ゆるトーク 〜みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ〜 #151 不安感に駆られたときの対処法
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第151回は、不安感に駆られたときの対処法について。大学で心理教育学を専攻し、行動療法などを学んできたヨガインストラクターのユウさんをゲストに迎えてお話しを伺いました。春先は心が揺らぎやすい季節。心が不安感に駆られているとき、体や脳はどんな状態なのでしょうか。不安や恐怖、混乱を感じている状態、それは、脳が働き過ぎている状態だそうです。安心、安全で休息できる場所を確保するのが大切。休息してても不安の場合は、交感神経が働きすぎている状態だそうです。その状態を解消するには、”今ここ”に心を向けること。それには香りが役立つそうです。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、毎週水曜日の昼12:30にマイコ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『不安感に駆られた時の対処法』についてゆるトークします。
ゲストは、ヨガインストラクターのユウさんです。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
ユウ
よろしくお願いします。 -
アヤ
お願いします!
春先っていうと、少し心が揺らぎやすい、 代表的な季節っていう風に言われてたりするんですけれども。
心がちょっと不安感に駆られてしまっている時には、 体とか脳では、どういうことが実際に起きているのかっていうのを、 ちょっと教えていただいてもいいですか? -
ユウ
はい!
心が不安感に駆られている時っていうのは、どういう状態かっていうと。
「安心ならず」って書く通り、不安とか恐怖を感じている状態。 それで混乱してる状態。
脳で起きていることでいうと、脳が働きすぎている、 思考が働きすぎている状態。 あるいは、思考が働きすぎて、未来に行っている状態なんですよね。
なので、大前提で…
物理的に安心とか安全である場所とかシチュエーション。 場所とか環境をまずは確保するっていうのが大前提にありますね。
その上で、やっぱり一番は、 自分の心が自分の心を乱しちゃっている状態なので。
例えば、そういう安全な場所にいたとして…、 休息できる状態だとしても、頭の中で考える、 否定的な思考、それがストレスで交感神経が働きすぎて、 それが継続してしまう傾向っていうのは人間にあるんですよね。
そうすると、夜眠れないとか、 休んでも休んでる感じがしないとか、 それがきっかけで、またストレスになって、 さらにストレス反応を起こしていくっていうのが負のループですよね。
連鎖していくっていうことが起きてきます。
それを断ち切るためには、『今』にいることかなぁと思っていて。
『今』にいるのに一番簡単な方法は、 呼吸に目を向けて、呼吸を深くすることなんですよね。
呼吸って『今』にしか、その場にしか存在しないので。
それを認識するだけで、自分の気持ちも少し落ち着いて、 『今』っていう瞬間に意識が向きやすくなる!
それをすごく手助けしてくれるのが、香りかな♪アロマかな♪と思っていて。
香りを香るっていうのは、やっぱりその時その瞬間を感じていることなんですよね。
いい香りだなーって感じる時間を持つと、すごくその時に集中できて、 結果として、今にいることができる。
私たちって考えることが得意なんですよね。
ある意味脳は、考えることが仕事なので、常に考えたいんです。 それが自分(脳)の役割なので。
そういう役割を持っている脳とか、自分の心っていうのを、 一つのことに専念させてあげる。
香ること、呼吸をすること。
『今』っていうのに専念させてあげると、すごく落ち着いてきます。
不安感が和らいできます。
なので、私は結構やかん磨きが好きなんですけど(笑)
やかんの外側が、だんだんやっぱり焦げてくるんですよ。 なので、掃除する! なんかちょっとモヤモヤするなぁって時は、 やかんをひたすら磨くと、なんかいつのまにか気持ちもスッキリして、 やかんも綺麗になって、そのピカピカのやかんを見て、 満足すると、気持ちが切り替えられたりとか、冷静になれる!
じゃぁこうしてみようかな~ってアイデアが浮かんだりする。
なので、何か一つのことをするっていう意味では、 体を動かすのもすごくいいんですよね♪
体を動かしていくと、集中しやすくなるし、 私たちってやっぱり体が資本ですから、 体が私たちの心をのせてる土台ですから、 土台が落ち着くと心も落ち着いてくるんですよね。
そういう意味では、ヨガしたりとか、ウォーキング、ゴルフ、テニス・・・ 何でもいいと思うけど、体を動かすのもすごくおすすめです!
働きすぎてる思考を緩めていくと、高い視点に立つことができる、 楽観的な視点に立つことができるんじゃないかなって思います。
それは、ヨガの言葉というか、言い方を変えると、 自分の本質と繋がること。
私たちの本質というのは、ヨガでは『完全で完璧である』という風に言いますから。
そこに立ち返ることができる。
そうすると、直観が働きやすくなったり、 自分の持ってるもともと良いものが引き出しやすくなる!
