やっと産地が南半球の外国産から国産になったものの、やはりまだ熟成していない感があって、水っぽかったり甘味が乗っていなかったりして何度かハズレたのち、やっとおいしいかぼちゃに当たるようになってきた。さつまいも、豆、かぼちゃは男性にはあまり人気がないようだが、それはあの、甘辛い煮物のイメージがあるから?

かぼちゃもサラダならみんな大好きなはず、と若干強引だが、わたしの狭い範囲の少ない統計では嫌いな人はいない。かぼちゃは5mm以下の薄切りにしてからサッと茹でるか、ゴロゴロと切ってから蒸す。紫玉ねぎは薄切りにし水にさらす。塩、こしょう、オリーブ油、ワインビネガー、粒マスタード、少量のきびはちみつ、マヨネーズかヨーグルト(両方でも)で和える。イタリアンパセリか青じそ等を加えてもいいし、更に気を引こう(?)とするならばカリカリベーコンもいい。

簡単に作れるデザート、白玉かぼちゃココナツぜんざいの作り方。蒸したかぼちゃは皮を取り除き、出来る事なら裏ごしを。かぼちゃの裏ごし200gの場合、きび砂糖30g、塩少々、豆乳か牛乳50cc、ココナツミルク50ccを加え泡立器で混ぜる。ミルクの割合と量はお好みで調節を。器によそい、白玉だんご(白玉粉50g+水50ccをこね、10gに丸めて茹でる)をのせて練乳を好きなだけかける。

これから冬まで楽しめるかぼちゃ。丸ごとなら1ヶ月はそのまま保存出来るので、ほくほくとおいしいかぼちゃであるのを願いつつ、しばらく眺めているのもまた良し。

写真&文 中村 宏子