先生の勉強法を教えてください
勉強したいものは無限にありますヤスシ先生
今まで学んできたのは、たとえば治癒的な観点から体の動かし方を考えるセラピューティック、ヨガ哲学、解剖学、プラーナーヤーマ、サンスクリット語などです。トレーニングコースやワークショップだけでなく、オンラインのコースで長期的に学んだこともありますし、ティーチングに必要な分野を繰り返し勉強し直すこともよくあります。
また、自分が直接教えることはなくても、物理学、自然科学、宇宙の神秘など、ヨガ哲学のヒントになるような学問にも興味があります。知識として勉強するだけではなく体と共に学ばなければならないものは無限にある気がします。瞑想に没頭するような体験ももっと積んでみたいですね。何事も身に付けるには時間がかかりますが、消化できたものは自分の財産になります。そう思うと、日々、ヨガを教えることも勉強ですね。
同じコースでもちがう先生に教わると引き出しが増えますキミ先生
自分のなかでは勉強のジャンルを
A 哲学・瞑想・呼吸法・チャンティング
B 解剖学・アジャスト法・アライメント
というように精神的なもの、内側に向かう瞑想的なものか、身体を扱うものかに分けていて、それぞれ偏らないようにピックアップします。もともと瞑想を通してヨガに出合った経緯があるので、瞑想はどんなときでも軸にしています。瞑想を深めることは不思議と他のジャンルの理解にもつながります。もちろん教える立場としても、自分の体を守るためにも、解剖学や体の痛みに関わる学びは欠かせません。
文 山祥 ショウコ / 編集 古金谷あゆみ/「スタジオ・ヨギーのある生活」vol.23より