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ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #130 自分を知ることがなぜ大切なのか

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このプログラムでは、アーユルヴェーダの知恵に救われ続けているヨガインストラクターのアヤが、 毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する日常に生きるちょっと役立つ知恵をお届けします。

第130回は、自分を知ることについて、ゲストにアーユルヴェーダドクターで保健師の田端瞳先生をお迎えして、お話しを伺いました。アーユルヴェーダでは、自分の体質、メインとなっているエネルギーを知ること、自分の状況に気づく力を養うことは、大切と考えられています。同じものでも毒になり薬にもなり、そのときの自分に合うもの、合わないものを知るためにアーユルヴェーダの知恵が役立ちます。気づきを得ていく指針についてもお話しを伺いました。
ヨガと出会い、睡眠が深くなりストレスも緩和されることを実感する。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。 

ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了

全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師

『ゆるトーク』
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。

yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
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    アヤ

    今回は『自分を知ること』についてゆるトークします。
    ゲストは、アーユルヴェーダドクターで保健師の田端瞳(たばたひとみ)先生です。
    どうぞよろしくお願いいたします。
  • スピーカー画像

    田端瞳

    よろしくお願いいたします。
  • リスナー画像

    アヤ

    お願いいたします。

    アーユルヴェーダでは、究極の目標というか、大事にすることとして、 『自分を知る』ということを目標に実践していきます。
    それって、どういうふうなことを言っているのかな、というのを教えてもらってもいいでしょうか。
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    田端瞳

    そうですね。
    やっぱり自分の体質、 自分のメインとなっているエネルギーを知ることで、 同じことであっても、それが毒になったり、それがお薬になったりするっていうのは、 自分の体質次第っていうところがあるんですよね。

    伝説上のお話…。
    先生が『薬になるものを持ってきなさい』って生徒さん達に言って、 それで、一人の生徒が、黙って何も取りに行かないで待ってるので、 先生が『なぜ取りに行かないの?』って言ったら、 『すべてのものが薬になるし、すべてのものが毒になるからです』みたいなことがあって、 先生が『なるほど、なるほど。君は優秀だ』みたいなね。
    そういうお話があったりするぐらい。
    やっぱりすべてに効く薬もないし、すべてに毒になる薬もないし、 その毒でも煎じたら薬になったりするものもあるし。
    それをどの人がどういう状況かっていうことによって、 すべてが変わってくるってことなんですよね。

    だから、自分の体質、自分の状況によって、 同じものでも、薬になったり、毒になったりする。
    だからこそ、そのものではなくて、自分のことを先に知る。
    そのことが、やはり重要になってくるっていう…、そういうところはあるんですよね。
  • リスナー画像

    アヤ

    じゃあその…、例えば、 簡単に言うことではないんですけれども、
    効果検証っていったところを行っていく時にも、 日本で言えば、風邪を引きました、抗生剤を飲みました、 そして風邪症状が落ち着きました。 みたいな感じで、その薬を飲んだから、風邪症状が治ったっていうのは、 結構明確に出てくるじゃないですか。

    アーユルヴェーダとかだと、きっと、日本でいう薬の代わりっていうのが、 ハーブであったりとか、様々な療法っていうものになってくると思うんですけど。
    じゃぁそれをした上で、どのような反応があるのかっていったところは、 やっぱり自分に問うっていうことが、基本的になってくるっていうことですかね。
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    田端瞳

    そうですね~。
    あと、もともとの体質によっても、普段から食べてるものが、 自分にとっていいものなのか、自分にとって良くないものなのか。

    例えば、体がもともと冷えている人にとっては、 体を冷やす食べ物っていうのは毒になるわけですよね。
    ですけれども、体がもともと熱くて熱くて煮えたぎっている人にとっては、 体を冷やすものってお薬になるわけですよね。
    ですから、同じ食べ物でも、ある人にとっては毒になり、 ある人にとっては薬になる。
    だからこそ、他の人が食べててめっちゃ体が良くなったから、 『これ食べてみなよ』って言われて食べてみても、 同じように効くかどうかは、また別の問題なんだということですね。

    それよりも、誰かが効いて誰かが治った、っていうことより、 あるいはそこに含まれてるリコピンが良いとか、 何々が良いとかっていうことで飛びつくこと…。
    リコピンってトマトの中に入ってる成分なんですけど、 トマトって夏野菜なので、体を冷やすんだけれども、 体がめっちゃ冷えてる人とか、そういう人にとっては、 確かにリコピンとかそういうものはあったとしても、 じゃあそれが総合的に体を冷やすことになって、 風邪ひいたりとか、すぐに体の調子を崩したりとか、 循環が悪くなったりとか、 そういうふうなことに繋がるっていう可能性はゼロではない。

    ですから、まずは自分のことを知って、 自分が冷えてるのか、熱くなってるのか、 自分がそもそも冷えやすい傾向があるのか、 自分がそもそも熱くなりやすい傾向にあるのか、 この辺りとかね、そこをまずは知るっていうこと。
    あと、自分を知るっていうことが大事っていうのは、 いろんな指針がそこにベースを置いてるっていうところがあるからなんですよね。
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    アヤ

    なるほどですね。
    じゃあ、その自分の状態に気づく力っていうふうにも言い換えられるのかなと思うんですけど、 その気づきやすい状態を作っていくために、 どんな工夫をしたらいいとかっていうのは、何か言われてたりするんですか?
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    田端瞳

