私がピラティスの先生になった理由
今回は私がインストラクターになった理由をお話ししたいと思います。
もともとはフィットネスインストラクターとしてエアロビクスやヒップ・ホップ、子供を対象にしたキッズ・ダンスなどをメインに指導をしていました。小さい頃からいつも外を飛び回っているようなオテンバ娘で、高校生の時にスポーツクラブに入会したのをきっかけにエアロビクスに出合い、それからずいぶん長い間フィットネスに携わってきました。
体を酷使していたころ
今でもエアロビクスは大好きですが、当時大好きな趣味が職業となり、レッスンをすることが楽しくて多い日で1日7本ものレッスンを担当していた事もありました。
その疲労が重なり、膝が痛い!足が重い!などの症状を常に感じていましたが「頑張ってレッスンした結果だわ!」と、ある意味、勲章のように思っていました。
インストラクターになってから数年後、私は大怪我をしました。股関節を痛めてしまい医者に「エアロビクスはもうできませんよ」と言われてしまったのです。
もちろん納得がいきませんでしたよ(笑)
まじめにリハビリに通いましたが一向に良くならず、でも諦めきれない・・・そんな時、友人から「理学療法士さんがやっているスタジオがあって、足の悪い方も通ってるみたいだよ」と聞いて、ピラティスの存在を知りました。とにかく良いとされる事は試してみたい!と思って通いはじめました。
最初の数回ではさすがに効果の実感はできません。症状が改善しているという感覚もありませんでした。ところが3ヵ月位たったある日、レッスン受講後に何とも言えない爽快感があることに気づき、そして「そう言えば最近股関節が痛くない!」という事に気づいたのです。
これを教えたい、と言うより、自分の為に毎日ピラティスがしたい!!と思ったのがきっかけで、ピラティスの資格を取得することにしました。
ピラティスを始めてから半年後には資格を取得していましたが、その頃から私の股関節の痛みはほとんど感じなくなりました。とは言え、一生付き合っていかなくてはいけない症状だったので、その為に体の構造や効果的な使い方などの解剖学を学びました。
ピラティスの資格を取得してから16年が経過しました。やはり今もピラティスや解剖学の勉強を続けています。これまでの間に妊娠・出産も経験しましたが、現在私は子どもたちと元気に飛び回ることもエアロビクスもガンガンできていますよ!
私はヨギーでピラティス・ベーシック・トレーニング・コース(PBTC)の担当講師をしています。このコースを受講するきっかけは様々ですが、その後インストラクター資格を取得し、先生として活躍している方はとても多くいます。
人に伝えるという事を目標にするのも継続する理由になるのかもしれませんね。
by ピラティスインストラクター カオリン