前回の記事はこちら

|ヨガとピラティスの違い

ピラティスは、ヨガのストレッチ要素に、コアの筋肉のトレーニングを加えたエクササイズ。ヨガと同様、呼吸をとてもたいせつにしています。ピラティス氏自身もヨガをしていたので、共通する部分があるというのも納得ですよね。

ピラティスは元々、「コントロロジー(体と心をコントロールする学問)」と呼ばれていました。心身の健康という大きな目標を共有しながら、ヨガが心身の「心」の部分に重きを置き、精神的なリラックスを目的としているのに対し、ピラティスは「身」の部分にフォーカスし、機能的で効率的なカラダづくりを目指しています。

|動く瞑想?

瞑想や座禅、アーサナ(ポーズ)を深めるなど「静」の時間を持つヨガに比べ、カラダを動かすことで精神の解放を目指すピラティスは、流れるように動き続ける「動」のエクササイズ、「動く瞑想」ともいえるようです。ヨガは瞑想や座禅といった「止まること」に慣れている東洋の文化から生まれ、ピラティスは「止まること」が苦手な西洋人から生まれたという話もあります。

|姿勢をよくしたいなら、ピラティス

人間の脳は、「楽な方へ」と行きたがるそう。それが悪い姿勢を招き、だんだんとカラダに歪みが生じ、ついには脳が「これが自分のまっすぐだ」と認知してしまうのだとか。

歪んだカラダで運動をしても、動きに癖があるので効果は上がりづらく、場合によってはケガになることも。まずはピラティスで土台となる筋力を強化し、正しい姿勢とカラダの使い方を学んでみませんか? 繰り返し行うことで、“本当のまっすぐ” をカラダが覚えてくれるはずです。