病は気からというものの、「自分で治す!」と気合いを入れるだけでよくなるものでしょうか?
実際には、具体的に、何をしているの?

ふだんから「自分で治す!」を実践している人たちに万病の元といわれる冷え対策の養生法を聞いてみました。

呼吸すること。守ることより鍛えること

関東ヨガインストラクター ヒロ

真夏のある日、取材に現れたヒロ先生は素足にサンダル&ノースリーブ。そして、氷入りのアイスティをごくごく……。いわゆる冷え対策としてはご法度なことばかり?!

 「自分にとってストレスになることはしないですね。好きな服を着たいし、好きなものを食べたい」というヒロ先生ですが、平熱はなんと37℃以上。

その秘密は? 「衣食住やヨガなどすべてが総合的に効いているのだと思いますが、あえて言うなら呼吸をすごく大事にしています。呼吸のおかげで血がめぐり、体を温めてくれているのかも」。

他にはどんなことを? 「自分の体は自分で守りたいので、薬やサプリメントはとらず病院にも滅多に行きません。インドでコレラにかかったときも、ネットカフェで必死に原因と対策を調べて自分でなんとかしました」。

さらっと語ってくれましたが、すごいチャレンジ精神! 何かにつけて守る方法より鍛える方法を選ぶヒロ先生は、ただいま自然育児に夢中。たくましく育ちそうですね!

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文 古金谷 あゆみ/「スタジオ・ヨギーのある生活」vol.23より