そうすると、受け取りやすくなるし、与えやすくなるし、 自分も居心地がいいっていう状態になっていくんじゃないかなっていうふうに、 私自身を捉えて、やかん磨いてます(笑)
匂いも香ったりね^^ -
アヤ
そういう…なんかこう…夢中になれることっていうのは、 よく巷で、料理をされる方とかは、 きゅうりの千切りをやたらめったらするとかね! キャベツやきゅうりの量が増えてしまうっていうことも聞いたことがあるんですけど(笑)
そういう身近なところから、体を動かしたり、ゴルフをしたり、 散布したりという風に、大きな動きに至っていくまで意識を広げていくと、 何か自分の中の、今この瞬間っていう感覚が、 もしかしたら、ある瞬間に気づきやすくなるのかなっていう気がしますね^^
ちなみに…、おそらくこのゆるトークを聞いている方は、 ヨガとかをされてる方が比較的多いのかなっていうふうに思ってるんですけれども。
何かの…、ヨガのポーズとかで、『このポーズはおすすめですよ~』とかっていうのは何かありますか? -
ユウ
そうですね!
土台を安定させるって意味では、立位のポーズがおすすめなんですけど。
私自身は、結構どっちかというとアーユルヴェーダでいうバータ体質なんですね。 いろいろ考えすぎて「わー」って騒いで、 頭の中でもう一人の自分がおしゃべりを始めたら止まんないタイプなんですよね。
そういう時は、頭を下げてクールダウンするとすごく良くて!
なので、頭を下げるポーズ、立って前屈するウッターナーサナっていうポーズとか。 元気があれば逆立ちとか!
頭に血がワ~ってのぼってて、 逆立ちすると血がもっとのぼるんじゃないかと思うかもしれないですけど(笑)
人間の重力と、逆のことをすると、思考も逆転するなっていうのが感覚的にあって。
血がワ~って上ってるからこそ、頭下げて、良い、新鮮な酸素の届いた血を 頭に巡らせてクールダウンするみたいなイメージ。 -
アヤ
なるほどなるほど!
逆立ちですとか、確かにこう…、 ダウンドッグとかウッターナーサナだと馴染みの深いポーズだったりとかするし。
ヨガのクラスとか受けてても、比較的最初の方でやったりするポーズだから、 集中力があの瞬間に上がっていく感じっていうのは、確かにありますね。
だから今、おっしゃっているように、 ちょっと心がワーってなってしまってる時っていうので、 1回ちょっと落ち着きたい時には、頭を下げて、冷静さを思い出していくっていう、 なんか体から教わっていく感じっていうのは、 確かにうなずけますね。
なるほど~
それと、立ちポーズですね⁈ -
ユウ
そうですね。
どっしり系のポーズって言えばいいんですかね。
戦士のポーズ2番とか、大抵の場合、 足を大きく開くと、堂々として見えるんですよね、人間って!
ちょっと立ってる姿勢なんかも、 足閉じてひゅっとしてるより、ちょっと足幅開くと、 ちょっと堂々とできるというか、どっしり、大きくいられるので、 足開くのはおすすめで!
プラス!一気に使って足元を踏みしめると、自分の足で立ってるってことに気付くんですよね。
なんか…、自分で立ってるのに「立ってるな」って思うことって、 日常にあまりないなって思っていまして。
ポーズをとると、立ってるな、自分の足で支えてるぞ!って 気持ちに、私なるんですね^^
そうすると、なんかちょっとどっしりするというか、 何か不安なこととか、気持ちが揺らぐことがあっても、 この足で立ってれば大丈夫!じゃないですけど。 そこに立ち返ることができる。
頭でっかちになりやすいんですよね、私。
ヨガの勉強をしてても、どうしても理論的に…、 これはこうだから…って知りたいタイプで(笑)
でも、それだけだとコンプリートできなくて、ヨガって。
自信が大事だって言われる中で、 なんかヨガのポーズを取ったり、呼吸してると、 「自分の本質は完璧で完全だ」っていうとこに少し行けるというか、 そこが信じられる気がするんですね。 -
アヤ
確かに!仏像で言えば『仁王立ち』ってね。 たくましい感じしますよね。
確かに菩薩様は足閉じてますからね。
あぁ、だからやっぱ、仏像でもそうやって立ち姿勢によって、 なんか心の状態というか、 そういうのを鼓舞していくような表現をされてたりとかするから、 確かに立ちポーズであったりって言ったところも、 自分の心っていうのを、今この瞬間に安定させていくっていう意味では、 形から入ってみるっていうのも確かにありますね!
ありがとうございます! -
ユウ
ありがとうございました~ -
アヤ
今日のお話はいかがでしたでしょうか?
心が不安感に駆られた時の対処法について、お話をお伺いしました。
アロマの香りを嗅いだりして、呼吸を深めていくこと。
そして、ヨガのポーズをしてみて、 体から心を安定させていくことを促していくということをお伺いしました。
それ以外でも、体を動かしていくことを少しでも行っていけば、 今この瞬間に心を留めておくっていうこと、 その心がいろんなところに行くのを今この瞬間に落ち着かせてあげることに つながっていくのではないか、ということでした。
自分の身近なところ、馴染み深いところで、 そういう目を持って観察してみると、もしかしたら、すでに行っていることが 自分の心を安定させていくことにつながっていくことに、 改めて気づかされる瞬間というのもあると思います。
今日のユウさんのお話を聞いてみて、あぁそういえば!っていう風に 思い立った方は、ぜひ観察の目を向けて、ご自身の心と 向き合っていただけたらなと思います!
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