季節と骨盤は、どんなふうに影響しているのでしょうか?
私たちの骨盤は自然のリズムに合わせ毎日動いています。
1日のリズム、生理周期によるリズム、そして季節に応じたリズムによっても骨盤は動きます。これは自律神経(神経系)や内分泌系(ホルモン)の影響により反応しています。
同じように季節に応じても骨盤は変化をしています。肌が一番最初に季節の変化をキャッチして反応が始まるのです。日本には四季がありますが、ビューティ・ペルヴィスでは(整体学より)五季と考えます。その季節に応じて骨盤が動くことで、その季節を快適に過ごし、次の季節へ対応できる体の準備をしているのです。
初夏は、夏に向け汗を出せる体に変えていく時期です。骨盤の左右差が出るので、脇腹に弾力をつけ、汗をかける体をつくります。
夏は、体内の熱をうまく発散させることが重要になります。暑くて呼吸が浅くなり胸が硬くなりやすく、呼吸器にも負担がかかります。上手に暑い夏を乗り切るためには胸の弾力をつけることが大切です。胸を開く体操で熱の発散を促します。胸と骨盤まわりをゆるめ弾力を高めましょう。みぞおちが硬くなるので、熱いものを食べ発汗を促すことでも胸がゆるみやすくなります。
冬は、骨盤が一番締まり、寒さを乗り切るため、体内の熱の放出を防ぎます。骨盤の動きが鈍くなり、気忙しさから頭疲れが起こりやすい時期でもあるので、頭を緩める事が大切です。頭は腕や首と関連しているので、腕や手首を振るなどして緩めたり、目を温める事でも頭疲れの解消に繋がります。
このように、季節の変化に応じて常に骨盤は動いているのです。体が季節を感じ、骨盤が反応良く動くことで、一年を快適にすごせるようになるからです。
文 ビューティ・ペルヴィス インストラクター アヤコ/編集 七戸 綾子