ゆるトーク ~みつけよう、あなたにぴったりのアーユルヴェーダ~ #179 ヨガ・スートラを選んだ理由
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第179回は、ヨガ・スートラを選んだ理由について、ゲストにチャンティング講師の伊澤加菜子さんを迎えてお話しを伺いました。 Spotifyで「ヨガを伝える言葉」で、ヨガスートラを原文で音読して解説をする番組を配信している伊澤さん。原文のサンスクリット語で発音して届けているこだわりとは? 数ある聖典、教典があるなかで、ヨガ・スートラを選んだ理由とは? 2019年に短期留学中、インドでヨガ・スートラが意外と学ばれていないことを知り、宗教や寺院とひもづいていないヨガ・スートラのニュートラルな側面に惹かれたそうです。
自然体でいられる心と体の関係を追求しながら、何事も一歩踏み出す勇気をもち経験することをモットーに日々学びを深めている。
ヨギー・インスティテュート500時間認定
作業療法士国家資格
アーユルヴェーダ学会アーユルヴェーダ・セルフケア・アドヴァイザー
仏教教師資格課程修了
全米ヨガアライアンスコース500時間(RYT500)講師
メディテーション・ベーシックコース(MBC)講師
セラピューティックトレーニングコース講師
シニアヨガ・トレーニングコース講師
ヨーガニードラ・トレーニングコース講師
見つけよう!あなたにぴったりのアーユルヴェーダ。
こんにちは。
ヨガインストラクターのアヤです。
このプログラムでは、
アーユルヴェーダの知恵に救われ続けている、ヨガインストラクターのアヤが、
毎回ゲストをお招きし、健康や美容に関する、
日常に生きる、ちょっと役立つ知恵をお届けします。
進行のサポーターをしているしちさんです。
しちです。よろしくお願いします。
yoggyairのライブストリームでは、アーユルヴェーディックヨガのクラスを
毎週日曜日の朝10:30に私、アヤが行っています。
そして、毎週水曜日の昼12:30にマイコ先生が担当しています。
季節に合わせた体のケアの知識とともに、ヨガで体を動かしていくクラスです。
また、アーユルヴェーダ料理研究家の水野香織さんによる、
アーユルヴェーダキッチンを月3回月曜日の夜19:30に開催しています。
アーユルヴェーダの食べ物やハーブのお話、そして実際のレシピについても、お話しを聞くことができるクラスです。
ぜひ、クラスでお会いしましょう。
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アヤ
今回は『ヨガ・スートラを選んだ理由』についてゆるトークします。
ゲストはチャンティング講師の伊澤加菜子さんです。
どうぞよろしくお願いいたします。 -
伊澤加菜子
こんにちは!
よろしくお願いいたします。 -
アヤ
今、配信されているSpotifyで、ヨガ・スートラという経典の解説。
そして、サンスクリット語のチャンティングっていったところを 教えてくださっているんですけれども、 数あるヨガの経験や聖典の中で、なぜヨガ・スートラを選ばれたのでしょうか。 -
伊澤加菜子
はい、ありがとうございます。
私は、2005年ぐらいから、ヨガのプロダクトを作る会社で 働いていたんですけれども、 その一番初めの課題図書が、まず、ヨガ・スートラでした。
ですので、ヨガ・スートラは、結構身近ではあったんですね、私の中で。
ですけれども、その当時はその本に書いてあることを読むっていうことで、 素晴らしい教えだな~、 分かりやすいな~っていうので終わっていたんですけれども。
2019年にインドに短期でヨガ留学をした時に、 ヨガ・スートラというものが、実はインドでもそこまで詳しく 学ばれていないっていうことに気づいたんですね。
というのも、ヨガ・スートラというのは、結構ニュートラルな、 中立的なヨーガの教えを体系化したもので、 神の名前とかが出てこないですね。
ですので、宗教観が極めて薄いですね。
ですので、あまりヨガ・スートラをどこかの寺院で学ぶっていうようなことが インドでもありませんでした。
ですので、インド人の生徒さんたちにとっても、ヨガ・スートラは、 ヨガの学校で初めて学ぶもの。
ギーターの教えなどは、おじいちゃんやおばあちゃんとか、 ちっちゃい頃からマントラなど、 馴染みがある子達はいても、ヨガ・スートラをちっちゃい頃から学んでいたって いう子はいなかったんですね。
それがなぜなのかな?っていう風に疑問に思っ時に、 ヨガ・スートラは宗教的ではないので、 受け入れられてこなかったけれども、 近代になって、西洋の人がヨガを学ぶ上で、 指針になる哲学っていうものが必要だ。
その時に、ヨガ・スートラっていうのが用いられるようになって、 その西洋の人たちなりに、私たち日本人も、ヨガ・スートラを勉強し 始めたことで、インドでも、ヨガ・スートラをもっと学ばなければいけないんじゃ ないかっていうような風潮ができたんじゃないかなぁっていうふうに思ったんですね。
そういったいろんなきっかけはあったんですけれども。
