読者の方々から届いたインストラクターへの質問のなかから、特に多かったものをご紹介。あなたの「?」を「!」に変えます。

Question
現在57歳です。54歳からホットヨガをはじめ、数多くのヨガレッスンを受けました。そうしていくうちに、インストラクターになりたいという気持ちが出てきました。ヨギーさんで50代からヨガ講師になられた方がいると知りました。今からでも講師になり、実際活躍の場はあるものでしょうか?

50代でインストラクターになったチエ先生にうかがいました

スタジオ・ヨギーでは、様々な年齢層、バックグラウンドを持った方々がインストラクターとして活躍しています。そのなかに、58歳でインストラクターを目指して、レッスンデビューしたチエ先生がいます。そのチエ先生に、インストラクターになるまでのこと、インストラクターになってからのことを伺いました。

──チエ先生、まずは50代からインストラクターを目指すことは可能でしょうか?

「ええ、もちろんです。やりたいことをする、勉強する、ということに年齢は関係ないですよね。『教えたい!』と思ったらやるべきです。それはヨガインストラクターに限ったことではないと思います」

──ヨガインストラクターになるために勉強を始める際に、予算や時間の問題もあると思いますが、こういった年齢ならではで感じたことはありますか?

「やはり家族の理解が必要でしょうか。外にトレーニングを受けにいくわけですから、留守にすることが多くなりますよね。昼だけでなく、夜の時間帯の場合もあるし、連日続くこともあります。家でも課題をする時間が必要になります。それによって、それまで私がやっていた家のことをおろそかにするわけにはいかないので、とても忙しくなりました」

──インストラクターになるためのトレーニングコースを修了した後、実際どのようにヨガを教える場を得たのでしょう?

「私は、スタジオ・ヨギーでyoga50という企画プログラム(現在は終了しています)でアシスタントをさせていただきました。その後、ヨギーのオーディションに合格し、レギュラークラスを担当することになりました。あとは、地元の行政で生涯学習サポーターというのがあって、そこにヨガインストラクターとして登録しています。そこから、ヨガクラスの依頼があります。これをきっかけに、高齢者を対象に、介護予防ヨガをやるようになりました」

『どうして自分がヨガを教えたいのか』

──いろいろチャンスを作っていらっしゃいますね。

「これは聞いた話ですが、職業安定所にヨガインストラクターとして登録している方もいるそうです。そこから病院やクリニックでヨガレッスンの依頼を受けるようです。ただ、スポーツジムで教えたいと思っても、年齢制限がある場合が多いですね。でも、そういう場は若いインストラクターさんにお任せすればいいですし、ヨガはポーズの習得だけではない部分も大きいので、年齢を重ね、多くの経験をしてきたことが役に立つことも多くあります。特に、シニアの方達にヨガをやっていただくには、説得力があると思います」

──年齢も個性のひとつで、それを活かすことができますね。

「年齢よりも『どうして自分がヨガを教えたいのか』という軸や、私の場合は、家族をはじめみんながハッピーになるように、という想いでやっています。そういう想いが、インストラクターとして一番大事なんだと思います。あとは、インストラクターになっても勉強し続けないといけませんね!」

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取材&編集:竹内まり子