ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #145 カレーに使うスパイス
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第145回は、カレーに使うスパイスについて。インド料理ケータリングユニット「マサラワーラー」の鹿島信治(かしま しんじ)さんをゲストに迎えてお話を伺いました。「ターメリックととうがらし(チリ)があれば、なんとなくインド料理はできますよ」。とざっくり教えてくれたあと、コリアンダー(種)、マスタードシード、クミン、ブラックペッパー、フェンネル、ヒングなどについて説明していただきました。南インドで特徴的なセチナールという珍しいスパイスについても。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、隔週金曜日の夜20:30にヒロ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『スパイス』についてゆるトークします。
ゲストはマサラワーラーの鹿島信治(かしま しんじ)さんです。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
鹿島信治
よろしくお願いします! -
アヤ
お願いします!
私カレーが好きなので、カレーにどんなスパイス使ってますか?みたいな感じで、 よく質問をされることがあったりするんですけど。
私、実は鹿島さん達、マサラワーラー直伝の、あのスパイスセットしか持ってないんですよね。
なので、師匠とお呼びしていいのか分かんないんですけれども(笑) 直接ですね、私が習った先生にですね、 カレーに使うスパイスについて、ちょっとお話をお伺いしたいなと思っております。
主にどういうスパイスを使ったりしますか? -
鹿島信治
えっとですね…、皆さんが一番知っているのだと、ターメリックとか。
ウコンのやつですね。 -
アヤ
黄色のやつですね。 -
鹿島信治
そう、黄色いやつ。 あれは使いますよね。
…使わないやつもありますよ、もちろん。料理の中ではね。
あとは、唐辛子。これも、使えますよね。
で、唐辛子とターメリックあったら、なんとなくインド料理できますよ^^
辛味と香りと、色がね。
みんな最初ね、インド料理始めると、僕もそうだったんですけど。 ターメリックって特徴的なんで、結構いっぱい入れたいんですよ。
でも、ターメリックって味的には苦いんですよね。 なので、美味しくなくなるんですよ、最初、みんなあれいっぱい入れて(笑)
よくね、インド人の人の… 今、ユーチューブでも相当上がってるんであれですけど。 ターメリックの量って、みんなね、少ないんですよ、他のスパイスより入れてる量が。
ターメリックとチリっていうのが基本的にあって。
あとパウダーで結構使うのは、コリアンダーですね。 わかりやすく言うと、パクチーの実ですよね、それの粉。
コリアンダーはね、結構使ってもOK。
ミックススパイスの結構重い種になる材料だったりするんで。
ターメリックとかチリとかよりも全然多く入れても平気ですね。
でチリの場合は、辛いのが好きだったら入れればいいし、 辛いの苦手だった控えればいいし、ただ辛くしたいからってチリばっかり入れても、 そんなに辛くはならなくて。
全体的にちょっとお塩入れてあげないとダメですよね。
あとは、南インドで特徴的というか、別にどこでも使うんですけど、 マスタードシード。からし菜の種ですね。 それを、すごいよく使いますね。
使い捨ての油にちょっと弾かせて…、皮が硬いんで、 ちょっと弾かせてあげてから揚げて、他の入れて。
もちろんね、皆さんが知ってる…クミンも使うし、 ブラックペッパー、黒胡椒、 後は、フェンネで使われている、和名だとウイキョウですね。
胃薬にも入ってる。あれは本当に、胃薬にも入ってるぐらい整腸作用とか、 胃にもいいんで。
今、インド料理屋さんに行くと、最後、レジのところに、 そのフェンネルと砂糖が一緒に混ざってるやつが置いてあるんですよ。 -
アヤ
置いてありますね。 -
鹿島信治
そう!あれって、そういう意味があるんだろうね。
最後にお腹の調子を整えて帰る。
あと、フェンネルって口臭予防にもなるので、ああいうのが置かれてる。 あれをちょっと食べて…、胃薬ですからね、で、帰る。
あとは野菜料理、豆料理に欠かせないのが、ヒング…ってわかるかな。 ヒングって、ちょっと匂いの、きついやつがあるんですよ。
言っちゃえば、玉ねぎ・ニンニクを凝縮したような匂いなんですけど。
あれって、玉ねぎ・ニンニクに入ってる成分と、ほぼほぼと一緒で。
玉ねぎ・ニンニクを食べない人っているんですよ、一定数。 精のつくものを食べない人がいる。
豆とか食べるとお腹って結構張るんですよね、 そういうのを抑えたりする作用があるんで、ヒングをよく使います。
で、ヒングは、すごい良いっていうか…、純粋ヒングがの量が多いやつは、 めちゃくちゃ高いんですよ。向こう(インド)でもやっぱり。
で、良いヒングを買って帰ってきて、それで日本で、どこでも手に入るような、 売っているようなヒングを、同じように使うと、もうすごい!全然違います! やっぱりちょっとね、全然違うんだなっていうのは分かる!
