お悩み:
誰かに寄り添うとはどういうことだと考えますか?

答えのヒント:
寄り添う・・・


どの様な状況で? 

誰に?

相手と自分の関係は?


などの情報は頂いていませんが


どんな状況でも

誰にでも

どの様な間柄でも


という観点でお話ししたいと思います。

「寄り添う」とは能動的であり受動的であることのように感じます。


put yourself in one’s shoes(その人の靴を自分が履く)


と相手の置かれている状況に自分を置いてみることを英語で例えますが、上手く表現されていると思いませんか?



寄り添うとは、このように相手の主観的観点に立つことではないでしょうか。ピュアな意味での「寄り添う」には、物事の解決や正誤・善悪などの判断や評価は必要ありません。



寄り添うとはそれら全てを飛び越え、相手の置かれている状況を十分理解し、その人はどのようにその状況を見、感じているのだろうと共感することに全神経を注ぐことです。



ここにこちら側のチャレンジがあります。自分の価値観とは異なる相手の行動や感情に寄り添うのは、少々難しいかもしれないからです。



励ましの言葉や、アドヴァイスが必ずしも求められているとは限りません。もし何らかの意見や解決策を求められているなら、相手の主観的位置を意識しながら客観的観点にアドヴァイスすることもあるでしょう。



相手の話を聴き、同じ立場に立つ。そこから同じ景色を見るのです。そして相手の心の経験をそのまま肯定し、共有しましょう。



寄り添うとは、積極的(能動的)に相手の気持ちを鑑み、同時に大きな受け皿となる(受動的)と言えます。何か行動を起こすとすれば、相手が求めているであろうことを考えましょう。



寄り添う・・・



相手の話を充分に聴く


自分の意見や社会的な価値観は横へ置く


同意できない場合も、相手の心の経験を鑑みる


相手にスペースを与える


解決策の提示は相手の意思を待ってから



皆さんもご自身の考えを深め、実践してみてください。



※今回は、2020年6月21日国際ヨガの日にyoggy air livestremクラスで開催されたオンライントーク<僕が考える『変わったこと、変わらないこと』>で寄せられた質問にお答えしました。






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文 ヨガインストラクター ヤスシ/編集 七戸 綾子