ゆるトーク ~みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ~ #168 アーユルヴェーダの学びを深めるコツ
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第168回は、アーユルヴェーダの学びを深めるコツについて、アーユルヴェーダドクターで保健師の田端瞳さんにお話しを伺いました。
アーユルヴェーダは、複雑だと思われているかもしれませんが、むしろものごとを単純にとらえるための、アウトフォーカスして全体をみる、おおまかにとらえるものだと考えます。
アーユルヴェーダの学びを深めるコツは、まずは五大元素(地、水、火、風、空)とその性質だけでもつかんでおくこと。その五大元素が3つのドーシャに振り分けられる。ワータは空間と風の要素。ピッタは火と水の要素。カファは水と大地の要素。これらをまずはシンプルに記憶をすること。それから身近なものに当てはめて自分なりに分析する。それが理解を深めるエクササイズとなります。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、毎週水曜日の昼12:30にマイコ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
-
アヤ
今回は『アーユルヴェーダの学びを深める秘訣』についてゆるトークします。
ゲストは、3回目の出演となります。
アーユルヴェーダドクターで、AMAJ代表の田端瞳先生です。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
田端瞳
よろしくお願いします! -
アヤ
お願いします!
アーユルヴェーダ…、知れば知るほど深いっていうのが、 身に染みて分かってくるんですけれども。
なんですけど、やっぱり100人いれば100通りの症状があって、 対処法があるって言われているぐらい、 テキストに載ってること以外のこととかっていうのも、 あるんじゃないかなっていう風に、 考えが枝葉のように分かれていっちゃうんですよね。
で、そうしたときに、やっぱり自分の軸になっていくような、 なんかそういう学びの深さっていったところを、 ちょっと追求していったりしたいな!と思うんです。
先生が、どういうふうにして学びを深められてきたのかとか、 その学びを深める秘訣みたいなものがあれば、 ちょっと触りだけでも教えていただけるとありがたいなぁと思います^^ -
田端瞳
そうですね~
アーユルヴェーダは、なんか複雑だ!っていうふうに思い込んでる人いると 思うんですけど。
むしろ、アーユルヴェーダって、割と物事を単純に捉える。
フォーカスしてみるのが西洋医学だとしたら、 アウトフォーカスして全体を見るっていうのが、 どっちかって言うとアーユルヴェーダらしいと言うかね、 アーユルヴェーダっぽいなぁというふうに私は感じています。
物事を簡単に捉えるというか、 大まかに…こっちだよね、あっちだよね、みたいに捉えた時に、 非常に役に立つかな~という風に思うんですよ。
で、アーユルヴェーダの学びを深めるコツは、 まずは五大元素の質ですね。
その五大元素が持ってる・・・
例えば火のエネルギーだったら「熱」とかね。
もうシンプルに、私たちが生活の中で、そうだよね!っていうことが 同調しやすい内容になっておりますので。
まずは、この五大元素とその性質だけでも掴んでおく!
水だったら「冷たいね」とか、風だったら「動く」よね「落ち着きない」よね、 みたいな。
もうそこだけでもね、五大元素だけでも抑えてしまって、 頭でイメージができるようにしておく。 これだけでも、シンプルに、アーユルヴェーダの本質というか、 半分ぐらいはね、色んなことがあぁ!そうだよね!みたいなことが分かる、 っていうところになります。
みんなが、色々テキストを読んで、 リンゴは…、ワータを上げる?ピッタを上げる?何?!とかじゃなくて。
そのりんごの性質に重い・軽いがあったり、 酸っぱい・酸っぱくないがあったり、 味が、どのように五大元素、3つのドーシャに影響を与えるかとか、 シンプルなところ。 シンプルに直感的に分かることができるので、 まずは五大元素と、その質だけでも抑える!
そしたら、五大元素が3つのドーシャに振り分けられるので、 例えば、ワータだったら…、空間と風の要素。
それとピッタだったら火と水の要素。
それとカファだったら、水と大地の要素。
まずシンプルに、「記憶をする」という感じ、深める時に。
なんでそうなるの?とかっていうのは一旦置いといて、 そういうものなんだ!
何で火は熱いの?とかじゃなくて、 火って熱いんですよ!みたいな感じで覚える♪
正直、もうそれは分かるじゃないですか。
何で熱いの?って、自然現象としか…(笑)
アーユルヴェーダではないんですよ。
なんで水って冷たい要素を持ってるの? だって触ると冷たい!それは何となく分かる。
もうそれしか、それだけでも自然界の法則として。
とにかく謙虚に受け止めて、 そうなんだ、そういうものなんだ、というふうに受け止めたうえで、 自分なりに分析をして遊んでみる♪
これがアーユルヴェーダを深める時に、面白いポイントでもあり、 実際に頭の中で、理解が深まるエクササイズになっていくんですね~。
ですから、その基本は、五大元素!と、その性質で…
その五大元素とドーシャの関係。
これだけでもおさえておけば、身の回りのいろんな分析ができ始めるので、 ここをまずはやっていくことが、アーユルヴェーダを深める時の 面白いとこなのかなぁ♪っていうふうに思います。 -
アヤ
なるほど!
