワーって出てきて、飛び回って。 歩いてたり走ると目に飛び込んでくるんですけど(笑)
そういうふうに、虫が冬眠から目覚めて出てくるように、春って出てきますよね。
じゃぁ、そういう時って、ドーシャとかアーユルヴェーダ的には、 どういうふうなことが起こっている、というふうに解釈しているのかというと。
【春】はカファが悪化する季節というふうに言われています。
カファというのは、そもそも油とか…、油が冷えて固まったみたいな、 重たくなって沈んで…みたいなエネルギーでもあるから。
冬の間にずっと蓄積していくんですね。寒い冬に。
そうすると、冬の間に蓄積した油みたいなものが、 春の陽気な日差しによって照らされて溶けて、 そしてラードとかが溶けるみたいに、 春にガラっと油が溶けて、そして粘液質な鼻水とか嘆とかそういったものが、 体の中から外に出ようとして、アレルギーとして出てきたり、 花粉症として出てきたりとか、 そういうことが起こるみたいに。
虫たちも外に出てきますけど、私たちも外に出て、 虫の真似して外に出て、しっかりしっかり歩く。
歩いたり、ちょうど花見のシーズンでもありますから、 お花見に行って…暴れるとか^^ 暴れなくても(笑)、「暴れる」って私がイメージで今出てきたのは、 陽気に踊っているサラリーマンが出てきたんですけど、頭の中には(笑)
そういう感じで、運動するのにいい時期!
それってやっぱり、虫たちもワーって出てきて騒ぐように、 ワーってたくさん一緒にいたりとかしますけど。
やっぱり自然を見ると、人間もそうやってもっと外に出て、 虫みたいに騒がないと、みたいなふうに思って。
そうすることで、カファが鎮静して、アレルギーが楽になったりしますんで。 春ってそういう季節♪
虫を見てたら分かる!鳥とか!そういうのが春の季節ですね。
あとは、カファの鎮静のためのアドバイスとして、 アーユルヴェーダが何を教えてくれるかって言ったら…。
ヴァータのケアでも出てくるんですけど、 カファとヴァータって、冷えを持ってますんで、 とにかく冷やさない。あとは食べ過ぎない。甘いものを食べない。
甘いものを食べるとカファが増えてきますんで、 ヴァータ体質の人でも甘いものをすごいよく食べる人って、 鼻がグズグズ言ってたりとか、アレルギー持ってる人多いんですよね。 「甘いものを食べてませんか?」って言ったら、 「毎日いっぱい食べてる」とか言ったりするんですよね。 なので、甘いものに気をつける。
あとは昼寝!昼寝はカファをすごい上げるんで、 春ってめちゃくちゃ眠たくはなるんですけど、寝てたらダメですね。
起きて運動!運動!みたいな!走りなさいっていう感じの季節!
だから虫が出てきてる。 でも虫は飛び込んでくるんですよ、目に(笑) なので、ちょっと目をケアしながらね、 サングラスとかかけて歩いたり走ったりされると非常に良いと思います。 春の養生としてはね。
あとは濃い味を避ける。
とにかくまんべんなくして、極端っていうのを避けて、まんべんなくして。 それは、梅雨にかかってきますけども。
とにかく春は運動ですね!まず運動!
それだけ覚えておいてくれてもいいのかなっていう感じ。 -
アヤ
夏はどうなんですか? -
梅村静代
【夏】なんですけど。
実は日本って四季折々で春夏秋冬があるんですけど、夏になる前に、【梅雨】がありますよね。 -
アヤ
確かに。
ここが難しいとこですね。 -
梅村静代
実は日本の四季の中で一番難しいところがこの梅雨なんですけど。
梅雨っていうのは、ヴァータっていう動きのエネルギー…、 そもそも変わりやすいエネルギーが蓄積して、悪化をする時期になるんですね。
だからそれによって、前回もお話ししましたけど。
ヴァータが乱れるとすべてのドーシャ…、ピッタもカファも乱れてくるので、要注意時期! 一年で一番注意しないといけないのが、この梅雨の時期にあたります。
うちのサロンでも、体調不良者がもう続出する時期。
体調が悪い、風邪を引くとか、そういうことも含めて何かに当たったとか、 そういう方が続出するのがこの時期ですね、梅雨の時期。 -
アヤ
もちろん心もっていうことですね。 -
梅村静代
そうです!
