ビューティ・ペルヴィス インストラクターのエツコです。
骨盤底筋を意識するのは本当に難しいですね。「本当にこれでいいの?」「上手く使えているかわからない」など、よく聞かれる質問です。

骨盤底筋は、骨盤の底にあって内臓を支えていたり、排泄にも関わる大切な筋肉です。さらに女性は骨盤の中に生殖器があることで男性よりも重たいものを支えています。出産の際は筋肉の弾力が大切になり、その後も影響します。みなさんの快適な生活を続けるためにも、上手くコントロールをして、骨盤底筋の弾力を身につけたいですね。

コントロールが難しい事の1つには、視覚で捉えられないことがあります。ビューティ・ペルヴィスのクラスでは私たちインストラクターが動きの見本を見せることはほとんどありません。うまくできているかなと不安になる方もいますが、それはみなさん自身の感覚を高めるため、それぞれの身体の個性を尊重するためなのです。骨盤底筋をコントロールすることもこれに似ています。目で見ることがない分、意識することが難しいのです。

うまくコントロールをするためのコツ 1 ~イメージをする~

クラスの中では、座位で骨盤底筋を緩めます。弾力を保ちコントロールをするためにもまず緩めることが大切。坐骨、恥骨、尾てい骨をつなぐように円を描くようにしながら、このあたりについているんだな~と骨盤底筋をイメージしてみましょう。

うまくコントロールをするためのコツ 2 ~知識を深める~

解剖学の本やインターネットなどで骨盤底筋への理解を深める事もおすすめです。どこにどうある筋肉なのかを図や絵を見たり、役割やどんな風に動くのか、頭で理解することも感覚を高めることにもつながります。

イメージや知識を深めたら骨盤底筋を体の中心に引き上げるように動かしてみましょう。女性は恥骨側から尾てい骨までを、男性は肛門のあたりを、殿部の筋肉や腹部をあまり動かさず動かせるといいですね。意識を高めながら、動かす事を続けましょう。必ず上手くコントロールできるようになるはずですよ。

文 ビューティ・ペルヴィス インストラクター エツコ/編集 七戸 綾子