私の身近なところで、 それを考えたりとかするのが…。
産直所に行って、季節のお野菜と果物を見る。 そして、その味っていったところを見る、みたいな感じでちょっと 実験的にやってたりとかします。 -
田端瞳
そうですよね~
そういうのとかですね~
「酸っぱい」っていうのが、こんなふうにワータを抑えてくれたりとかね。 ピッタをあげたりとかね、カファをあげたりとかね、 そういう性質があるって、これはもう頭の中に入れて記憶するしかないんですけど。
一回記憶してしまえば、あ!これは恐らくだけど…、 この酸っぱいのは、ワータのエネルギーを抑えてくれる。 梅干しって、きっとワータのエネルギー、疲れとかにいいだろう!みたいなことは、 梅のことを…何の成分とか何に良いとかを知らなくても、 なんとなく疲れを取ってくれそうだな、とか。 そういうことが分かってきたりとかしますね。
あとは人を見てですね、
例えば…、早歩きの人、「早い」っていう要素が入ってるような人、 これはもうアーユルヴェーダでは、風の要素で、カファは早い早い! 何でも早いんですけどね、「早い」っていう要素が見えるところには、 必ずワータがありますんで。
早い喋り、速い歩き、素早い動きとか、早食いとかね、 何でもペラペラ色んなことを話すとか、 これだけの情報でも、あ!この人、ワータのエネルギーあるよね!
ということは、色々な気があっち行ったりこっち行ったり、 気が変わりやすいかもしれないな。
同じエネルギーの違う要素も、想像もできちゃうんですよね。
きっと肌は乾燥してそうだな、体の冷えとかもありそうだな。
火と熱って切り離せないみたいに、 風と運動とか、他の要素も切り離せないので、 これが一個あるということは、他にもあるということですね。
ですから、恐らく今見えてること…、 何か動きが早いっていうだけで、 なんかこの人落ち着きない、不安定な要素を持ってそうだな~とか、 夜もしかしたら寝れないかもしれないな~とか、 皮膚とか乾燥し易いだろうな~、歯並びもちょっと悪くなりそうだな~、とかね。
いろんなことが分かってくるので、そういうところがね、 分かってくるっていうのが面白いし、 その色々な分析力を培うことが、 アーユルヴェーダの目線を深める、アーユルヴェーダの理解を深める、 みたいなところに繋がっていくのかなぁっていう風に思いますね。 -
アヤ
なるほど。そうですね!
まずそういう目に慣れていくっていう意味では、 一番ベースとなっていく、五大元素の性質っていったところを、 ここだけは暗記物!(笑) -
田端瞳
そう!そこだけは暗記物ですね!
なんにでもそこだけは!って、心臓のとこってあるじゃないですか。
アーユルヴェーダの心臓の部分ってどこかって言われたら、 私はもうそこかな、と思うんですよね!
まず五大元素と言われるアーユルヴェーダでいう、五つ。
世界はね、五つのものの組み合わせでしかないっていう、 この断言するところもまたね、アーユルヴェーダのの面白いところなんだけども。
その5つさえ押さえてしまえばいいわけなんですよ♪
音だって、無限にあるようなものは、有限なものの組み合わせで しかないんですよ。
ですから、私たちの体や肉体っていうのは、 たった五つのものの組み合わせでできているわけで、 それがどの配合が多くて、どの配合が少ないかによって、 ある程度、その人の全体の様子というかね、 それが分かるっていうのがまた面白いところなんですよね。
だから、そういったところでね。ここだけは!っていうところがあって。 小学校の五大元素とその質ですね、それとドーシャ…、 ワータ・ピッタ・カファとの関係。
これだけでも押さえてしまえば、 概ねのことが色々分かるようになってくるので、 そんなに難しいことじゃない! 押さえるところは押さえる、それだけ!みたいな感じ。 -
アヤ
分かりました!
なんか今の言葉で、軸となりうるエネルギー問題のところと、 そしてそこから応用的に、自分で実験的に、 いろんな目を肥やしていくっていう意味では、 なんかすごく考え方が広がりそうな感じがしますね。 -
田端瞳
そうですね~
それに関連している他のものも、 おそらくあるっていうことが分かっていくので。
容易に想像できて、やっぱり調べるとそうだった!みたいな。
そういうのとは限らなかったりもしますけどね…、 ワータだけ、ピッタだけ、カファだけ、ではなくミックスなので。
でもある程度の傾向みたいなのが分かれば、 対策も分かってくる。
自分を知るっていうところで、五大元素!
周りを知る、ものを知る、性質を知る、 その見えてる性質からいろんなもの…、 見えないものを見る、みたいなことができますね。 -
アヤ
はい。ありがとうございます^^
今回のお話はいかがでしたでしょうか。
私自身もそうですし、今アーユルヴェーダのを学び深めている方も、 これを聞いている方の中にはいらっしゃるんじゃないかなと思います。
またこれから、アーユルヴェーダを学びたい!という方も いらっしゃると思いますので、 今の田端先生のお言葉にあった通り、 まず、五大元素を覚えましょう(笑)
そしてそこからですね、色んなことが発生的に出現して、 その現われっていったところの、粗大なもの、粗大な情報から、 また精妙なエネルギーを見ていく。
そしてその自然の成り行きっていったところの繋がりっていう、 全体を見て行く目っていうものが、肥えてくるんじゃないかということでした。
是非ですね、小さなものをミニマムで見るっていうよりも、 凄く広い視野で、物事をとらえていけれるような、 そんな学び方がこれからできるといいな~という風に、私自身思っております。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