現代人は、忙しいライフスタイルで自分にひそむ不調に気づきにくくなっていたり、自分の体と向き合う時間が減少しているため、内面的な健康状態や長期的なウェルビーイングが見逃されがちと話すアーユルヴェーダビューティーカレッジ学長の新倉亜希先生。

かねてより本来の自分に目覚める場所としてのリトリート施設をつくりたいと構想してきましたが、2024年4月に待望のリトリート施設「アーユルウェルネスリゾート沖縄」をオープンしました。新倉先生に施設の特徴についてお話しいただきました。


現代社会では、頭と心が切り離され、不調(未病)に気づかず、積極的な休養の概念が薄れている気がします。情報過多の中でやみくもに健康法を試みることは、コストパフォーマンスもタイムパフォーマンスも悪くなりがちです。こうした現代人にこそ、プロのアーユルヴェーダ診断による体質改善がきっと役立つのではないかと考えています。


アーユルウェルネスリゾート 沖縄は、15年の構想を経て、2024年4月にグランドオープンしました。このリゾートは、オーナー自身が仕事の燃え尽き症候群に陥った経験から、自分を見つめ直し、土台から自身を立て直す必要性を感じたことがきっかけで設立されました。


現代人は情報や食べ物を過剰に取り入れがちですが、過剰摂取はすべて毒になります。まずは排出を促すことが重要です。そのため、このリゾートは沖縄のエネルギーの高い場所を選び、併設ハーブガーデンの土壌にも配慮した土地に設立されました。


当施設は完全プライベートのアーユルヴェーダヴィラで、貸し切り施設として一度に1組限定の体質改善のプログラムを行います。併設されたハーブガーデンに、ゲストは自由に散策することも可能です。ガーデンで採れた新鮮なハーブを基にした食事やトリートメントを受けていただくことができます。ヴィラの建物は、古代遺跡と同じデザインをモチーフにしており、居るだけで健康になれる配置や空間デザインが施されています。




館内はアーユルヴェーダで重要視される五感に配慮した、音、香り、色、食、触り心地となっています。鳥の声で目覚め、虫の声で眠る自然の摂理を取り入れ、自然のサーガディアンリズムによる乱れた体内時計を丁寧に調整していきます。部屋の色は、アーユルヴェーダのドーシャ理論に基づき、どの色の部屋に居るだけでも乱れた不調を整え、健康に繋がるようにデザインされています。館内の香りは特別なブレンドを施しており、客室には鎮静を促すアロマや自生するホーリーバジル、夜にはナイトジャスミンの香りが漂うよう設計され、自然な入眠を誘います。



食事はゲストの体調に合わせてカスタマイズされたアーユルヴェーダファスティング膳を提供し、トリートメントもチェックイン時の診断に基づいて提供されます。トリートメントは「farm to spa」という新しいスタイルで、ゲストと一緒にガーデンからハーブを採取し、それをトリートメントに生かします。



アーユルウェルネスリゾート 沖縄は、現代人に必要な「休養と再生」を提供する場所です。プロによる診断のもと、自身の本来の遺伝的気質を知り、最適化された健康プログラムを実施することで、本来の健康とバランスを取り戻すお手伝いをいたします。2泊3日からできる週末アーユルヴェーダをぜひお試しください。


現代人にとって、リトリートの旅は心と体のリセットのために必要不可欠です。忙しい日常から離れ、自然の中で自分自身と向き合うことで、ストレスを解消し、創造力を高め、新たなエネルギーをチャージすることができます。リトリートの旅で、真のリラクゼーションと内なる平和を手に入れませんか?

お話し・アーユルヴェーダビューティーカレッジ学長 新倉亜希