不安定になってますよね。
鬱っぽい方だったりとか、ちょっとパニックとか、そういうような精神症状も出る。 不眠とか、そういったのも出てきやすい時期でもあります。
だから、この時期の養生法としては…、
とにかく乱高下しやすい、心とか体っていうものを落ち着かせとくためにも、 何でもですね、まんべんなくしていた方がいいですね。 取る味もまんべんなく。
極端に辛いものとか、例えば、塩辛いとか、甘いものばっかり食べるとか、 そういうような乱高下をやめて、何でもまんべんなく。
こういう味は避けて、穏やかな食べ方と味付け。
そういったものに気をつけて、とにかく温かくする。
温度も、梅雨の時期ってクーラーが効いてる部屋っていうのは、 もう冬みたいに寒いし、かと思えば昼はもう夏みたいに汗をかくし。
夏もそうなんですけれども、クーラー・エアコンを使ってなくても、 温度の乱高下をする時期ですよね。 そういう乱高下も含めて、穏やかに何でもしていくように、 努めておくべき時期っていうんでしょうか。
それが心も体もできるだけバランスさせとくのに、必要な養生法になりますね。 -
アヤ
なるほどですね。
じゃあ、その乱攻撃した体調をちょっと整えつつ、 そのまま夏の方に突入していきますけれども。 -
梅村静代
そうですそうです!
【夏】になると、今度はピッタ。
火のエネルギーでもあるピッタが、蓄積して増加する時期。 なので、私たちの体の中にもピッタが蓄積増加するし。 外でもそうですよね。燃え盛るように今日も暑いですけども。 ピッタが全体的に増加してます。
なので、もう太陽を避けて。
私たちの体力って、太陽に奪い取られるんですよね。 なので、太陽を避けて過ごす。
でも太陽って、完全に避けるっていうことも…、 じゃぁ、ビタミンDってどうなるの?って思うじゃないですか。 -
アヤ
はい、気になります! -
梅村静代
気になりますよね!
ビタミンDってどれくらい私たちの体に必要最低限いるのかって言ったら、 小指の先っちょが15分あたればいいそうなんですよ。
小指の先だけ15分当てることの方が難しいくらいなんで(笑) なので、陽の落ちた時間っていうんですか。 早朝とか、もしくは夕方とかに少しだけ陽に当たりにお散歩に出るとか。 その程度で、陽にしっかり当たっておけば、もうビタミンDは心配することはないっていうことなんですよね。 ですから、できるだけ太陽を避け、ほんのちょっとだけ日に当たり、っていうところが夏には必要。
あとは、ピッタの季節なので…、
そもそもピッタ体質の方って、飲酒するべからずって書いてあるんですよね。
『お酒は飲んではならない』っていうふうに書いてあります。 でも好きな人が多いんですけども^^ でも夏の季節って、ピッタが増えてる時期でもあるので。 もうお酒はできるだけ飲まない!禁酒する!もしくはどうしても飲酒したい人は、 薄めて飲む。 濁り酒とかってありますよね、日本酒の。 それを炭酸で割って飲んだりとか。 炭酸で割って飲むといいでしょうし、ビールもジュースで割るとか。 そういうような感じで、何か薄めて飲むっていう風にすれば、 罪悪感も減るでしょうし。
悪化する…、ピッタへの打撃も少し少なめになるんじゃないかなと思うので。 できるだけ、飲まない方がいいけど、飲むなら薄めて飲むっていうこと、 ということが大事ですね。
あと夏ってですね…、開放的な季節なので、 私たちも体力があるような気がするんですけども。
消化力と免疫、あとは体力って全部が底をうつのが夏なので。 なので調子に乗らない!っていうのがすごい大事。 調子に乗っちゃうんでね、私(笑) 「でも違う!消化力落ちてる、そういえば」って。
ずっと日々観察をしていれば、だいたい本当に…梅雨に差し掛かったあたりから、 冬と同じように食事をしていると、消化ができなくなってくるんですよね。 舌が真っ白になってくる。 分かりますよね、観察していると。 -
