豆乳、もしくは牛乳プリン
vol.19
今回は手軽に作れるミルクプリンを。ミルクは豆でも牛でもどちらでも。ゼラチンは粉でも板でも、、、いいのだけれど、ここはあまり馴染みの薄い板ゼラチンを是非使ってみて欲しい。簡単にふやけるし、溶けやすい。透明度を求めるゼリーにも最適だ(ミルクプリンは不透明だが)。
板ゼラチン4枚は水適量でふやかしておく。板ゼラチンは溶けやすいので、気温が高い日には冷蔵庫で、もしくは氷を入れた水でふやかす。小鍋に豆乳(牛乳)350cc、きび砂糖35gを入れ、弱火にかける(沸騰させない)。そこへゼラチンを加え、煮溶かす。茶こしでこしながら、プリン型やバット等に流し入れる。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める。
このまま食べるのもいいが、せっかくだからフルーツのソース(ジャムを薄めても)や黒蜜を添えるとなお良い。冷やしたゆであずきもおすすめ。また、生地にしょうがの絞り汁小さじ1を加えても、ぐっと大人っぽい風味になる。
プリンを型から抜くには、型を一瞬だけ湯につけてから抜く方法もあるのだが、このやり方だと中身が多少溶けてしまう難点もある。もう一つ良い方法がある。水に濡らした人差し指でプリンの境目を押して外れやすくしておく。型ごと皿に伏せ、型と皿を持って、型のプリンが皿に移動するよう上下に振る。バットの場合はさいの目に切ったりスプーンですくったりしてもいい。
写真&文 中村 宏子