    そうですね。
    古典には、自分の特質から何のエネルギーが高いのかなっていうところを推察する、 いろいろな指針が書いてあったりするんですよね。
    例えば、動きが速い人なのか、それとも動きが割と遅いのがスタンダードな人なのか、 そもそもの歩き方や目の瞬き、話し方、 早く何かをするタイプなのか、 遅く何かをするタイプなのか、 そういうのとか。
    あと、歯並びがすごく良いタイプなのか、 それともあまり良くないタイプなのかとか、 いろんな指標があって、その指標の中で、 ある程度は自分はこのエネルギーが高そうだな、 ある程度ワーターのエネルギーが高そうだな、ピッターのエネルギーが高そうだな、 カファのエネルギーが高そうだなって分かることで、日々のメンテナンス方法も全く違ってくるので、 そういったところで、自分の体質を知るっていうのは、 アーユルヴェーダ的にはすごく大事なことの要素の一つになってくるかなと思うんですよね。

    インド占星術では、 どちらかというと、自分の心の傾向だったりとか、 人生の傾向だったりを知るっていうところで役に立つ。
    自分のことを知るっていうことの一つの手段であり、 アーユルヴェーダでは、自分の体の組織とか、エネルギーの傾向を知って、 その対策を知るっていう手段・知識になっているんですね。

    でも結構最終的には、本当の自分を知るっていうのは、 ある意味、心の傾向を知ったり、体の傾向を知ったりっていうのは、 最初のステップなんですけれども、
    最終的には本当の自分って一体何だろうかっていうところに、研究が進んでいくっていうかね、 自分の取扱説明書みたいな感じで心のことを知って、その傾向と対策。 体のことを知って、その傾向と対策。 でも、その向こう側に本当の自分って何なんだろうかっていう冒険というかですね。
    アーユルヴェーダの古典の中にですね、 すべての病気っていうのは無知から始まる。 無知っていうのは、知らないことっていう意味なんですけど、 自分のことも知らないってこともそうなんですけど、 自分っていう本当の自分っていうことを知らないっていうことでもあるんですよね。

    古典には、『本当の自分を知らないことは最大の無知』っていうことが書いてあって、 本当の自分って何って言ったときに、 その自分の中に眠る、なんていうんですかね、 アーユルヴェーダではアートマンって言ったりするんですけど、 自分の本来のその神聖な姿というかね、 そこに気づいていく、自分も自然の中の一部であり、 その自然の中に、同じように含まれている共通のエネルギーというか、 そのエネルギーをまた、なんていうかな、刺激して、エネルギーの源みたいな感じ、 日本語で言うと「魂」に近いイメージだったりするんですけど、 「アートマン」っていうのは真我というか、 自分の本当の姿というかね、 そういったものがとても神聖であって、 その宇宙の全般、すべての人に存在していて、 あなたと私の中にも、同じように存在している、 同じものが存在しているっていう。

    その実体…、私の実体はそこなんだっていうことに気づいていくっていう感じですね。
    そのプロセスがすごく大事というか、 アーユルヴェーダを大きな目で見たときに、 そこに気づいていく…、本当の自分に気づいていくっていうのが、 すごく大事な冒険というか、 私たちが生まれてきた意味というかね、 そういうところにあるのかなっていう感じ。

    あくまでステップ。
    体のことを知って、心のことを知って、 最終的に自分って何かなって、 冒険の旅に出て、あれでもない、これでもない、 じゃあ本当の自分って何なんだろうっていう、 この神聖さ、自分の中にある神聖さに気づいていく、 このプロセスがすごく大事なのかなっていう感じですかね。
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    アヤ

    なるほどですね。
    じゃあ本当に、自分を知る旅っていうのが、 ステップアップしていくっていうと、 ちょっと語弊があるかもしれないんですけれども。
    なんか曇って覆われている、霧のようなものを、 少しずつ払っていって、 そしてその光り輝く部分にたどり着いていくっていう。
    そういう、ちょっと『冒険』というか♪
    どんな冒険がその中にあるのかっていうのを、 ちょっとワクワクしながら旅していくっていうのが、 アーユルヴェーダ並びに、ヴェーダの教えなのかなっていうふうに思うんですけれども。
    何かすごく希望に満ち溢れているなっていうふうに、勝手に感じたんですよね^^
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    田端瞳

    そうですね。
    自分は本当に名前でもなく、 女性とかそういうカテゴライズされるものでもなく、 地位とか名誉とか、ステータスでもなく、 誰かが私だと思っている私でもなく、 私がわたしだと思っている私でもなく、 じゃぁ本当の私って誰?って知っていく時に、 あぁ、私が私って感じている私っていうのも、 本当の私じゃなかったんだ、って気付いていくプロセスっていうかですね。
    そこが、ヴェーダの中に書かれてある、すべて共通する神聖なもの。
    その本質はみんな一緒で、そこにアートマンっていう考え方というかですね…。
    本質はみんな同じなんだよ。その神聖なエネルギーが、そもそもある私たちの本当の姿。
    そういうことに気付いていくっていうことがすごく大事で。 その時に、あれでもない、これでもない、ってやっていって、 最終的に、あ、なんだろう!みたいなところで発見があって^^
    宇宙とひとつになる体験、宇宙そのものだったんだって認知する感じ。
    自分自身の感覚がなくなって、その『一つ』という感覚がある、 その体験ですよね。
    その体験をしていくように、私たちは体験をするために生まれてきたというかね、 そういうところが大きな面で『私を知る』という大きな旅。
    誰もがそれをしているのかなという感じですよね。
  • リスナー画像

    アヤ

    貴重なお話ありがとうございました。

    今日の知恵はいかがでしたでしょうか。
    『自分を知ること』について、アーユルヴェーダではどのように言われているのかということを、 田端先生の分かりやすい言葉で伺うことができました。
    少し参考にしていただけると、 すごく壮大なテーマの中にいるものなんだということが、 少し理解できたように感じています。

    日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪

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