アヤ
うんうん。
あと、体も重くなりますよね。 -
梅村静代
そう!体もどんどん重くなっていくような感じ。
ですから、日々観察するっていうのが一番大切なことでもありますけど、 知っておくべきことって言えば、消化・免疫・体力、全部が底をうつ時期なんで、 消化力を常に高くする工夫をするのが必要になってくるってことですね。 -
アヤ
なるほど。 -
梅村静代
そして、何で消化力って与えられる?って言えば…、
生姜とかニンニク、そういうものも食事に入れたらいいんですけど。 生の生姜を買ってきて、炒め物とか、いろんなものに入れていくっていうのもいいんですけど、 お手軽なのは『生姜パウダー』。
ジンジャーパウダーとか売ってるお店ありますんで、 ジンジャーパウダーを仕入れて、それを飲み物にも入れるし、 おかずとか。ご飯にかけてもあまりおいしくないと思うんですけど、 おかずに入れて…、そうするとちょっとピリ辛くらいになるんですけど、 そういうような感じで、いろんな飲食物に生姜のパウダーをかけて食べるっていうのもいい。 ニンニクもパウダーにするとお手軽に取れるので、そういったものを食事に取り入れる。
あとは『クミン』とかもいいですね。
クミンとかターメリックもピッタを下げるスパイスなんで、 そういったものも食事に取り入れるといいかと思いますね。
あとやっちゃいけないことといえば、 どうしてもこの時期食べたくなったりしますけど、 かき氷とかアイスクリーム。
やっぱりそれって…、せっかく消化の火がギリギリ燃えてるところに、 水をジャーってかけたり、アイスクリームをジャーって、氷をかけるみたいなものなので、 そりゃぁもう風邪をひくというか。
アーユルヴェーダでは『消化が落ちて風邪をひく』っていうんですね。
ギリギリ燃えてる灯火みたいな消化の火に、 冷たいものをぶっかけて、わざわざ風邪をひくこともないので(笑)
もったいないですよね。 -
アヤ
もったいない(笑) -
梅村静代
ですから、消化の火を…、むしろ燃やすための工夫をいろいろしながら、 消化の火を消すようなことはしないように、特にしないように!
レストランとかに行くと、氷水って年がら年中出てきますけど。
特に夏の時期って、消化が低いので、これは飲まないでおこう!とか、 工夫した方がいいですね、できればお湯に変えてもらうとか。
あと、夏にちょっと入れた方がいいものも軽く言っとくとですね。
甘いものを食べると…夏のほら、あったかい南国の人たちも甘いものをよく食べますよね。 飲み物も甘いし、ご飯も甘かったりするんですけど。
甘いものって、ピッタを下げてくれますんで、この時期はそういう…きび砂糖とか、 ココナッツミルクとかね、ああいう南国のもので、自分でおやつを作ったりして食べるととてもいいと思います! -
アヤ
なるほどですね。
じゃあ今度は、もう秋…。 -
梅村静代
【秋】はですね、まだピッタの影響が残りますんで。
ピッタの人はですね、夏の過ごし方を維持していったほうがいい時期です。 で、ピッタって暑がりなので、涼しいところに行くと「涼しい」と思うんですけど。
でもやっぱりヴァータとかカファが強い人って、 涼しいところに行ったら、もう寒いって感じる方が強くなってくるんですよね。
なので、秋の養生って、ピッタの人たちはまだ夏の養生法を続けていいんですけれども。
ヴァータとかカファが強い人…、もう涼しいを「寒い」っていう風に感じてしまう人たちっていうのは、 もうこの時期から、ヴァータのケアをまず始める。
とにかく冷やさないこと。
そして、オイルとかをしっかりぬる。
そして、食事にもオイルをしっかりと取り入れること。
そういったヴァータのケアを始めていく。
だからこの季節、秋の季節っていうのは、ちょっと2通りの過ごし方…、 細かく言えばちゃんとドーシャ別にありますけれども、 大きく分けても2つ。
