ここちよさだけじゃない?スタジオヨガ、10の魅力
スタジオでヨガをする魅力について、インストラクターのみなさんや実際に通っている方に聞いてみました。
ここちよさだけじゃない、まだまだあるかも?スタジオヨガの10の魅力をご紹介します。
オンラインでヨガをしていると、辛いポーズは手を抜いてしまったり、キープ時間より早くポーズから出てしまうこともしばしば。苦手なポーズのときはしらーっとやらなかったりします。スタジオでヨガをしているときは、サボることができない。先生に、「きれいですよ」「いいですね」と言われると嬉しくなってしっかりキープ。
周りの方の動きをみて刺激されたり、素敵だな、と思ったり、直接お話ししなくても一緒にクラスを受けただけで一体感を感じられて、あたたかい気持ちになります。
ヨガをしていると自分の中から熱が生まれてくる感覚が大好きで、「生きているなぁ!」と実感させてもらえます。
適度な室温の中では、体に過度な負担がかからず自分のペースで動くことができます。また、頭の位置を下げたり上げたりするダウンドッグやショルダースタンドなどの逆転のポーズができ、体をあらゆる方向で刺激することができます。さらにはハンドスタンドやチャレンジングなアーサナも練習でき、安心安全にクラスに取り組めます。
終わったあと爽快感やスッキリ感があり、体が軽く感じられて満足感が得られます。
目的が何かをはっきりとさせておくと、自分にとって適したヨガスタジオを選べると思います。体を動かすのは苦手だけれど汗をかきたいなら、ホットヨガかもしれないですね。呼吸を深めたいなら、常温のスタジオが当然良いと思います。身体の使い方を学ぶことも、哲学や瞑想も、もちろん常温のスタジオでないと難しいですね。
常温のヨガはスピリチュアル的な要素や、人生の生き方を含んでいると思います。 ヨガの定義として、「ヨガとは心の作用を鎮めることである」と聖典にあるように、ものすごく深い意味を持っていますが、要するにコレです! ダイエット目的だけでなく、心の静けさなどをもとめて通っていらっしゃる方も多いですね。
ヨガの哲学的な部分に興味がある方にはおすすめ。
気軽にそれこそ手ぶらでもできるのが魅力。あるスタジオでは、ランニングウエアでおうちから走ってきて、ヨガをしてまた走って帰られるお客様がいらっしゃいましたので、そんなふらっときてもらえるのはいいなと思っていました。
常温のスタジオの場合、着替えがらくちん!シャワーを浴びなくてよいので気軽です。シャワールームの順番待ちなどもありません。滞在時間も短く生活に取り入れやすく、自宅でも同じ環境(常温)で復習、練習しやすいですね。
ポーズを覚えれば、家でも、海辺や公園など屋外でもヨガマットさえあればどこでもできるのが魅力。旅行先でも朝から太陽礼拝をしてその土地の空気を胸いっぱい吸い込んじゃいます。
可愛いウェアを選べるのが楽しい。フィットするタイトなものを着てがんがん動こう!というモードのときもあれば、今日はリラックスしたいな、というときは、柔らかい素材のゆったりしたウェアを選んだり、スタジオで着ることができるウェアのバリエーションが豊富です。また、レッスンだけでなく普段着としても使えるサルエルパンツや、リラックスしたトップスなど、重宝しています。
清潔で室温が最適化されるようコントロールされているスタジオで、肺の奥まで呼吸を深めることができます。息苦しさがないので、リラックスできます。呼吸のしやすさがあるため、自分本来の身体の様子を観察することができます。冷えていたからだが温まっていく様を体感できたり、ねじったときに血流が流れるのを感じることができます。
また、チャレンジをしたり無理をしないようにするなどの調整がしやすいです。
私たちは自然の一部です。 季節や時間帯によって、私たちの体も調和し変化しています。外気との差が少ない常温のヨガでは、自律神経が乱れにくく、身体の負担が少ないです。自分の体としっかり向き合うヨガは、今必要なこと、これからの自分に必要な気づきを与えてくれます。 ヨガは、場所を選ばずどこでも出来て、自分自身の心と体を調わせてくれる、動くマインドフルネスだと感じます。
ヨガの醍醐味はアーサナ(ポーズ)だけではなく、先生の声掛けに耳を傾けながら、集中し、内観していくところだと思います。アーサナをしながらそのときの自分の状態に気づいたり、変化に気づいたり、これまで気づかなかったことにも繊細に感じていくようになったり、楽しい発見が次々起こることですね。ヨガを十二分に楽しむには、日常生活と同じ環境下で行う方が、気づきが多いのは確かですね。自分の身体に100%意識を向け集中するのには常温のスタジオが適していると思います。
シャバアーサナの時に落ち着いて内観できる心地良さはなにより代え難い時間です。クラスを終えたあとは、心の安定感や落ち着き感というようなメンタル的な要素もプラスされているように感じます。
マットの上でヨガをすることの意味として、 ただ単に体を動かして筋肉を収縮させたり伸ばしたりして運動しているだけではなく、自分の一つひとつの動作に意識を集中させます。 マットの上でのその一挙手一投足、 足裏のどこでマットを踏みしめているのか、つま先の向き尾骨の向きは、見えない後脚に見えない背中、伸びていく方向性、感覚でしかとらえられない身体の中の背骨や筋肉の様子までもキリがないほど事細かく身体を観察していきます。
身体の感覚を研ぎ澄まして感じていくことは、目に見えない自分の心の動きを感じていくことの前段階の練習になります。 一番わかりやすい身体を通して観察し理解したことは、自分の心を理解することに繋がってくるということです。 自分の心の動きが理解できれば、心をコントロールしやすくなります。 その結果、自分の人生を生きやすくすることになります。 それが マットの上でヨガをする意味だと思っています。
外的ではなく自分の内側からエネルギー(熱)が湧いてくる感覚が、自分をコントロールしている感覚や自己肯定感につながります。自分の内なる声に耳を傾け、体という制限のなかで色々チャレンジして、ただただ楽しく、自分の存在、自分の価値、自分の尊さを再認識するような、そんなプラクティスができます。
わたしは今レッスン経験を積むため、ホットヨガインストラクターもしています。 生徒さんをみて感じることとして、 ホットは、レッスン時はスイッチオン、レッスン後はスイッチオフにされてる方が多い気がします。
切り替えも大切なことですが、 常温は、整ったあたたかいエネルギーの流れを、スタジオを一歩出た後も継続しているような印象を受けます。 レッスン後の後ろ姿をみて感じています。
ヨギー・マガジン編集部