ニューヨークらしい多様性を教えてくれるスタジオ : yoggy magazine

ニューヨークらしい多様性を教えてくれるスタジオ

vol.4

ニューヨーク19丁目、チェルシー地区にあって、ユニオンスクエアと、マジソンスクエアパークの間に位置するスタジオです。

2013年、DVD出演のための撮影でニューヨークを訪れていたとき、このスタジオを数年ぶりに訪れました。受付にいた彼は私を、「Hi,Keiko！久しぶり覚えてるよ！！」と笑顔で迎えてくれました。もちろん履歴を見ていただけのジョークですが、訪問者を明るく迎え入れてくれるのはいつもと変わらず、苦手な英語でガチガチの私をほっとさせてくれます。

リニューアルしたスタジオは、壁に大きなガネーシャ！しかもラジカセ持っている！
クラスはいつものように刺激的です。ビンヤサ系の、明るい曲をかけながら、まるで踊ってるみたいなクラス。JasmineとDanaがオーナーで、ニューヨークにいながら西海岸の開放的な雰囲気を感じるスタジオです。

はじめてこのスタジオを訪れたのは、2007年。当時ヨガを伝える立場になり数年たっていましたが、思うようにできない自分にモヤモヤしていた時期でもありました。そんな時に出会った衝撃的なスタジオ。ピンクの壁、オレンジの天井。音楽はノリノリのフロークラス。タダアーサナでは隣の人はすでにノリノリです。私の中の「こうあるべき」が音をたてて壊れていくのを感じました。

以前に私の先生でもあるヤスシ先生が、ヨガ哲学のトレーニングで、「道の幅を知って真ん中を歩く」とおっしゃっていました。ヨガでも、日常でも自分の好きなこと、信念はあるものの道幅を知らないと窮屈だし、バランスをとるのが難しい。このスタジオは、ニューヨークらしい多様性を教えてくれて、同時に「あなたは何が好きなの？」って問いかけてくれるように思います。

ニューヨークを訪れる際には一度は訪れていただきたいおすすめのスタジオです。18stの駅が近いですが、23stか、ユニオンスクエア駅(14st)から歩けます。ユニオンスクエアから行く途中で、最近日本にも上陸したシティベーカリーがあります。ニューヨークではグラム売りなので、ついつい買いすぎてしまうので注意！スムージーもおいしかったです。