ゆるトーク ~みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ~ #159 自分軸を育むこと
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第159回は、自分軸を育むことについて。ゲストに幸せを研究している前野マドカさんを迎えてお話しを伺いました。前野さんはEVOL株式会社代表取締役で、一般社団法人ウェルビーイングデザイン 理事、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科付属sdm研究所 研究員でもあります。
前野さんの著書のなかで、自分軸因子をはぐくむことが家族を活き活きさせるという言葉が印象的でした。自分軸を育むとは? 自分で感じたり、考えたり、それを言語化できることが大事。子どもに答えを言ってしまうのは簡単だけれど、子ども自身に考えて言葉にしてもらう。同じように、自分自身に問いの力を使って問いかけることが大切。自分はどうしたい?自分の望みは何だろう? 定期的に自分に問うことで自分軸がしっかりしてくる。幸せは、習慣になる、練習することで幸せになる、という前野さんの言葉にも力をいただきました。
前野マドカさんの最新刊 『仕事も人生もスーッと整う 幸せになる練習。ウェルビーイング73の行動リスト』(すばる舎)
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、毎週水曜日の昼12:30にマイコ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『自分軸を育むこと』についてゆるトークします。
ゲストはEVOL株式会社代表取締役で、 一般社団法人ウェルビーイングデザイン理事をされている、 前野マドカさんです。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
前野マドカ
はい!よろしくお願いいたします。 -
アヤ
少し前の著書にはなるんですけれども、 青春出版社から発行されている、前野さんの著書『家族の幸福度を上げる七つのピース』 という本の中で…
私も拝読させていただいたんですけれども、
その中の一つ目に挙げられている、『自分軸因子』を育むことが、 家族を生き生きさせる!という言葉がすごく印象的でした。
この自分軸を育むために、私たちはどういう風な工夫をしたらいいのかって いうのが、毎回毎回悩ましいところではあるんだけれども、 どういうふうな工夫が必要だっていうふうに、今の前野さんはお考えでしょうか? -
前野マドカ
はい、ありがとうございます!
やっぱり『自分軸』というその言葉で分かるように、 一人一人の子供であっても、その子にとっての自分軸というのがあるので、 そこを尊重して、そこを伸ばしてあげたいんですよね。
で、それは私自身の…、母親だったら「母親」の自分軸とは違って、 自分の子供であっても、自分とその子供は違う人間なので、 それを尊重するっていうことがまず大事なんです。
で、自分軸を育むためには、 自分で考えたり、自分で感じたり、それを自分で言語化できるっていうことが 大事なので、やはりいつもいつも教えるのではなく…、
答えを次に言ってしまう方が親は楽なんですけど、 でもそこをちょっとぐっと我慢して、こんな状況でこんなだけどあなたはどう思う? とか、あなたはどうしたい?っていうのをいつも聞いてあげるようにすると、
自分で答えなくちゃいけないので、自分で考えるようになるので、 自然とですね、自分で答える…、だから、自分の思考回路ができてきて、 自分というのはこういう人だ!だから、自分軸がしっかりしてくる、 自分軸を自分で感じられるようになる。
僕ってこういうことを大事にしていて、 こういうふうに生きていきたいんだ!っていうのが分かるようになるので、
やっぱり問いの力を借りて、何かにつけて自分で選択できるように、 自分で考えて自分で選択できるように持っていくというのは、 親として私も気をつけていたことです。 -
アヤ
なるほどですね。
その問いかけにポイントがあるんですね! -
前野マドカ
そうですね。
やっぱり…、コーチングでも言われるんですけど、 どうなってたらいいと思う?とか、 どうありたいか?とか、 そういったことをコーチングではよく聞くんですけど。
それを子供の場合は、今度何かしなくちゃいけない時に、 じゃぁ、あなたはどうしたい?とかって聞いて、意見を聞くようにする。
あとは、自分自身へも問うんですね。
私はどうしたらいいだろう? 今回、どうするのが一番自分らしいだろう?とか、 私の望みってなんだろう?っていうのを、 自分で自分の心に聞いて、 自分で言語化し、 そして自分で進む道を選んでいくやり方を選ぶっていうのが、 私はいいと思っています。 -
アヤ
なるほどですね。
やっぱり、自分で問うっていったところは、 大人になれば比較的…、考えればできることなんですけれども、 やっぱりそこに至るまでって、何回も何回も問われる経験がなければ、 そこに至れないっていうのも確かにありますね。
私も、ヨガをやっていて、 瞑想したりとかする練習の時に、 結局、瞑想っていうのは、自分軸を育む練習…っていったところの要因も、 少なからずあるんですよね。
なので、その瞑想の一つの問いとしても、 今自分が何を感じているのか、どういう感じがするのかっていうのを、 ただただ淡々ときくっていう方法もあったりとかするぐらいなので、
やっぱり・・・、 そういうふうに自分自身に問うっていう経験をしてからは、 先ほどおっしゃったように、 何がしたいのか、じゃぁ今これをやってどういう風に感じるのか、 心がどういう風に動いているのか、何が嬉しいのか、悲しいのか、 いろんな感情の振れ幅っていったところにも、 気づくことができたりとかしたので。
やはりその…「問う」っていうのは、すごく自分を見るっていう意味でも、 大事な気がします。 -
前野マドカ
そうですね。
やっぱり私達って、目に見える情報ひとつで、 どうしても比べがちになっちゃうんですね。
あの人ってこんな風に素敵に輝いてていいな~とか、 なんか人のいいところばっかり見えてしまって、 隣の芝生は青く見えるっていうかね、 そんな風に見えてしまう世の中に生きていて、 そこを追い求めても、その人になれるわけではないですし、 同じようにじゃなくて、あなたらしさ、私らしさというのは何だろうっていうところで、 改めて自分に「じゃぁ私の強みってなんなの?」 「私がここに関わっている意味は何だろう?」とか、 「私がやりたいことって何なんだろう?」っていうのを、 自分に問うっていうのは、定期的にお勧めなことです。
自分軸をしっかりすることになるかな、と思います。
ですから…私もしょっちゅうやってます!
