自分のカラダを「外から」「細かく」見てみましょう。


どちらかの肩が上がっている。
いつも同じほうの腕で、バッグを持っていませんか? または、いつも同じほうを向いて、テレビを見たり電話をしたり。最初は違和感がありますが、反対側も積極的に使いましょう。

【やってみよう!】
・いつもと違うほうの腕でバッグを持つ
・左右のバランスを考えて、よく使う物の配置を変える

背骨
猫背になっている。
いちばん丸くなっているカーブの頂点はどのあたりですか? 肩・背中のまんなか・腰……人によってクセがあります。日常では前かがみの作業が多く、忙しいと意識も前へ前へ向かいます。時々カラダの後ろに意識を向けて、気持ちにも余裕を。

【やってみよう!】
・家事や仕事がひと段落したら必ず伸びをする
・座るときは背骨を長く伸ばして深呼吸をひとつ
・疲れきっているときは背もたれに深く腰かける


どちらかの腰が上がっている。
片脚に重心をかけて立つ、座る、いつもどこかにもたれている。同じほうの脚を組むなどのクセはありますか? 電車に乗っているときだけ、食事をするときだけなど、まずは場面を限定して「いい姿勢」になってみましょう。

【やってみよう!】
・○○するときだけでも「いい姿勢」になる
・○○するときだけでも左右均等に体重をかける


どちらかの脚の筋肉が発達している。
じっくり観察してみると、ふくらはぎの筋肉の大きさや膝のしわの位置が左右でちがうかもしれません。発達しているほうの脚は、より体重がかかり、がんばっている脚です。バランスよく使うのはもちろんですが、お手入れの時間もとりましょう。

【やってみよう!】
・電車のドアや壁にもたれず、両脚で立つ
・お風呂あがりや週末は脚のマッサージ

足の裏
靴底の減りは、左右でちがいますか?
かかと・つま先・内側・外側をまんべんなくチェックして、体重のかけ方のクセを調べてみましょう。

【やってみよう!】
・かかとから着地して、つま先に重心が抜けるように歩く

取材・文 古金谷 あゆみ/「スタジオ・ヨギーのある生活」vol.8より