ゆるトーク ~みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ~ #178 声に出すことの大切さ
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第178回は、声に出すことの大切さについて。ゲストにチャンティング講師の伊澤加菜子さんを迎えてお話しを伺いました。 Spotifyで「ヨガを伝える言葉」で、ヨガスートラを原文で音読して解説をする番組を配信している伊澤さん。声を出すことは、生まれ持った権利だと語ります。自分の声を出すことと、自分らしく生きることはとても密接。スートラはそもそも声で伝わってきたもので、読み物ではなかった。耳で伝えるため、短い文体になっている…テキストを視覚でとらえることと、音で言葉をとらえることの違いとは? 単に情報にとどまらない、音の持つ魅力についてお話しを伺いました。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、毎週水曜日の昼12:30にマイコ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
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アヤ
今回は『声に出すことの大切さ』についてゆるトークします。
ゲストはチャンティング講師の伊澤加菜子さんです。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
伊澤加菜子
こんにちは!
どうぞよろしくお願いいたします。 -
アヤ
Spotifyという音声コンテンツでヨガスートラの古典を 音読されているんですけれども。
加奈子さんは、なぜ…、音読することとか、 このヨガスートラを声に出して伝えたいと思ったのか。
その…声に出すことの大切さって言ったところをちょっと お伺いしたいんですけれども。 -
伊澤加菜子
はい、ありがとうございます!
まず、声を出すっていうのは結構恥ずかしいことじゃないですか。
照れくさいし、シーンとした中で、自分の一声が、伝わっていって、 人の表情が変わっていったりとか、 いろんな反応が起こってくるので、 とても勇気がいることだと思うんですよね、 声を出すっていうことが。
すごく生々しい経験だと思うんですね。
で、私たちは人間ですので、羞恥心があるから、 あれ?なんか変なことを言っちゃったかなとか、 今声出す時じゃなかったかなって、 周りの空気を読もうとするんですけれども。
かたや、自然界に目を向けてみると、 みんなのびのびと…、こんな時間から鳴くんですか?っていうような時に、 鳥とか牛とか、犬とかはもう背骨をずっ~と使って、尻尾振りながら、 声を出しているんですよね。それが生命じゃないですか。 それが生命のあり方なんですよね。
なので、声は内容とは関係なく、 声を出すっていうのは、私が聞いたのは「バースライト」。
生まれ持って、私たち動物が持っている権利だというふうに 言ってくださった方がいて、本当にそうだなって思うんですね。
ですけれども、日常で私たちは、 何か会議で発言するにしても、 後輩っていうそれだけでも、なんかすごく抑圧されていますよね。
なので、何をチャンティングするかとか、 どんな言葉を出すかとか、何を歌うかも大切なんですけど、 まずこの喉を解放するっていうことが、すごく大切なんじゃないかなっていうふうに思います。
で、緊張すると、手に汗をかく人もいるし、 心臓がね、ドキドキしちゃうっていう人もいますけども、 私はこう…自分で、感じてたのは、喉がキュッと詰まるような感覚っていうのが結構あったんですね。
ストレスとか、ちょっと苦手なシチュエーションだった時に、 声がキュって詰まって…、あ!これ以上声を自分は出してはいけないんだ!っていうような、 サインみたいなものを、結構幼い頃から感じていたので。
ここを解放するっていうのは、 私にとっては、ライフワークの一つっていうふうに思うんですが、 そういう人は私だけじゃないんじゃないかなっていうふうに思うんですね。
で、好きなことをじゃあしゃべってくださいって言っても、 話せないかもしれないですけれども。
好きな歌だったり、マントラかもしれないし、 私の場合はSpotifyでたまたまその時、 ヨガスートラのチャンティングっていうものを学んでいたので、 何年か前にインドに、短期留学のようなものをしてたので、 忘れないうちに自分の言葉で、 今あるあのものをリリースしたいっていう気持ちがあったんですね。
そして、コロナ禍だったんですね。
なのであまり人とも用事がなければ喋らないっていうような時期に Spotifyは始めましたね。 -
アヤ
結構長らく続いてますよね? -
伊澤加菜子
そうですね。
ふらっと始めたんですけれども。
始めはね、チャンティングだけをして終わるっていうことをやったんですけれども、 そうすると2分か3分ぐらいしか持たなくて。
で、すでにポッドキャストをやっている知り合いに聞いてもらったら、 ちょっと短いかな?5分ぐらいあったほうがいいのかな? という感覚的なものがあって。
なので、5分って決めて、一つのスートラを読む内容について、 ちょっとだけ触れるっていうので、トータルで5分ぐらいだったら、 通勤してたりとか、何かながら聞きできるんじゃないかなって言うんので 始めたのがきっかけです。 -
アヤ
なるほどですね。
私も実際、Spotifyの方で加菜子さんの声を毎朝、 車を運転しながら聞いてるんですけれども^^
なんかすごく一つ一つの音っていうのを大切にしてるなぁっていう 印象があったんですよね。
何かそうやって、自分で発生するときに気をつけられていることとかって いうのは何かあるんですか? -
伊澤加菜子
うん、そうですね。