で、ヒングは、豆料理とか野菜料理とかに入れると本当に美味しくなる。 かなり重要だと思いますね。
あとは、カルダモン、シナモン、クローブ…
皆さんが結構持ってるガラムマサラの材料になってるやつ。
そういうのも使いますけど、これは結構お肉系の料理とか。
野菜料理でも、ナッツとかココナッツミルクとか使った、 ちょっと濃厚な感じの料理とかに合わせてあげる、香りが強いスパイス。
シナモンとかカルダモンとかクローブ…、ああいうのを使うことが多いですね。 そういうのが主に使えますよね。
変わったスパイでいうと、南インドの方で結構話題になった、 テティナールっていうのがあって。
南インド…、中央よりちょっと南側にある地域で、 テリアン地方って言われてるようなところがあって。
そこは昔すごいスパイスの使い方がやっぱ豪快だったんですよね。 で、そこはやっぱり料理も美味しい!って結構有名になってて。 そこで使うような、まあ独特な、えっとね…コケ! 英名だったらブラックストーンフラワーっていう、あの石に住んでる黒い苔があるんですよ。 すごいね、爽やかな香りがするんですよ。 そういうのを使ったりもしますね。
手に入れようと思ったら、日本でも手には入るんですけど。
基本的には5~6種類使えば、美味しいのはできる♪
あと僕が料理教室やる時に言うのが、「1種類・2種類なかったら、入れなくていい」って 言うんですよ。入れなくても、とりあえず進めていきましょう!っていうのがあって。
ターメリック・チリとかって、結構手に入るじゃないですか。 よくスーパーでも売ってるような。
それだけでも、なんとなくインド料理にはなるんで、とりあえず作ってみましょう!って。
で、あのね、これ日本人独特なのかわかんないですけど、 なんか難しいスパイスが1種類手に入らないから、もう作りませんっていう風になるんですけど、 そうではなくて、もうとりあえずなくてもいいから作ってみましょう!って言うんですよ。
特にインド料理をよく作る人って、ボロネーゼを作ろうとすると、 キーマカリーになるっていう神話があるんですよね(笑) ちょっとスパイスを入れてしまうっていう。
なので、スパイスを入れたから美味しくなってるわけじゃないんですよね。
なので、1~2種類スパイスがなくても平気です。
最低限手に入るものっていうのは、どこのスーパーでも売ってあるんで。 それぐらい手に入ったら、なんとなくはできるよ♪っていうのがあります。 -
アヤ
あと、あれですかね!
