ビューティ・ペルヴィス インストラクターのユウです。

「痛みがある時でも受けて大丈夫ですか?」との質問ですが、「痛み」には複数の可能性が想定されます。怪我なのか、疾患なのか、一時的なのか、慢性的なのか……。その痛みの原因が明らかにあるかどうか、それにもよります。

例えば生徒さんの中には、「捻挫がだいぶよくなりましたので来ました」「手首の腫れがひいてきたので参加します」など、湿布を貼ったまま受講される方もいらっしゃいます。そんなときは、怪我の程度によっては、「医師からどのような指示がありましたか?」とお声かけをし、クラスでは痛みがないようご自身で加減をしながら動いていただきます。

ここに、医師とボディーワーカーの役割の違いが明確にあります。私たちボディワーカーは、健康的な身体作りのサポートを目的とし、早い回復となるようアドバイスをすることはありますが、その痛みはこのワークにより治ります、とはお伝えいたしません。

怪我など一時的な痛み以外にも、慢性的な肩凝りや腰痛などには、その方の姿勢を見直して、筋膜(体の組織を覆う膜の一種)のケアを提案します。筋膜のケアには、筋膜ストレッチが簡単でいて即効性があります。

例えば、肩凝りは、痛みのある部分を叩いたりほぐすことで一時的にすっきりしますが、痛みを繰り返すことが少なくありません。

根本解決のひとつに、腋の下に指を差し込み、腋の手前側、後ろ側を引き下げるようにしながら脇周辺の筋膜をもみほぐす方法があります。

まず、指4本を脇の下の中央に当て親指ではさんで腕から脇、胸まで筋膜をもみほぐします。次に脇の下のくぼみに親指を差し込み、背中側の筋膜を4本の指ではさみます。肩甲骨の筋膜をはがすつもりで、つかんでほぐします。

顎、首、肩、胸、背中は繋がっています。腋をほぐすことで肩甲骨周りの緊張をとりリンパの流れや血行が良くなり痛みが解消されます。

体は全て”膜”に覆われていますから、全身に筋膜ストレッチが可能であり、クラスではご自宅でもできるようわかりやすく紹介しています。

そして、痛みがある時の過ごし方は人それぞれです。動いた方が早く痛みが通過する方もあれば、たっぷりと休息を取った方が早期回復に向かう方もいらっしゃいます。ご自身の心に素直に選択してみてください。時には全てのスイッチを切り、心を休ませることが痛みの解決となることもあるでしょう。

クラスを受講される際に不具合がある場合は、クラス前にひとことインストラクターとコミュニケーションをとることをお勧めします。インストラクターは安全に配慮してクラスを進行することができます。

常にご自身の体に対して繊細な感覚を持ち、ちょっとした体調の変化に気付き、ベストな状態に導くことが、快適なライフスタイル作りの基盤となるのです。ビューティ・ペルヴィスでは、そのように、ご自身の身体の状態がどんな状態にあるか、変化に気づく感覚を養っていくことができます。

文 ビューティ・ペルヴィス インストラクター ユウ/編集 七戸 綾子