ピッタっで、夏の養生を続ける人と、 もう完全に冬に向けた養生を始めるべき人に分かれていく。 そういったシーズンが秋になります。 -
アヤ
なるほどですね。 -
梅村静代
あとは、この間もちょうどヨギーさんの講座でもお話しさせてもらったんですけども。
秋って、水が清まる時期と言われてて…、『ハンサ水』って言うんですけど。 白鳥の水っていう風に呼ばれてるんですよね。
特別に水に名前がつく時期でもあるので、 私たちの体内のお水も清まる時期ですし、 世界のお水も清まってるんで、お水をしっかりとるといい時期。
その分しっかり動いて、体の中のお水を入れ替えるみたいに、水分を代謝させると、 体の浄化ができるっていうんですかね。
春と秋って浄化の季節でもあるので、しっかりお水を飲んで、浄化していくといい時期ですね。
あとはお月見とか…日本のね。
中秋の名月をお月見するとかっていう文化もありますけども。 月の月光に当たるっていうのが、ピッタを下げるって言われてますんで、 お月見をするといいですね。 別に満月じゃなくてもいいので。 -
アヤ
ちょうどこの時期ってすごく綺麗ですよね、月が。 -
梅村静代
ねぇ~、綺麗ですよね~
なので、お食事をされた後には、夜ちょっとだけ、 ほんのちょっとでいいので、10分、15分でもいいので、 お外をくるっと、近所を一周して来られるといいかなって思いますね。 -
アヤ
素敵ですね~ -
梅村静代
で、あとは【冬】に向けて、これから冬の養生にそこからだんだん変わっていきますけども、 冬に向けてですね、運動を少しずつ取り入れていくといいです。
夏に体力が底を打っていたんですけれど。 だから夏の時期って陽に当たらない方がいいし、運動も禁止。 特にピッタ体質の人には運動が禁止されている時期なんですけど。
秋に入ってから冬、体力とか消化力・免疫力っていうのがだんだんと じわじわ上がっていく時期に入ってくると、 運動してもいい時期に入り、体を作るのに適した時期になってくるんで、 秋口ぐらいから少しずつウォーキングとか始めて、 体力を上げていく工夫をしていかれるといいです。
ただね、秋にね、私以前一回走り始めたことがあるんですよね。 秋って言っても10月の半ば終わりぐらいなんですけど。 そこで膝を痛めたことがあるんですよ、急に走ると。 全治1ヶ月か2ヶ月ぐらいかかっちゃったので。
なので急に運動をするのが…。
まだ体が緩んでるんですよね、夏の状態で…、筋も緩んでる。
ですから、少しずつ運動を取り入れていくためにはウォーキング…、 お月見を兼ねて。 昼間もそうですけど、少しずつウォーキングを取り入れて、 そして冬はもうガッツリウォーキング、そしてランニングにしてもいいし。
ヨガもそうですよね。
ちょっと夏はゆったりとして伸びてる分、 ストレッチのような動きっていうアーサナをたくさん取り入れたらいいし、 冬はもうしっかり筋肉が締まってるから、 どんどん強化のアーサナを取り入れていくといいと思うんですけども。
それと同じで養生も、そういう感じでしていくといいですね。 -
アヤ
なるほどですね。
じゃあ少しずつ運動を始めて、そして、いざ!冬に突入!っていう感じですね。 -
梅村静代
そうですそうです。
準備をしたら冬に突入。
冬は誰でももうちゃんとしてますけども、とにかく冷えないように。 冷えない工夫っていうのが、ちょっとおろそかになっている方々って、 やっぱりモテたい時期っていうんですか? 10代20代ぐらいの若い女性とか、男性を含めると…。
その頃の方々って冬なのに、すごいミニスカートを履いて、 ピンヒールとか履いて歩いてたりとかするんですけど、 「あなた…ヴァータの病気になるよ」って思うし、 やっぱり婦人家系とかって、ヴァータの病気として言われてるものですけども、 やっぱり子宮筋腫や子宮内膜症とかって、やっぱりよく相談を受けます。 その相談を受ける女性たちの服装とかが、もう足首も全部丸出しのまま、 冬に来て相談してたりとかされるんですよね。
