ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #150 香りと脳の関係について
運動量 ● ● ● ● ●
ビデオクラスのご視聴には
プランの購入が必要です
新規メンバー登録から3日間は
無料で視聴できます
第150回は、香りと脳の関係について。オンラインサービスyoggy airで「アロマで整える7つのチャクラ」というワークショップをシリーズで開催していたヨガインストラクターのユウさんをゲストに迎えてお話を伺いました。芳香成分は3つのルートで体に吸収されます。1つは嗅覚として、鼻→脳の大脳辺縁系→視床下部や下垂体へ。2つ目は、呼吸から、鼻もしくは口→気管→肺→全身へ。3つ目は、皮膚から、毛細血管→全身の筋肉や器官へ。香りがどのように心や体に影響するのかお話しいただきました。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、毎週水曜日の昼12:30にマイコ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『香りと脳の関係』についてゆるトークします。
ゲストは、ヨガインストラクターのユウさんです。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
ユウ
よろしくお願いします。 -
アヤ
ユウさんは、アロマのことであったりとか、 体や心のことについて、クラスもされていたりとかして。
私もお話を聞いたりとかする機会がある時には、 話しを聞いてるだけですごく心が緩んでいくんですよね^^
そのお話の裏側には、やはりいろんな勉強をされていると思いますので、 そういう因果関係とかを知りながら、 あれだけ柔らかな口調で説明されてるのかなっていうふうにお見受けしました。
で、今回ですね、 そんなユウさんに、『香りと脳の関係』についてっていう…、 なかなかシビアなタイトルで申し訳ないんですけれども(笑)
そこら辺をですね、ちょっと紐解いていただきたいなぁっていうふうに思っています。
香りと脳の関係については、 具体的にどういう関係になってくるのか教えてもらっていいですか? -
ユウ
はい!
香りが、体とか心に作用するメカニズムっていうのがあるんですけど。
それは香りの芳香成分っていうものが、どういう風に体の中に 吸収されていくかっていうことが関係してるんですね。
それが、主に3つあります。
一つは、【嗅覚のルート】になります。
芳香成分が鼻の奥にある粘膜に付着して、 それが嗅細胞っていうのを刺激するんですね。
その刺激が、電気信号に変わって脳の大脳辺縁系っていう場所に伝達されます。 これが1個目の嗅覚のルートになります。
で、大脳辺縁系っていう場所に伝わった後は、 視床下部とか下垂体といったところにさらに伝達されていきます。 -
アヤ
視床下部…、最終的に下垂体のとこまでいくっていうことは、 やはりホルモンバランスであったりとか、 自律神経のところの本能的な部分に作用するっていう感じでの理解でいいですかね。 -
ユウ
まさしく!その通りです!
2つ目は、【呼吸のルート】です。
鼻とか口から吸収された芳香成分が、器官を通って肺に到達して、 その肺胞から血液の流れに乗って、全身の組織とか細胞に運ばれるというルート。
これが2つ目の呼吸のルートになります。
3つ目は、よくイメージされると思うんですけど。 マッサージをするみたいなイメージ…、これが【皮膚吸収のルート】になります。
芳香成分っていうのは、分子がすごく小さいので、 皮膚の奥にある毛細血管にも浸透するんですね。
ダイレクトに塗ると危ないんですけど、 キャリアオイルっていうのですると思うんですけど。
それでマッサージすると、皮膚の奥にある毛細血管に浸透していくんですね。
その血流に乗って、全身の筋肉とか期間に運ばれていくっていうルート。 この3つが主なルートになります。
その中で特に香りが心身に作用するっていうのが、【嗅覚のルート】なんです。
さっきアヤさんが説明してくださった通り、電気信号に変わって、 脳の大脳辺縁系とか視床下部とか下垂体に伝達されると、 大脳辺縁系っていうのは、記憶を司る海馬とか、感情を司る扁桃体っていうので構成されているので、 古い脳っていうふうにも言われていて、本能に深く関わるところなので、 喜怒哀楽・感情とか、欲求とかをコントロールしている、そういう場所なんですよね。
なので、私たちが香りを嗅いだ時に、 その香りに関わる懐かしい記憶がよみがえったりするのは、 海馬の働きが関係してるっていう風に言われてます。
あと、扁桃体は快・不快の感情も司っているので、 瞬時にそれを判断していくんですね。
なのでアロマを嗅いで、良い香り!とか、これは嫌い!とかって、 すぐに判断するのは、その脳の部分が働いているからなんですけど。
だからこそ、香りを嗅いですぐに私たちはリラックスできたりとか、 心地いいなぁって感じられたりとか…、感情をすぐ変化させられる。 瞬時に感情を変化できるんですよね。
それがアロマの特徴だったりします。
あとさっきも、アヤさんがお話ししてくださった通り、 視床下部っていうのは、脳の中の脳って言われるほど重要な部分で。
自律神経とかホルモンの分泌とか、免疫の働きを調整する、 司令塔の役割を担っているんですよね。
なので、アロマの香りはやっぱりダイレクトに視床下部とか、 下垂体に働きかけるので、自律神経とかホルモンのバランスを整えてくれる、 というのにもすごく役立つっていうことが言えます!
