ビューティ・ペルヴィス インストラクターのマサコです。よく聞かれる質問ですが、体を動かしたいと思われるのであれば、生理中にクラスを受けても構わないです。

ただし、生理中は、骨盤がゆるもうとしている時ですので、力は入りづらく感じると思います。
生理時は女性ホルモンの影響で、骨盤の動き(反応)が起こります。生体リズムから考えると、生理4日前頃から骨盤はゆるみ始めるため、ゆるみを促す動きが適しており、生理4日後頃から閉まっていく時期には、運動に適していると考えます。

その動きはわずかなのですが、心身ともに影響を及ぼします。骨盤がゆるむ時期は、眠かったり、だるさを感じたり、お腹の張りを感じたりします。このゆるむ時期にゆるめられない方は、生理痛や生理不順等の不調が起こりやすくなります。その時期は、できるだけリラックスできる環境づくりに心がけ、ふだんから骨盤の弾力を高めておきましょう。

弾力のある骨盤は、女性ホルモンなどの影響に反応し、「ゆるむ・しまる」本来の骨盤の動きが起こります。

骨盤の弾力を高めるビューティ・.ペルヴィスのおすすめの動きを2つ紹介します。

1つは、呼吸法の腹式呼吸です。骨盤をサポートするインナーマッスル(深層筋)で締めたり、ゆるめたりを繰り返し、骨盤の弾力を取り戻します。

仰向けになり、ひざを立てて、吸ってお腹(骨盤全体)を膨らませ、吐いてお腹(骨盤全体)を引き締める腹式呼吸をゆったりと繰り返します。

もう1つは、骨盤の後ろ側をゆらゆら動かしてほぐす動きです。

仰向けになり、両手でひざを抱え、横にゆらゆら揺らしたり、膝で円を描いたりし、前後に転がったりとして、骨盤の後ろ側をほぐします。

どちらも骨盤の動きを引き出す動きとして、簡単にできますのでおすすめです。

生理痛がある方が、ビューティ・ペルヴィスのクラスを生理前に受講して、痛みがおさまったと報告してくださった方もおります。骨盤に弾力が戻り、骨盤の位置が正されていくことで、生理時の不調(生理痛、生理不順等)も解消されていくと思われます。

文 ビューティ・ペルヴィス インストラクター マサコ/編集 七戸 綾子