決め手は油と塩ですかね。 -
鹿島信治
うん、そうそう。
一番相談されるのが、コクがないとか、なんか物足りない、っていう人が 結構いるんですよ。
で、スパイス足しちゃうんです、そういう人って…、どうしても最後に。
すごい大量のスパイスを足して、なんかちょっと苦くなって、う~ん…てなる。
スパイスって日本語で書くと香辛料なんですよね。 香りとか代わりのものなんですよね。
だから美味しくなるわけではそんなにないんですよ。
ただ、やっぱり決め手にはなりますけど。
なので、ちょっと物足りない人は、油と塩を足すと、すごい物足りるようには なるよ!と言うんですけど^^
最後にちゃんと味を見ながら足してくださいっていうのはありますよね。
スパイスっていろんな体の調子も整えたりね。 胃に作用したり、体を冷ましたり、温めたりっていうのがあるんで。
何回か前に僕話したけど、飲み物とかね、 お母さんがちょっと調子悪い時に、生姜とか…、 生姜でもちょっと干した生姜、ドライジンジャーと、コリアンダーと、 あとブラックペッパーをちょっと炒って潰して、それをお湯で煮て、 ジャガリーっていう薬草があるんですけど、甘いの入れて、飲むんですよ。
ちょっと辛甘くて。そういうのでね、整えたりはしますね。
あと、僕は、インドであんまり調子悪くなんないんで、 入院とかしたことないんですけど(笑)
やっぱりね、調子悪くなると、インドでもノースパイシーって言われるんですよ。
辛いもんとかスパイス強いものは避けろって言われるんですけど。
南インドに、お米と豆を発酵させた蒸しパンみたいなのがあるんですよ。 イドゥリって言うんですけど。それをよーく食べてますね。
ふわっとしたおもちみたいなやつなんですよ。 ねちゃねちゃはあんましてないんですけど。 本当に蒸しパンみたいなやつで。美味しいんですよ♪
何かをこう…カレーをかけて食べたり♪ ふりかけみたいなのがインドにもあるんですけど、それで一緒に食べたりする。
朝はイドゥリに限る、みたいなのがありますよ。 -
アヤ
あ~、そうなんですね^^ -
鹿島信治
うん、そういうのが出てきますね。
やっぱり調子が悪い時は、油が多くて、辛いものは避けるっていうのはありますよね。
何かスパイス持ってますか?
そっか、ある程度は持ってるんだっけ?アヤさんもね。 -
アヤ
いやいや、私はコリアンダーと…、 最低限のところです。
コリアンダーと、クミンと、ターメリックと、チリと、あとヒングも持ってます。 コショウもありますね。 -
鹿島信治
じゃぁ、大丈夫♪
それぐらいあると、ぱぱっと作るんだったら全然いけますよね。 美味しく作れます。
アヤさん何でも食べれるんですよね? -
アヤ
私なんでも食べれます^^ -
鹿島信治
マトンとかそういうの、お肉系…、野生味あふれるものを食べる時は、 やっぱり香りの強いスパイスっていうのは結構入れるといいですね!
クローブとか、カルダモンとかも。
あと、みんなが、月桂樹て思って使ってる葉っぱがあるんですよ。
ベイリーフって呼ばれてるんですけど、あれ、ベイリーフじゃないんですよね。 あれ、カシアっていう木の葉っぱで。 だから月桂樹とはちょっと違う葉っぱなんですけど。
ローリエ?とはまたちょっと違う。
シナモンも、結構巻いてある良いシナモン。
その辺もいいですよね。香りがね。
あと、南インド、タミル・ナードゥは、コーヒーをよく飲むんですよね。 だからスタンド行くと、ミルクコーヒーばっかりあるの。 -
アヤ
珍しいですね。 -
鹿島信治
そうですね~、珍しいですね、結構。
美味しいですよ!すごい甘くて^^
一回インド人来た時に、 これは茨城と千葉にしかなかったんですけど、マックスコーヒーっていうのがあって。
今全国的に出ましたけど、あのマックスコーヒーの甘いコーヒーが、インド人にうけるんじゃないかと思って、 インド人に買って飲ませたら、サムズアップされましたよ(笑)いいね♪って。
やっぱり俺が思った通りだった。
全然関係ない話になっちゃいましたけど(笑) -
アヤ
ありがとうございます!
本当に、専門家だけあってスパイスの話をするとですね、 本当に奥深いところまでですね、探検ができたりとかするので、 もう本当この短い時間では収まりきれないから、 本当にぜひ知りたい方は、もう散々言いますけど、 鹿島さんのとこに行ってください(笑)
ということで、今日のお話はいかがでしたでしょうか?
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