他にも、さっきお伝えした【呼吸のルート】とか【皮膚吸収のルート】も、 やっぱり全身の血流に乗って、様々な器官にいい影響は与えるので。
そういう意味でも、香るだけでもすごく役に立つし、 例えば、自分でちょっとアロマでマッサージするとか。
シャンプーとかリンスとか、香りのないものを使っているとしたら、 そこにちょっと垂らすのでもいいのかなって思います。
そんな風に、日常に役立てて使えると、 自分の体とか心を整えるのにも、 非常に効果的かなっていうふうに思います。 -
アヤ
なるほどですね。
本当に体の深部に至るまで、その香りっていうのが届くっていうのが 分かったんですけど。
その届いたアロマ成分は、 体外にちゃんと排出できるような感じになるんですかね?
例えば、犬とか猫とかであれば、 体内で分解できないっていう風に言われてるから、 香り成分系は控えた方がいいですよ、って言われるんですけど、 人間はちゃんと排出ができるっていう事ですね? -
ユウ
そうですね…、 勉強不足なところなんですが。
排出されないというのを聞いたことがないので、 =排出される、だと思うんですけど。
100%自然由来のものをアロマと呼ぶので。 安全なものが「アロマ」として承認されて売られてますので、 そういうものを使っていただければ大丈夫かと思います^^ -
アヤ
ですよね^^
やっぱり、オーガニックであったりとか、 素材はちゃんと厳選した方がいい感じですね? -
ユウ
そうですね。
あと、妊娠中は使わない方がいいとか、 てんかんの人は使わない方がいいとか、 お子さんは気を付けた方がいいとかっていうのは、 個々にやっぱり特徴として持っているので。
そこはちょっと、買うときに注意いただきながら。
ただ、そこまで細かく限定しなくても、「香る」だけでしたら、 そんなに害はないかなって。
もともと自然のもので育ってる植物ですから、それを香って 何か悪いことがあるって事はないので。
ただ、マッサージに使ったりとか、 よりダイレクトに使うような場合は、少し注意した方がいいかな、と思います。 -
アヤ
なるほどですね~、面白いですね♪
嗅覚が一番本能に働きかけるというか、 快・不快の部分に反応してくれるっていうのが、 なかなか興味深いんですけど。
なんかやっぱりこれって、 好きな香りとか、苦手な香りとかっていうのをちゃんと知るっていうことは結局、 大脳辺縁系であったり、視床下部、下垂体っていう…、 本能的な脳の働きにも、優位作用があるということになるんですよね。
だからやっぱり、好みの香りっていうのを見つけておくっていうのは、 何か一つこう…お守り的な感じで役に立ちそうな気がします。 -
ユウ
うんうん、そうですね^^
好みの香りがあるっていうのは…、 特に、自分が緊張しやすいなぁとか、不安になりやすいなぁっていう方には、 いいかもしれないですね!
