日々プラナヤーマを実践してニューヨークに暮らすことは、私の最も好きなプラクティス 2/2
ジェニファー・プティ インタビュー
様々なヨガのスタイル、素晴らしい講師に学んだ後に初めてジャスミンのヨガクラスを体験しました。はっきり何が起こったのかよくわかりませんでしたが、クラスを終えた時にはこの人が知っていること全てを学びたいと思いました。床に寝て、ただ呼吸しながら、とても深いところまで到達したオープンクラスをそれまで受けたことがありませんでした。
ジャスミンは謙虚で、本物で、誠実な人です。30年の経験を持つ講師で、インドラ・デヴィの生徒であり、リチャード・ミラーとともにヨガセラピーを行い、アイヤンガーやデシカチャー一派の教えをもとにジャスミンは自分のスタイル、リビングヨガ(Liv-INg yoga)を作りました。
ジャスミンはマットの上でも、マットから離れている時でもヨガを活気付けています。彼女の明確な指導は、細部に渡り、クリエイティブな正確さを持ち、鋭い正確さを持って生徒を活気付けます。そして動いている時でも、静止している時であっても生徒たちを強くし、身体、感情、精神を癒すようにヨガを実践するよう指導します。
彼女はクラスが始まる時に、「何か体に問題があって、体がどんな状態かクラスに話してくれる人はいますか?」とクラスに聞き、それからクラスの中で怪我をしている人、修正が必要な人たちに合わせたクラスをその場でデザインしていく才能があります。
私は50歳から93歳の50人のシニアが参加するクラスで彼女がこれを実践したのを見たことがあります。 彼女の教え方は芸術的才能の域に達していて、どんな動きであろうと全てのレベルの生徒たちができるようにすることができます。
毎回クラスの始まりは呼吸についての指導から始まり、多くはウジャイについてでした。これにより生徒たちの意識が動き始め、日常生活からの緊張や圧力を持たずに帰れるように、マットの上で緊張を取り去ることができるように指導しました。
また彼女は常に、人生に通じて健康を維持するために体にスペースを作る方法を生徒たちに指導しています。
9.ジェニファーさんの好きなヨガポーズは何ですか?
ヨガのプラクティスとは、むしろ呼吸に注意を向けること、動きを起こすこと、ポーズの最中やポーズから出るときに呼吸を伴うことが目的です。
好きなポーズを選ばないといけないなら、どの日であれ私の体の必要性を満たすためのポーズが私の体にとってのセラピーとなります。日々プラナヤーマを実践してニューヨークに暮らすことは、私の最も好きなプラクティスです。
ポーズのカテゴリーで言えば、逆転のポーズです。なぜなら、自分の知覚を身体的に、精神的にシフトさせる助けとなり、世の中を逆転させるからです。
ヨガのインストラクターになる前は、たくさんのことをしてきました。ニューヨーク大学の美術史専攻卒業後、日本のレナウンで1年間働きました。
アメリカでJクルーのスタイリストとして働いたこともあります。ちょうど日本にいた時にレナウンがJクルーとライセンス契約をしました。フリーランスのスタイリストとして、また英語講師として働きました。
その後香港に1年住み、コンテポラリーアートギャラリーで働きました。アジアのアートに刺激を受け、ロンドンにあるSOASロンドン大学の大学院で学びました。それからサザビーズのオークションハウスのアジアアート部門で働き、日本の刀やその付属品、さらに根付のコレクションを扱いました。アートコンサルティングのビジネスを始め、息子を妊娠する頃まで続けていました。
11.日本のどんなところが好きですか?
日本の繊細な美学、自然や季節を尊重すること、食べ物、とりわけ人々が大好きです。菊やアヤメが咲いていた明治神宮の庭のことを常に思い出します。伝統的な温泉や梅干し!
12.ジェニファーさんがルーティンにしていることはありますか?
私のルーティンは、日の出とともに起き、少しプラクティスして、ココナッツオイルで口をゆすぎ, 感謝すること、プラナヤーマ、アーサナまたは瞑想をします。それから10代の息子を起こして学校に行く支度をさせるようにします。
たいていの朝はプライベートかセミプライベートのクラスを教えるため7時半ごろに出かけます。日中は私の父の介護し、遅めの午後か夕方には自宅のロフトで教えています。
毎週水曜日の夜は、ロフトで無料の瞑想の会を催し、ほとんどの夜は家族と食事をします。毎晩ラベンダーオイルとエプソムソルトを入れたお風呂に浸かります。
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取材協力 モレトン久美/編集 七戸 綾子