体が硬いのですが、ピラティスはできますか? 柔らかくなりますか?
スタジオで…「私は身体がとてもかたいのですが、ピラティスはできますか?」と話しかけてきて下さる方がよくいらっしゃいます。
「はい!! もちろん!! そういう方にこそ受けていただきたいのがピラティスです」とお答えしています。
まず…ニュートラルポジション。骨盤を安定させて、背骨を自然なS字カーブに保つこと。これをしっかり“意識”して正しいポジションを確認します。ここからスタートです。
そして…“意識”して呼吸をする。たっぷり呼吸をすることで、深層部にある筋肉の活動を高めると共に緊張した筋肉をリラックスさせる効果があります。
スパインツイスト
息を吸って、座骨とつむじを離すようにして背骨を伸ばし、吐きながら、左右にツイストします。
骨盤を安定させて、真ん中に串が1本通っているように、そこに刺してある骨と骨の間にスペースをつくるイメージで行います。
ソウ
息を吸って、座骨とつむじを離すようにして背骨を伸ばし、吐きながら、左手を右のつま先に近づけるようにして背骨を前方に曲げていきます。
視線は後ろの手の先、左右の手の先が引っ張り合うイメージで、スパインツイストの時以上に骨盤の安定とおなかの引き上げを意識して行います。
座る姿勢が難しい方は、ブロックの上に座り、足幅は少し広めで、膝を曲げていただいても大丈夫です。
左も同様に行いましょう。
その呼吸と一緒に、筋肉の一つ一つを“意識”しながら動かしていくことで、かたくなった筋肉がほぐれて、さらに伸ばす“意識”をもつことで骨と骨の間に適度なスペースができて、柔軟性のある身体になっていくのです。
大切なことは“意識”することですが、もっと大切なこと、それは“続けること”です。
どんなエクササイズでも、目的を達成した時点でやめてしまうとまた元のかたい身体に戻ってしまいます。
続けることで、どんどん身体が変わっていく。それがピラティスです。
継続は力なり!!
身体の変化を楽しみにピラティスを体験してみませんか?
文 ピラティスインストラクター ヤスヨ/編集 七戸 綾子