持っておくといいかなって思います♪ -
アヤ
持ち歩く時って、どういう風なものに入れたりとかしてますか? -
ユウ
一番簡単なのは、スプレーみたいなものを作るといいんですけど。
すごく簡単に作るなら、ほんと水道水でもいいんですよ!
お水に、アロマをたらして、それを振ってシュッて香るっていうのはすごく良いんですよ。
ただ、アロマってオイル、油なので、水とは混ざんないんですね。
なので、ちゃんと混ぜて、浸透させたければ、 間に混ぜる機材を入れる必要になるんですけど。
私自身も、アロマやる前、勉強する前に…、
「何かアロマって面倒くさそう、大変そう。 これをこうやってああやってちゃんと計って…」みたいな。
そういうのが結構苦手なタイプで、適当な人間なので(笑) 大体が好きなんで^^「これはダメだな」って思ったんですけど。
「大体でいいよ!」って言ってくれる先生がいたんですよ!
それなら私もできるかも!と思って。
そんな風に…、大体でも、これだと入れすぎかな、強く感じるなと思ったら、 じゃあもうちょっと薄めようかな、とか。
そういうので大丈夫なんだって分かってから、 私もゆるくアロマを布教する人になって、やってますね^^
あとは、ボトルで持ってるならば、ハンカチとかティッシュにね、一滴垂らして香る。
あとは、基本は手とかに触れないように気をつけるのと。
蓋を開けたら使い切った方がいい。
柑橘系とかね、3ヶ月とか言われます。
料理で言うと、風味が飛ぶ、みたいな感じ。痛むわけではないので、 よっぽど暖かいところに置かなければ大丈夫なので。 せっかく買ったものだから使い切る!っていう(笑)
3年かかっても良いから使い切る!っていうのが良いかな♪って思います。
-
アヤ
香りが続く限り使い続ける、という感じですかね^^ -
ユウ
そう!
ダメになるわけじゃないので本当に。
ただちょっと風味が飛ぶというか、香りが薄く感じるんですかね。
使い切った方が香りも喜ぶと思うんですよね。
もう1年経ったから捨てる、とかよりも。 じゃんじゃんティッシュに垂らして使ったり、お風呂の床に垂らして使ったり、 そうしてあげた方が、なんか香りも元気が出て、ちょっと香ってあげようかな♪って! (変わるのか(笑))
使ってあげているアロマの方が、元気がいい気がしますね! -
アヤ
なるほど、そっかそっか^^
なんかね、香りもこうだんだん使ってあげる、なんだろう…。 ペットと同じような感じで、
だんだん自分に馴染んできて、心に反応してくれるような。 お互いに呼応していくような感じっていうのがありそうですね♪
スプレーで持ち歩くっていうのは、すごく気楽で良いですね。
特にまだ春先は乾燥してたりとか、 ちょっとアレルギーが出やすい人とかもいらっしゃると思うから、 そういった時のリフレッシュにも役立ちそうな感じがしますね!
脳からのアプローチ!免疫力を上げる!っていう風な意味合いでは、 そういうのを持ち歩いて、瞬間瞬間で使っていくっていうのも、 脳を休めていく、脳がちゃんと正常に働いてくれるような働きかけを 促していくっていう意味で、一役買いそうな気がします。
貴重なお話ありがとうございます! -
ユウ
はい!
ありがとうございました! -
アヤ
ありがとうございます^^
今日のお話はいかがでしたでしょうか?
『香りと脳の関係』について、お話をお伺いしました。
香りが体に吸収されていくルートっていうのが3つある、 という風なことでお話を伺いました。
その中でも特に【嗅覚】、鼻から入ってくる香りは、 脳の深い部分に浸透していく、ということです。
私たちの感情や記憶、そして免疫に対して働きかけるということだったので、 これからちょっと体調が気になる方、 心の状態が気になる方には、ぜひ実験的に、 こういうアロマを試してみるというのも、 ひとつの手段として、ありなんじゃないでしょうか?
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