ヨガを始めるのに、知っておくといい5つのワード
先生、質問です! Vol.78
Question
ヨガをはじめたく、スタジオに通おうと思っているのですが、クラスを受ける前に知っておいたほうがいいことありますか?
Answer
難しいことは考えず、初心者クラスから始めれば、きっと誰でも楽しめるはず。体調に合わせて自分のできる範囲で行うのが一番効果的でしょう。
とはいえ、これだけ事前に知っておくと、クラスでの理解が早いし、教えてもらったときにも焦らずに安心できるかも。厳選した5つのワードを、名古屋を中心に活躍するヨガインストラクター、マレ先生に教えていただきました。
① アーサナ
アーサナとはサンスクリット語で、ポーズの意味です。サンスクリット語の「座る」を意味する“アース”という言葉が変化したもので、瞑想をするための姿勢「座法」を維持できるような体づくりとして、ヨガのポーズが発展してきているのが由来です。多くのヨガのポーズ名にはサンスクリット語で表現されています。それら数あるポーズを組み合わせ、効果的に体を動かせるように、ヨガのクラスはインストラクターによって組み立てられています。
アーサナのひとつ。日本語では「下向きの犬のポーズ」、サンスクリット語では「アドー・ムカ・シュヴァーナ・アーサナ」、英語では「ダウンドッグ」「ダウンワード・フェイシング・ドッグ」と言います。
え?英語のポーズ名も出てくるの!?と思いますよね。そうなんです…! 英語で表現するほうが簡潔なものは、英語でもよく使われます。
このポーズは、クラス中、頻繁に出てくるポーズなので、覚えておくとすぐ反応できそうです。
こちらもアーサナのひとつ。日本語では「板のポーズ」、サンスクリット語では「ファラカ・アーサナ」、英語では「プランクポーズ」です。はい、英語での表現が多いポーズ名です。同じく、このポーズもクラス中、頻繁に出てきます。腕、体幹の筋肉を使うポーズで、腕立て伏せをする状態に似ています。
脚を伸ばして座っているときに、つま先を上に立てた状態(足の甲と脚の角度が90度)をフレックスと言い、つま先を前に伸ばした状態(足の甲と脚が一直線)をポイント、と言います。この足の位置によって、力の入り具合やストレッチの効く箇所が変わってきます。
ヨガのクラスの最後には、必ず行うポーズがあります。それがシャヴァ・アーサナです。仰向けになって寝るポーズです。それまで行ってきた他のアーサナ(ポーズ)によって生じた疲れを取り除き、心を平安へと導くために行うポーズです。
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編集 竹内まり子