ですから、冷やさないようにっていう。 とにかく冷えないようにする。
三陰交っていう…よく冷えが入ってくるって言われる壺がありますけども。 足首、くるぶしからちょっと上のところですね。 そこが必ず暖かい状態。
だから靴下も、よく冷え取り健康法とか言いますよね。 5枚ぐらい靴下重ねて履いて。 で、レッグウォーマーもして、みたいな風に言いますけども。
実際に自分もそれをやってみると、すごい体がホカホカになって、 あんま冷えなくなってきたので。
元々冷えやすい方とかっていうのは、とにかく冷やさない工夫をする。 湯たんぽして寝るとかもですね、含めて冷やさない工夫。
あとは消化力、免疫力、全部が回復してきますんで、 しっかりと、栄養価が高い食べ物を、もう熱々ぐつぐつに煮て、 それをふうふうしながら食べるという。 グルメが楽しめる季節♪ -
アヤ
何を食べても比較的大丈夫(消化力)ということですね。 -
梅村静代
そうですね。
まぁ、それでも、消化が落ちてて病気になっている方って絶対いらっしゃるので、 何かしら病気があるっていう方は、 消化を強める工夫をし続けなければならないし、 食べればやっぱり消化できない、という方もいらっしゃると思うんで、 自分の消化力を観察しながらっていうところはもちろん重要にはなりますけどね。
基本的には消化がしっかりできる季節なんで、 しっかり食べて、しっかり動いて、歩いて、走って、踊って、 もうガンガン、熱を体の中から、熱く過ごすべきなのが冬っていう感じです。
冬は元気なんです、みんな! -
アヤ
基本的に、年内の中でも一番体力も消化力も高い時期ということですね♪ -
梅村静代
そうです!
冬を皆さん楽しみましょうね。
これから冬がやって来ますのでね^^ -
アヤ
そうですね。
寒いからといって家に引きこもるではなく。
もう遊んで、遊んで! -
梅村静代
そう!しっかり遊んで、動いて、食べて、動いてっていうのが冬の養生になります。 -
アヤ
なるほどですね。
年間を通して、季節の過ごし方を今お話ししていただいたんですけど、 やっぱりその運動の仕方一つとっても、季節に合わせた運動の強度があるし、 食べるものに関しても、やっぱりその季節に合わせて、 量の問題であったりとか、質の問題であったりっていったところも、 工夫が必要だっていうことですかね。
共通して言えるのは、やっぱり自分の消化力をどこまでも見続けていく、 っていったそこに、観察の目を向け続けていくっていったところは、 きっと季節関係なく、ちゃんと教えてくれるサインになってくるのかなっていうふうに思ったので、 また、今日先生がお話ししてくださったものっていうものを、 頭の中に…どこか、置いておきながら生活してみると、 きっとまた「今、消化力が…」っていうちょっとした気づきに繋がっていくのかなって気もします。
ありがとうございました~ -
梅村静代
ありがとうございました! -
アヤ
今日の知恵はいかがでしたでしょうか。
今日は『季節の養生』について、梅村先生にお話をお伺いしました。
四季折々の日本だからこそ、より注意深く。
でも、その快活に自分の内側を見ていくために、 こういう知恵があるのだとすれば、 少し笑顔で微笑みながら観察を深めていただけると、 きっと自ずと必要なことというのが見出しやすくなってくるんじゃないか、 ということにも感じました。
今日の梅村先生のお話、1回だけじゃなかなか頭に入らないと思いますので、 何回も何回も、季節ごとに聞いていただきながら、 ぜひ自分の経験値として、蓄えて宝物として扱ってもらえると嬉しいなと思います。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