5/30は、何の日か知っていますか?

語呂合わせから、分かった方もいるかもですね。そうです、「ご(5)・み(3)・ゼロ(0)」で、『ごみゼロの日』です。

元々は関東地方の美化キャンペーンとしてスタートしたものが、各地に広まり、1993年に厚生省(当時)が制定した“ごみ減量化推進週間”(のちに“ごみ減量・リサイクル推進週間”と改称)の初日となりました。5/30~6/5の1週間です。

ごみゼロ=ごみをまったく出さない。これは1日だけとしても、非常に難しい……、というか現代人には、無理なことだと思います。食事となれば、自炊して野菜の皮や芯まで食べたとしても、完璧ではないでしょう。お手洗いに行けば、汚水というゴミの一種を出すことになります。身支度をして、髪を整えたら、抜け毛……これも、ゴミですよね。こういった、一般廃棄物として、1人1日あたり958グラム、1kg弱だすそうです。(環境省HPより。平成25年度)

この約1kgのゴミを“ゼロ”にするのは難しいとしても、“減量”はできるはず!

スタジオ・ヨギーのまわりでは、どんな“ごみ減量・リサイクル”をしているのでしょう。調べてみました。

あるヨガインストラクターの話。
「私がヨガのトレーニングで終日外出するときは、夫の食事はお弁当屋さんで買って食べてもらっていました。でも、お弁当ってゴミが多くなるんですよね! それが嫌で、結局はご飯を作ってから出かけるようにしました」
これはゴミ対策に加えて、旦那さんへの愛情が深いからできるワザですね。

30代の女性スタッフは、
「娘が折り紙が大好きで、一度に紙飛行機を何枚も折るんです。でも、20分後にはもう興味がなくなって、ゴミですね(苦笑)。でも今度はその紙飛行機で、ちぎり絵を作るようにしたんです。新しい折り紙を切るより、罪悪感がなくて、紙飛行機をストックしてます」
と言っています。

別のスタッフは、こんなことを実施しているとか。
「基本、モノは、1つ捨てたら、1つ買う、にしてます。そうすると選んだものしか買わないし、おのずと捨てなくなって物持ちもよくなるんです。」

いろんな方に話を聞いてみると、ゴミ減量も、やっぱりコツコツと続けることが必要なんだなと感じます。

話を聞いているなかで、私がこれはいいなと思ったのは、デポジット制度。飲み物の商品に、ビン代(たとえば10~30円)を上乗せして販売、その空き瓶をお店に持っていくとビン代が返金されるシステムで、リサイクルが回るというものです。ヨーロッパなどでは広まりつつあるそうです。これなら節約も兼ねられますよね。

飲み物といえば、ヨギーのデザイナースタッフはカフェイン大好きなこともあって、マイボトルに緑茶やコーヒーを入れて飲んでいますよ。すごく保冷性が高くて気に入っているそうです。

日本のゴミ捨てに関しては、まだまだ個人個人のマナーにゆだねられているところが大きいところ。キレイにすることは意識的にやっても、ゴミを出すことに無意識になりがち。ゴミを捨てる先になにが起こるか、想像し、行動したいですね。

文:竹内まり子