登壇する機会とかも多くて、そうすると…私よりも前にお話しした方が すごく素晴らしいお話をして、 なんだか、あれ?私、こんな風に話せるかなぁとか、 思ったことが最初の頃はあったんですよ。
で、そんな時に、いやいや、私らしいって…、私の良さって何なんだろう?って、 自分で自分に問い、私がここにいて、私が表現したいものっていうのを、 ただただ素直に表現すればいいんだ!って。
そこだけに集中したら、やっぱり自分らしさが出るので、 自分の伝えたいこと、ここがしっかりしてくると堂々と出て行けます。
そんなことをしょっちゅうやってたんですよ、楽屋の袖とかで。
今となっては、それが身に付いてきたんですけど、 最初はそうですし、やっぱり今でも時々揺れる時があるので、 そんな時はいつも自分に問うようにしています。 -
アヤ
なるほどですね~
そういうのを癖づけていくっていう感じですね^^ -
前野マドカ
そうです^^
幸せって、習慣になる…、練習のようなものなんですよ、 意識づけるっていう。
ですからそこが、もう習慣になってしまうと、本当に楽です、無意識でできるので。
おすすめです!
ヨガもね、呼吸法とか…、体を動かすことも、 いつもやってると、そこは楽に柔軟性が出てきてできるようになるじゃないですか。
で、心地いい状態になる。
同じです!
思考も、いつも例えば・・・、 人の良いところを見るように心がけてると、いいところばっかり見えるから、 嬉しくて声をかけたくなって、挨拶も明るくできるとか。
もうそうすると、良いスパイラルに入るので、関係性良くなってきます! -
アヤ
そうですね!
なんかこう…、 それを繰り返していくことで、自分自身が納得して歩めるというか、 なんかそれが「自信」っていう言葉につなげていいものか分からないですけど、 自分を表現しても大丈夫っていう、一つの安心感を、 自分から発信していく、みたいな感じにつながっていきますね。
でもそういう安心感がきっと、周りの人にも伝わっていって、 それがお互いに良い影響を与え合うっていう、 良い循環に繋がっていくんですかね。 -
前野マドカ
はい! もうおっしゃる通りで。
「幸せ」は移るという研究結果があるんです^^
逆に、鬱も、肥満も、喫煙も移ります!
いかに、人が環境に左右されやすいか。
だから、前向きな人と一緒のチームだと、どんどんいいアイデアが出てきて、 お互いを応援しあいますから、結果としていいチームになったり、 結果が出てきたりとかするんですね。
幸せは移るから、自分がまずはいい状態でいることが、みんなのためにもなるということです。 -
アヤ
うん!納得!!(笑)
私、仕事上でリハビリの仕事をしてたりするんですけど、 どうしても関わる時に、うつ病の方であったりとか、 ちょっと心が迷ってる人とかっていうのに、 関わる環境にあるんですね。
で、そうした時に、ちょっと言われて嬉しかったことがあるんです。
つい先日、桜の花が咲いていたので、 一緒に桜を見に行ったんですよね。
ちょっと部屋から出たくないって言ってたんですけど、 「私もまだ桜見てなくって」みたいな、で、「時間も今日あるから、 ちょっと一緒に行ってみませんか?」って言って。 「いいの?」って遠慮がちに言って、 一緒に行ってくださったんですよね。
そしたら、桜を見た途端にその方泣いて、 泣くぐらい喜んでいただいて、もうそれを見て私ももう桜の下で 泣きそうになって。
お互い、桜を見ながら感動し合う。
ただ花を見て「綺麗だね~」って言い合うだけではなくて、 何か心が震えるような状態で、共感させてもらえたことは すごく嬉しかったことです。
やっぱり心がすごく純粋だからこそ、 人一倍思い悩んだりとかするし、 なんか自分のわがままなんじゃないか…みたいな感じで思っているからこそ、 遠慮がちになったりとかして、心が傷ついてしまったりするんだけど。
でもやっぱり、自分がしたいな~っていうことを、 ちょっとでも、叶った瞬間に、もう泣くほど喜んでくださるっていう。
その純粋さに触れた時に私は、凄く嬉しさを…もう噛み締めずにはいられなかった。
それがまた「幸せな循環」っていったところに繋がっていくのかなぁっていう風に、 ちょっと過去を振り返りながら感じ考えさせられました。 -
前野マドカ
ね~
もう本当にそうだと思います!
喜びって移りますよね^^ -
アヤ
うん、写りますね~
だからできるだけ自分自身でも、どういう瞬間に喜ぶのかとか、 そういうことをまた自分に問いかけていきながら、 いろんなピースを集めていきたいな、という風に思います! -
前野マドカ
ありがとうございます! -
アヤ
ありがとうございます!
今日のお話はいかがでしたでしょうか?
「自分軸」を育むために、様々な工夫をしていくということを 教えてくださいました。
その中でも、自分自身に問い続けていくっていう、 この癖付けをしていくことで、私たちの幸せの感動っていったところが 引き上がっていきますよ、 そしてそれが癖になっていきますよ、っていう風な、 すごく心を前向きにさせていただくような言葉をいただきました。
皆さんはどういう風に工夫をされていくでしょうか?
是非、この…自分自身に問いかけていく事っていったところも、 気楽に取り組んでみるのも、一つの方法なのではないでしょうか。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