こんにちは。ピラティスインストラクターのカオリンです。今回のテーマは「ピラティスで美しい姿勢を手に入れよう!」です。

私たちは日々の生活の中で、体を左右対称に使うことはほぼできません。歯を磨く時も、箸を持って食事をする時も、字を書く時も、左右対称には行いませんよね。そんな毎日の積み重ねが、体のゆがみの原因となり、体の不調の原因ともなります。

「姿勢を正したい。体の不調を改善したい。」と思い、ピラティスをはじめる方は多くいます。
同時に、ピラティスで体の調子が良くなった!と言う声もよく聞きます。

今回は、美しい姿勢に注目して、いつもの動きを見直してみましょう。

すべての動きは中心から!

ピラティスエクササイズは、骨盤や背骨を中心(土台)とし、すべての動きはその中心から始まり、左右対称に動きます。

自身の姿勢がどちらかに傾いていても、まず、スタートするときは背骨ラインを中心に・・・と言うことを意識します。

そして、右に傾いているから右を重点的にエクササイズする!ではなく、どちらに傾いていようが、右に5回やったなら左も5回。とにかく左右対称に動くイメージを持ちましょう!

「動く」が重要ではない!

エクササイズを行うことは、もちろん大切です。
ですが、今回の目的は「美しい姿勢」なので、目線を少し変えてみます。

例えば、両手を前ならえのように伸ばしたとします。手のひらが下を向くのか、内側を向くのか?も大切かもしれませんが、この、伸ばした手の指先が左右同じ高さにあるか、に注目してみましょう。

両脚を腰幅(骨盤幅)にしたとき、両膝の幅に注目しがちですが、その膝の高さが左右同じなのか、に注目してみてください。

ヘッドアップしたときに、毎回同じ場所に目線を送ることも大切。

伸ばした足の先が、毎回同じポイントを指すことも、とても重要なのです。

難しいことではありませんよね。とてもシンプルな、ほんの少しの意識が、大きな効果に繋がります。

ピラティス氏の言葉に「曲芸のようなアクロバティックな動きをする必要はない。普通の行動がよくある不調を治すのです」とあります。

まっすぐ前を見て歩くこと、両脚をそろえて座ること、など、普通の行動の中に、ほんの少しの意識を取り入れることで、美しい姿勢へ近づく大きな一歩に繋がります。

日常の生活を大きく変えることはできませんが、その一部に少しの変化を取り入れてみてくださいね。

by ピラティスインストラクター カオリン