ヨガの哲学的な要素を学ぶ上で、 とてもわかりやすく体系化された経典ではあるので、 もちろん解説は必要かもしれないですけれども、 私たち日本人にとっては結構なじみやすい文献なんじゃないかなぁと いうふうに思ってヨガ・スートラを選びました。 -
アヤ
なるほどですね~
2005年に初めて手に取ったヨガ・スートラの印象と、 今改めて学び直しているというか、 音と合わせて学び深めている今の状況では、 何か受け止め方って変わりましたか? -
伊澤加菜子
そうですね~
2005年のことはさておき、 2019年に、短期でインドに来た時に、ヨガ・スートラが 中心的な学びになっているっていう事を知って、 5年前と今でも、もう全く…、
チャンティングを通して言葉に触れたことで、 全然理解が違うというか、全く違ってますね。
2019年の時に、私はヨガを知ってると思ってたんですね、自分の中では。
なんですけれども、知らなかったっていうことに気づかされたことがあって。
それは、サンスクリットのその言語としてではなく、 その後ろにある思想的なものだったり文化だったり含めて、 知らないんだなっていうことに気がついて、 そこから少しずつ自分で勉強し始めたんですけれども。
例えば、何かサンスクリット語の言葉があって、 それを英語で試験とかがあって、英語で答えなきゃいけない時に、 日本人だと日本語訳をして、それをまた英語訳にしなきゃいけなかったり、 いろいろぐるぐるしたら、スペルもそうですけど、みんなぐちゃぐちゃなスペリングでつづられていて、 言葉も、仏教的な言葉と、そうじゃない言葉と、 いろんな人がいろんなことを書いていて、 もう収拾がつかなくて。
これは、漢字を学ぶ前に、日本語を学ぶ前に、 サンスクリット語っていうものを覚えないと無理なんだなって…、 気がつかされたんですね(笑)
そこから、少しずつ少しずつ単語を増やしていって、 今でも、精妙な文法のこの変化とかっていうことはよくわからなかったりもするんですけれども、 でも、確実に単語力があるので、5年前と比べて。
なので、全くその受け取り方が違いますし、 ヨガ・スートラ自体が、誰かに向けて書かれたっていうことよりも、 誰がよんでも何か学べるようになっているので、 私たちのような普通の生活を送ってるビギナーにも、 アシュタンガヨガですよね、八支則を通して、日々実践できることもあるし、 もっと熟練した、瞑想の修行を積んできた人にとっても、アヴィヤーサとヴァイラーギヤっていう、 ヨガの左右の翼っていう風に言われますけれども。
修練と識別をすること、執着をしないことっていうのは、 もっと熟練した人たち向けっていう風に言われますので、 いろんなステージの人が、どこからでも始めていけるっていうのが、 ヨガ・スートラの魅力ではありますね。 -
アヤ
そうですね。
Spotifyの方では、ヨガ・スートラを1節1節、 すごく丁寧に紐解いていってくださっていて、 なおかつ、サンスクリット語の発音に至るまで、 結構短く区切って、その文体の雰囲気と、その意味っていたところが、 音声だけなんですけれども、 映像として受け止めやすいなっていうのが、 すごく印象的だったんですよね。
なので、加奈子さん自体が、サンスクリット語、ヨガ・スートラという… すごく凝縮された意味合いの一つ一つの言葉っていったところを、 その時の自分の受け止め方で、言葉に紡いでいるっていうのが 伝わってくるので、まだお聞きじゃない方にも本当に聞いていただきたい コンテンツだなっていう風に思ってます。
だから今のお話を聞いて、やはりヨガ・スートラっていったところの、 なんか奥深い教えっていうのが、 そこに隠されているのかもっていうふうに思えば、 神秘体験まではいかないんですけれども、 今まで気づけなかった教えっていったところに、 気づかされる瞬間っていうのがたくさんあるんじゃないかなっていうふうに、 探究心が湧き上がるようなお話をお伺いできました。
まだこれからもヨガ・スートラ続いておりますね^^
すごく長編で、丁寧にまとめてくださっています。
Spotifyで、タイトルが『ヨガを伝える言葉』ですね。
こちらの方、検索してお聴きいただければいいかなと思っております。
貴重なお話をありがとうございました。 -
伊澤加菜子
ありがとうございました。 -
アヤ
ありがとうございました!
今回のお話はいかがでしたでしょうか。
音声コンテンツで、ヨガ・スートラを選んだ理由についてお話をお伺いしました。
皆さんの中にも、ヨガ・スートラを実際に手に取り学んだ方もいらっしゃると思います。
そしてサンスクリット語の音に関しても、耳に触れた方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。 その音の印象から受け取る、学びといったところを、 継続的に私たちが認識しやすい形で、学び深められるように、 かなこさんは日々、お忙しい合間に、音声で語り継いでくれています。
ですので、もしお時間があれば、Spotifyの方でも耳にしていただけると 嬉しく思います。
私も毎回聞いております。
日常に生きるちょっと役立つ知恵、次回お楽しみに♪