言葉によらないコミュニケーションについて、全国スタジオ・ヨギーのみなさんに聞きました。

ペアワークは、クラスの参加者同士で2~3人組になって練習すること。みなさんはペアワークをどう思っているのでしょう?

Question
ペアワークは好きですか?

|好き

「ヨガを始めたばかりの頃は、ペアで行うときに気を使うのが苦手でとても嫌でした。でもアヌサラヨガを学ぶうちに、人と力を合わせること、見知らぬ人と触れ合うことが好きになりました。今でも気分によっては、気を使いたくないと思うこともありますが、やってみればペアワークは楽しいなあと思います。 」

「相手にやさしくなれるから。」

「知らない人と仲良くなれるから。」

「みなさんいろいろな日常があると思いますが、ヨガの空気だけは僕にとってすごくきれいな空気なので、できるだけみなさんと分かち合いたいです。」

|苦手

「実際にやってみると苦手意識は薄らぎますが、やっぱり一人で集中し続けている方が好きです。 」

「いつも一人で参加するので、初めての人とコミュニケーションをとるのは緊張します。」

「ペアになるためにマットを移動させたり相手を探したりの準備をする時間が入ることで、集中が途切れてしまうのが苦手です。これだけ多くの人と関わって生きていかなければならないなか、せめてヨガの間はひとりで自分を見つめたい、と感じてしまうこともあります。」

「家ヨガでは味わえないような強烈に楽しい体験ができることもよくあります。反面、自分よりエゴの強い相手と組むとがっかりすることも。要は、私自身のエゴを試されているわけですね。」

「自分のアジャスト、補佐がうまくできているかわからないから。」

「自分が男性なので男性と組むことになる。嫌じゃないけど、性別で区別することに違和感がある。女性の立場から考えると男性と組むのに抵抗があると思うので、現状を否定するわけでもないですが。」

「時間のかかるペアワークをやるほどの効果があると思ったペアワークに出合ったことがない。通常のクラスでは必要だと思わない。ワークショップやコースでは必要だし、効果もあると思いますが。」

|どちらともいえない

「その日の気分によりますね。自分の内側に集中したいときはひとりで完結したいし、そうでないときはできるだけオープンでいようと心がけています。 実は苦手なのかも……克服を課題にレッスンに参加します。」

「組む相手にもよる。解剖学的に体について無知な相手だと、ペアを組むことでかえって体を壊す可能性もあるが、ペアを組むことで習得できることも多々ある。」

「クラスの雰囲気による。」

取材・文 古金谷 あゆみ/「スタジオ・ヨギーのある生活」vol.14より