Spotifyでポッドキャストを始めてから気がついたんですけれども、 お仕事する人とか、クラスに出るヨガの先生だったり、 声で選んでいるのかなっていう…
声の波長が合う人を選んでいるのかなっていうのが自分でもあって。
それぐらい目には見えなくても、声の印象って結構大切ですよね。 -
アヤ
うん、確かにですね。 -
伊澤加菜子
でもやっぱり、普段ちょっと自意識過剰になりがちなこともあるので、 声が上ずってしまったりとかすることもあるじゃないですか。
なんですけど、そのポッドキャストの中の、喋る部分は2~3分だけなので、 その中で、そぎ落としてそぎ落として、そこにまとめてお話をしようとすると、 自然に、ナチュラルな声が出せるようになっていったっていうのと…、
チャンティングも、今聞くとね、まったく違うんですね。
全然今のほうが声が低いというか、チャンティングもすごく変わったんですね。
ですので、ちょっと以前のものは恥ずかしいんですけれども、 でも、いきなりできるようになったわけじゃなくて、プラクティスをしていたから、 なんか洗練されていったっていうのを、 聞いてるくださってる方が理解してもらえるので、よかったかな~というふうに思っています(笑) -
アヤ
じゃあ、日常的にやはり…、 自分の感情に乗せた声のあり方って言ったところに対しては、 すごく敏感に、観察の目を向けているんですかね? -
伊澤加菜子
どうでしょうね。
これってもう感覚的なことだと思うし、 どちらかというと、繊細なタイプだと思うんですね。
色とか光とか音とか、そういったその繊細さみたいなものが、 すごく自分の弱みだと思っている人、私も含め多いと思うんですけれども。
でも、音を感じ取るとか、発音を聞き分けるっていうことも、 その繊細さがないとできないことですので、 そういった意味では、繊細さとか、感情をその音に聞き取ったりとか、 そこに乗せてったりするっていうことは、 もしかしたら繊細さんの賜物なのかもしれないです♪ -
アヤ
そうですね^^
なんかね、いろんな隠語があったりとかしますけど、 繊細さんって、 いろんな物事に対して注意深くなければ、その繊細でいれない。
で、そしてその繊細さって言ったところを、 どの矢印を向けていくのかによって、 やっぱりその能力の発揮の場っていうのが変わってくるから、 だから、なんかその繊細さって言ったところを、 加菜子さんの場合は、声、その音、響き、そしてその音から感じ取られる、 感情的なものって言ったところの観察の目に向けたということですね。 -
伊澤加菜子
うん、そうですね。
あやさんのおっしゃる通りだと思います。
その方向性を、全部に繊細にいるとしんどいけれども、 一つね、目的と、その矢印の向けるところを、 合わせていくっていうところで、その通りだと思います。 -
アヤ
今日初めてお会いしての印象で本当に申し訳ないんですけれども、 なんか加菜子んの印象って、ものすごくいろんな語感が研ぎ澄まされているような感じがするんですよね。
で、その中でも、なぜその音・声に対して、フォーカスしたのか、 焦点を当てて今探求しているのか、っていったところを ちょっと最後お話聞いてもいいですか? -
伊澤加菜子
はい。
ねぇ、どうしてでしょうね?
・・・ -
アヤ
すごく不思議だな~と思って^^
なんか波動を持っている。
で、その波長が、自分の感覚と合う合わないとか、 そういうお話が最初の方にあったんですけれども。
なんなんだろう…
いろんな感覚っておそらくそうだと思うんですよね。
空気感っていうのは触覚だったりするし、 なんか雰囲気を見るっていう意味では視覚だったり… -
伊澤加菜子
うんうんうん。
そうですね。
自分の声を出すっていうことが、自分らしく生きることの一つの大切な 要素だと思うんですね。
ですので、自分らしき声を出すっていうところから、 自分が本当に思っていることを話すっていうところの道のりって、 少しあると思うんですね。
でも自分の声を偽っている限りは、自分の本当のことを話す…
本当の気持ちとか言わなければいけない時に、 大切なことを伝えなければいけない時に、 伝えるって言うことまでの道のりがないじゃないですか、 本当の声を出していない限り。
なので、その本当の自分を生きるっていうことが、 人生の恩恵だとしたら。
声だったり…
もちろん声だけじゃないですよね、 表情とかいろんなものがありますけれども。
声っていうのは一つポイントになるのかなっていうふうに思います。
そして、ヨーガスートラとか、聖典だったり、経典だったり、 っていうと、声で伝わってきたものですので、 読み物ではなくて、口に出して読む、チャンティングする本なんですね、本来。
それを知った時に、あ~、本で読んで内容を知るものじゃなくて、 こう言い伝えられてきて、耳で伝わるためにギュッと凝縮した短い文章の スタイルになっていて、それを次の人に伝えるためにギュッと短くなっていて、 それもまた声で伝えていく。
そしたらやっぱり、発音とかも曖昧では次に伝わっていきませんので、 そういった伝統的なものにも、敬意を払うっていう意味でも、 チャンティングを、プラクティスしています。 -
アヤ
すごく深いです。
ありがとうございます。
今回のお話はいかがでしたでしょうか?
声に出すことの大切さというお話をお伺いしました。
最後にお話しのあった、自分らしさ、 その自分って言ったところと向き合っていくために、 声というものを一つの指標として、一つの印として、 自分の鏡にしていく。
そしてそこからまた学びとって、 自分をチューニングしていくといったところの、 すごく繊細な作業っていたところを、 今でも実践されているということが、肌身に伝わってきました。
皆さんは、五感の中でもどの部分に繊細さを持っているでしょうか?
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回もお楽しみに♪