地球規模で生きるためのカギをくれたのが、ヨガでした
春からヨガをはじめよう! Yoga Basic Training Course
BTCに行くまでは、先生のまねをしながら流れについていくという感じでした。一応同じような姿勢にはなっているものの、一体どこに注意を向けてこのポーズをとっていればよいのかわからず……。それが、毎日10分タダーサナ(山のポーズ)を練習するという宿題が出て、意識がガラッと変わりました。なーんと大変なアーサナなんだろう!って。それまでの私のタダーサナは、「気をつけ」の姿勢と同じで本当にただ立っているだけ。でも、力の入れ方や意識の向け方、呼吸……すべてをひとつひとつ意識してみると、アーサナを練習する意味がわかり、クラスに参加しても自分の呼吸を意識できるようになりました。
最近では、お風呂の水を再利用するとか、布ナプキンを使うとか、地球規模のカルマヨガまで意識するようになりました。自分がちょっとずつやっていけば、隣の人も私のまねをするかもしれない。そういう意味では、自分のなかで「地球規模」なんです(笑)。地球規模で生きるためのカギをくれたのがヨガで、私はそのカギを使って新しいドアを開けてみた。そうしたら、こんなにいい世界が広がっていました。先生方のおかげですね。英会話とか料理とか、スキルを身につける習いごともいいけれど、ヨガはスキルではなく人生のキャパシティが広がります。私は今40歳にして、日々、自分が育っている感じがする! だから、みなさんにも「ちょっとやってみて!」とおすすめしたいですね。女って、いつだって自由に生き方を変えられると思うから。
取材・文 古金谷 あゆみ/「スタジオ・ヨギーのある生活」vol.5より